本と映画と政治の批評
by thessalonike4
カテゴリ
チベット暴動と北京五輪
ガソリン国会と後期高齢者医療
新自由主義と福祉国家
ワーキングプアと社会保障
山口県光市母子殺害事件
福田政権・2008年総選挙
米国大統領選挙
田中宇と世界金融経済
イージス艦衝突事故
イスラエルのガザ侵攻
岩国市長選挙
防衛省疑獄事件
大連立協議と小沢辞任
民主党 ・ 2007年参院選
安倍政権
憲法 ・ 皇室
戦争 ・ 昭和天皇 ・ 靖国問題
韓国 ・ 北朝鮮 ・ 拉致
共謀罪 ・ 教育基本法改正
村上世彰インサイダー事件
オー・マイ・カッシーニ
ネット市民社会
丸山真男
辺見庸
奈良紀行
その他

access countベキコ
since 2004.9.1


















高知新聞は社説を - 県民集会、県議会決議、国会法務委質問
b0087409_13201877.jpg高知県の白バイ事故の冤罪事件について、高裁判決翌日の10/30にテレビ朝日が『スーパーモーニング』で大々的に報道し、また夕方の『Jチャンネル』でもフォローがあり、このニュースは全国津々浦々の人々に周知されるところとなった。テレビ朝日の報道は、瀬戸内海放送の検証報道の材料をパーツに使い、メッセージも瀬戸内海放送の冤罪告発のジャーナリズムをそのまま引き継いだものである。瀬戸内海放送のキー局がテレビ朝日で、大昔の話になるが、私はこの瀬戸内海放送のチャンネルで、キャンディーズがコケティッシュにレギュラー出演するバラエティ番組を下宿仲間と毎週楽しく見ていた。テレビ朝日などというキー局が東京にあるのをそのとき初めて知った。瀬戸内海放送はテレビ朝日のキー系列局の中では古株に属しているはずだ。『スーパーモーニング』には鳥越俊太郎が鎮座し、落合恵子まで出演していて、すなわち発せられたコメントに過不足なく、事件を紹介し解説するテレビ報道として「これで決まり」の感がある。



b0087409_1381418.jpg鳥越俊太郎がコメンテータになったことは大きい。桶川事件を知る者はそう思う。このことと関連してあらためて思うのは、あの一年半前の野口英昭怪死事件のことである。事件はライブドア事件に関連する「沖縄カプセルホテル事件」としてテレビのワイドショーに毎日取り上げられたが、今回と報道の構図が全く逆であり、テレビは自殺事件として最初から報道し、沖縄県警が裏からテレビ局に提供する捏造証拠や歪曲証言を「新しい情報」として流して行った。奇妙なことに、スパモニでは鳥越俊太郎がコメントする日にはこの事件の放送はやらなかった。そして、テレビ報道の虚偽と欺瞞を弾劾するブログに読者が殺到し、ブログは1日のビジター数1万を超えた。ブログには読者が三層いる。最初からの読者、郵政選挙とSTKからの読者、野口英昭怪死事件と偽メール事件からの読者。今回は構図が逆で、テレビのワイドショーが県警と裁判所を批判する側に立っている。私は奮戦したけれど、野口英昭の「自殺」の既成事実を覆すところまでは行けなかった。

b0087409_1382861.jpg今回のきっこの動き方は非常にいいけれど、あのときの動き方には問題があった。が、それ以上に悔しく思うのは、あのときYOUTUBEが一般的なものであったならということである。本当に、YOUTUBEさえあれば、ブログは間違いなく勝てていたと思う。テレビでこのように嘘の報道がされましたと、どれほど詳細に克明に文章で訴えても、矛盾を論理的に暴いても、実際に映像を見た者でなければ、人は実感として確信を持つことができない。テキスト情報の説得力には限界がある。そして新しい映像情報は、大金を握って沖縄取材に行くテレビクルーから次々と繰り出され、包丁がどうだの、Tシャツがどうだのと、視聴者を「自殺」の心証へ誘導する手品がこれでもかと出され続けた。沖縄県警は一度もカメラの前には現れず、マスコミの前で一切説明はしなかった。空港で撮影したカメラ映像も情報操作のために沖縄県警がテレビ朝日にリークしただけで、現物を出そうとはしなかった。テレビ朝日も検証報道しなかった。野口英昭の腹部の傷を検視した琉球大の医師は最後までテレビには出なかった。

b0087409_1383841.jpg万策尽き果てて、私はすがるように「沖縄タイムスに訴う」を書いたが、沖縄タイムスは協力してくれなかった。この構図だけは今回と同じである。つまり、地元県警と地元新聞の癒着という点だけは同じだ。日本で信頼できる新聞と言えば、北海道新聞と高知新聞と沖縄タイムスの3紙ではないのか。沖縄タイムスは、昨年、「戦後六十年キャンペーン報道」で新聞労連のジャーナリスト大賞を受賞している。北海道新聞と高知新聞は、どちらも地元警察の裏金疑惑を追及した功績で三年前に同じジャーナリスト大賞を受賞している。沖縄戦を再検証して歴史の真実を明らかにすることも大事だが、県警の捏造や不正を見逃さず事件の真実を追求することも大事なのではないのか。せっかく県警の不正にメスを入れた高知新聞が、なぜこの重大な冤罪事件に目を瞑るのか。確かに地元警察と関係をよくしておかないとネタの仕入れに困るという商売の事情はあるだろうが、新聞の使命は何なのかを二社には考え直してもらいたい。

b0087409_13305395.jpgこの権力犯罪にこれからどう対抗して行けばいいか。最高裁での差し戻し判決に導くためにはどうすればいいか。最高裁を動かすことはできる。本村洋は動かした。まず、大きな世論を作ることだ。高知県の世論が一つになることが必要だ。この冤罪事件は重大な権力犯罪であり、被害を受けているのは高知県に暮らす市民なのである。県共同体が一つになって市民の人権を守るのは当然ではないか。高知県議会はこの問題を集中審議し、何が真実かを見極め、全会一致で対応を決議すべきである。県警本部長と公安委員を県議会に召還し、同時に今回の裁判で弁護側に立った交通事故鑑定人の石川和夫氏も呼び、事故と捜査の真相についてあらためて調査し検討するべきだ。その決議文を県知事と県議会議長の二人が持って上京し、あの沖縄11万人集会に後押しされて沖縄県知事と沖縄県会議長が文科大臣に面会したように、国家公安委員長に事故時の県交通警察の捜査の妥当性について再検証を要請し、同じく法務大臣に起訴立件の不当性を訴えるのだ。

b0087409_14184058.jpgもう一つは、国会の法務委員会である。野党が多数を握っている参議院の法務委員会で冤罪問題を議題提起する。梶原守光弁護士と石川和夫鑑定人に国会の委員会の場で証言をしてもらう。警察の捏造による冤罪事件は各地で頻発しており、国民の生活と権利にとって見過ごすことのできない重大な局面を迎えている。取調室での不当な尋問だけでなく、警察による証拠の捏造という問題に対してどうするかを国会の法務委員会は正面から考えなくてはいけない。県議会決議、国会委員会質問。この二つは課題設定してよい目標であるだろう。世論の力をバックにして、ここまではできる。そこへ行く前に、県議会が取り上げてくれるように、県内の世論を盛り上げなくてはいけない。そのカギは高知新聞が握っている。高知県の世論は高知新聞が作る。高知新聞社の中で、本当は切歯扼腕している良心的な記者がいるはずだ。あの新聞社の人間が全員官僚記者だということは考えられない。心ある記者が壁を突破して欲しい。新聞記者であるということは、勇気を出してその壁を乗り越えることだ。

高知新聞は、この白バイとスクールバスの事故の問題について、社説を出すべきである。

b0087409_13131562.jpg

【おまけ】
こんなのもあった。77年6月6日の夜ヒット。PLもいいね。 It's very nice.
ゴールデン70sの永久ブックマーク版。
もうすぐ年末、もうすぐ紅白
もうすぐ消費税解散総選挙。

【ところで】
芳村真理、どうしてるのかな。現在72歳。元気ならそろそろ出てきて欲しいところ。
アンチエイジングの巨匠。
夜ヒットはいい番組だった。センスがよかった。
芳村真理は歌手にコンセプトを求めていた。完成度を求めて引き出していた。
芳村真理が消えて和田アキ子が牛耳る芸能界。これぞ日本の退廃と没落を象徴する図。

【ペッパー警部の】
バックで踊っているCandiesのステップがかわいいね。神様、仏様、YOUUTUBE様。

[PR]
by thessalonike4 | 2007-11-02 23:30 | その他
<< 小沢一郎の欺瞞と裏切り - オ... 昔のIndexに戻る 党首会談の解読 - 消費税増税... >>


世に倦む日日
Google検索ランキング


下記のキーワード検索で
ブログの記事が上位に 出ます

衛藤征士郎
八重洲書房
加藤智大
八王子通り魔事件
吉川洋
神野直彦
サーカシビリ
敗北を抱きしめて
苅田港毒ガス弾
道義的責任
可能性の芸術
青山繁晴
張景子
朱建栄
田中優子
小泉崇
アテネ民主政治
二段階革命論
影の銀行システム
特別な一日
ボナパルティズム
鎮護国家
三田村雅子
小熊英二
小尻記者
古館伊知郎
本村洋
安田好弘
足立修一
人権派弁護士
反貧困フェスタ2008
舩渡健
エバンジェリズム
ワーキングプアⅢ
新自由主義
国谷裕子
大田弘子
カーボンチャンス
秋山直紀
宮崎元伸
守屋武昌
浜四津代表代行
江田五月
馬渕澄夫
末松義規
平沢勝栄
宮内義彦
田勢康弘
佐古忠彦
田岡俊次
末延吉正
横田滋
横田早紀江
蓮池薫
金子勝
関岡英之
山口二郎
村田昭治
梅原猛
秦郁彦
水野祐
渓内譲
ジョン・ダワー
ハーバート・ノーマン
B層
安晋会
護憲派
創共協定
全野党共闘
二大政党制
大連立協議
民主党の憲法提言
小泉靖国参拝
敵基地攻撃論
六カ国協議
日米構造協議
国際司法裁判所
ユネスコ憲章
平和に対する罪
昭和天皇の戦争責任
広田弘毅
日中共同声明
中曽根書簡
国民の歴史
網野史学
女系天皇
呪術の園
執拗低音
政事の構造
政治思想史
日本政治思想史研究
ダニエル・デフォー
ケネー経済表
マルクス再生産表式
価値形態
ヴェラ・ザスーリッチ
故宮
李朝文化
阿修羅像
松林図屏風
菜の花忌
アフターダーク
イエリネク
グッバイ、レーニン
ブラザーフッド
岡崎栄
悲しみのアンジー
トルシエ
仰木彬
滝鼻卓雄
山口母子殺害事件
偽メール事件
民主主義の永久革命
ネット市民社会