「ほっ」と。キャンペーン

本と映画と政治の批評
by thessalonike4
カテゴリ
チベット暴動と北京五輪
ガソリン国会と後期高齢者医療
新自由主義と福祉国家
ワーキングプアと社会保障
山口県光市母子殺害事件
福田政権・2008年総選挙
米国大統領選挙
田中宇と世界金融経済
イージス艦衝突事故
イスラエルのガザ侵攻
岩国市長選挙
防衛省疑獄事件
大連立協議と小沢辞任
民主党 ・ 2007年参院選
安倍政権
憲法 ・ 皇室
戦争 ・ 昭和天皇 ・ 靖国問題
韓国 ・ 北朝鮮 ・ 拉致
共謀罪 ・ 教育基本法改正
村上世彰インサイダー事件
オー・マイ・カッシーニ
ネット市民社会
丸山真男
辺見庸
奈良紀行
その他

access countベキコ
since 2004.9.1


















カテゴリ:戦争 ・ 昭和天皇 ・ 靖国問題( 8 )
靖国の日 - 「参拝は当然、もっと早く英霊に参拝すべきだった」
b0087409_10719.jpg今年の終戦の日は鉛を飲まされたように気分が重く、憂鬱に沈み込まされた一日が続いた。もし六十五年前に生きていて、その朝、真珠湾攻撃の報を聞いたなら、きっと同じような気分で一日中塞がれていたのではないかという思いに捉われる。靖国参拝は予告されていたことだが、実際に決行されると、そこから予想を超えたイベントとモメンタムが生成されて政治的環境を押し包んで行く。そのイベントとモメンタムがさらに鬱懐を深くする。新聞の事前の報道では、昭和天皇の合祀反対メモの影響が出て、小泉首相の靖国参拝に対して反対世論の方が賛成世論を上回っていた。毎日新聞では賛成36%、反対54%、朝日新聞では賛成29%、反対57%。合祀反対メモ露見後の報道と世論の趨勢は一時の精神安定剤の如きだった。ところが参拝直後の15日夜にNHKの終戦特集の討論番組の生放送で報じられたアンケート調査では、この数字が完全に逆転する結果となっていた。

More
[PR]
by thessalonike4 | 2006-08-15 23:30 | 戦争 ・ 昭和天皇 ・ 靖国問題
広島平和記念式典の悪夢 - 核武装論者が政府代表で挨拶する
b0087409_122011.jpg今年の平和記念式典での小泉首相の挨拶も、昨年と同様、中身がなく、文面を読み上げる態度が不真面目そのもので、中継を見守る者を苛立たせる不誠実なものだった。あの態度は意図的なもので、慰霊の日を貶める卑劣な挑発であり、平和を祈念する国民の真摯な感情を逆撫でする悪意の揶揄である。原爆で命を落とした犠牲者を冒涜し、生きながら後遺症に苦しむ被爆者を侮辱し、そして唯一の被爆国である日本国と日本国民の立場を傷つける許すべからざる行為である。私は昨年の記事で小泉首相の原稿棒読みの態度を厳しく批判したが、同じ事を昨年8月7日の中国新聞の社説が書いていた。原稿はいかにも厚生労働省の役人がルーティンワークで書きましたという素っ気ない内容になっている。態度で表出している小泉首相のメッセージは、自分は被爆者の苦痛にも原爆の惨禍にも特に興味関心はなく、為政者として非核三原則を厳守する意思も平和憲法を遵守する思想も持っていないということだった。

More
[PR]
by thessalonike4 | 2006-08-06 23:30 | 戦争 ・ 昭和天皇 ・ 靖国問題
E・H・ノーマンを想う - 近衛文麿を告発したのはノーマンだった
b0087409_11382760.jpg「8月15日と南原繁を語る会」への当日の参加はしないが、この講演会は本になって出る。東大出版が本にしてすぐにセールスするだろう。この企画は、当日予想される小泉首相の靖国神社参拝に対するカウンターイベントの政治的意味もあるが、それ以上に、東大出版のビジネスのためのプロモーションイベントの性格が強い。プログラムの冒頭の立花隆の演目は、「NHKに作ってもらったビデオクリップを利用して総論を語」る内容だと本人が予告を語っている。すなわち、このイベントにはNHKも一枚噛んでいて、であれば、立花隆の講演はETVで放送されるだろう。録画の用意をして待機しよう。並んだ演題の中で最も興味を惹くのは、立花隆も言っているとおり高橋哲哉の「南原繁と靖国問題」で、今回のイベント中のハイライトであり、活字になった暁にはぜひ読んでみたい。南原繁は靖国神社に対して何を発言しているのだろう。と、そう考えたとき、ふと一人の重要な人物の名前が思い浮かんだ。

More
[PR]
by thessalonike4 | 2006-07-31 23:30 | 戦争 ・ 昭和天皇 ・ 靖国問題
8月15日と南原繁を語る会 - ウォルフレンを東大総長に招聘せよ
b0087409_14483036.jpg立花隆が「8月15日と南原繁を語る会」の宣伝をしているので、それに少し補足を加えたい。南原繁については一年前に一度だけ記事で取り上げたことがある。立花隆は南原繁を戦後日本のファウンディング・ファーザー(建国の父)として紹介しているが、基本的にその捉え方で間違いないだろう。南原繁が戦後日本(私たちの祖国である)を創建したと言っても決して言い過ぎではない。が、立花隆が触れてないところで、南原繁の業績についてどうしても言わなければならないことがある。南原繁の生涯最大の功績は、何と言っても丸山真男を世に送り出したことである。このことは何度でも繰り返し言い続けなければならないし、知らない人間には教えなければならないし、南原繁を語るときに絶対に落としてはならないことである。南原繁がいなければ、丸山真男は世に出ることはなかった。南原繁がいなければ、我々は丸山真男を得ることはできなかった。南原繁がいなければ、戦後日本は丸山真男抜きの戦後日本になっていた(そんなものがあっただろうか!)。

More
[PR]
by thessalonike4 | 2006-07-28 23:30 | 戦争 ・ 昭和天皇 ・ 靖国問題
朝日新聞の謁見録報道 - 昭和天皇の平和主義演出とその欺瞞
b0087409_16385371.jpg終戦から約一ヵ月後の9/25に昭和天皇が米紙記者と行った謁見録(回答文写し)が発見され、昨夜の報道ステーションの番組の中で詳しく紹介された。先週の富田メモに続いて昭和天皇に関する新史料報道の第二弾となる。朝日新聞によると、謁見録は番組制作者による情報公開請求に宮内庁が答えた結果明らかになったものだが、この請求と公開がどの時点でなされたものかはよく分からない。今回は朝日新聞だけの報道で、各紙が一斉に続いた富田メモとは状況が異なる。推測としては朝日新聞が7/19の富田メモ開示を受けて、そこから今回の謁見録報道の企画をスタートさせ、放送用コンテンツの編集を始めた事情が考えられる。コメントも含めて時間は10分間ほどだったが、モノクロフィルムが不足なく挿入され、最近の粗悪なテレビ朝日の報道品質からすればレベルの高い歴史ドキュメントに仕上がっていた。富田メモほどの衝撃度はないが、歴史史料としては十分に価値があり、特にこの時期には政治的に関心を惹く。

More
[PR]
by thessalonike4 | 2006-07-27 23:30 | 戦争 ・ 昭和天皇 ・ 靖国問題
昭和天皇の合祀反対メモ - ダワーの「敗北を抱きしめて」から
b0087409_16491163.jpg昭和天皇がA級戦犯の合祀に対して不満であり、その意を側近に漏らしていたという情報は、小熊英二の「民主と愛国」の「結語」の中に少しだけ出てくる(新曜社 P.821)。補注で典拠として赤澤史朗の02年発表の論文が示されているだけで、それ以上の詳しい説明はないが、この「結語」で件の情報に接していた読者は少なくなかったのではないかと思われる。私自身はそれほど注意を惹かなかった。ありそうな話だとは思いながら、今回のようにそれを証明する具体的な史料が提出されて論じられたものではなかったからである。産経新聞や右翼の側の失意と狼狽は大きいだろう。早速、政治が動き出して、次期首相就任が確実視されている安倍晋三が8月15日の靖国神社参拝を取りやめる意向を伝える報道がされた。ポスト小泉の一人である谷垣禎一は、NHKの番組でA級戦犯分祀を支持、靖国神社への参拝を当面控える旨の発言をした。7/19に衝撃のスクープを抜いたのは日経新聞だが、裏で動いていたのはやはり渡辺恒雄だったのだろうか。

More
[PR]
by thessalonike4 | 2006-07-24 23:30 | 戦争 ・ 昭和天皇 ・ 靖国問題
8・15小泉靖国参拝と総裁選の政治 - 緊張の夏、裏切りの夏
b0087409_14372764.jpg小泉首相が8月15日に靖国神社に参拝するのは確実な情勢にある。今年の夏は本格的な靖国政局になるだろう。そして靖国政局の前と後で靖国をめぐる世論は大きく転換するに違いない。自民党の中には片山虎之助のように靖国参拝を総裁選の争点にするべきでないと主張する者もいて、また安倍晋三自身も靖国は争点にしないと回避の姿勢を見せているが、私の予想ではそうはならず、靖国問題が中心的な争点になり、そして参拝賛成派の候補者が反対派の候補者を圧倒する形で決着がつくのではないか。終戦記念日に総理大臣が靖国神社に参拝することが総裁選を通じてオーソライズされる事態になる予感がする。7月から8月にかけて喧喧諤諤の議論がマスコミでなされ、そして小泉首相がファナティックな反中反韓プロパガンダを叫び、靖国参拝を公認化する候補を次期総裁に推すよう世論誘導するだろう。昨年の郵政民営化と衆院選と同じ図式で靖国参拝と総裁選の政治構図が出来上がる。

More
[PR]
by thessalonike4 | 2006-07-03 23:30 | 戦争 ・ 昭和天皇 ・ 靖国問題
NHK特集「米軍基地」 - 公共放送を新自由主義の手から守ろう
b0087409_1305642.jpgNHKの報道番組「日本の、これから」で米軍基地の特集がの三日間(6/8-6/10)放送された。情報は押さえなければと思いつつ、気分が憂鬱で、画面に正面から向き合えず、結局、二日目と三日目だけを覗き見るようにしただけだった。同じ番組で四月には「格差社会」が特集されていたが、こちらの方は見ていない。何か、死刑囚が死刑場面のビデオ録画を事前に予告で見せられるようで、どうにも平穏な精神状態で正視することができないのである。見たくないのだ。私の場合、特にテレビで夢のないものを見せられるのは苦手で、年金問題の政治討論などを聞いていても、外科の手術室に立ち会わされているようで不快になる。グロテスクな現実からはなるべく身を逃避させていたい。これがリアルな日本だと信じたくない。ので、6/10の土曜日も、大事な放送だったが最初から最後まで見られず、プロ野球にチャンネルを変えたり、W杯の開幕戦はまだかなとウロウロして、気を紛わしながら、恐る恐る指の間から見ていたというのが本当だった。

More
[PR]
by thessalonike4 | 2006-06-12 23:30 | 戦争 ・ 昭和天皇 ・ 靖国問題
昔のIndexに戻る


世に倦む日日
Google検索ランキング


下記のキーワード検索で
ブログの記事が上位に 出ます

衛藤征士郎
八重洲書房
加藤智大
八王子通り魔事件
吉川洋
神野直彦
サーカシビリ
敗北を抱きしめて
苅田港毒ガス弾
道義的責任
可能性の芸術
青山繁晴
張景子
朱建栄
田中優子
小泉崇
アテネ民主政治
二段階革命論
影の銀行システム
特別な一日
ボナパルティズム
鎮護国家
三田村雅子
小熊英二
小尻記者
古館伊知郎
本村洋
安田好弘
足立修一
人権派弁護士
反貧困フェスタ2008
舩渡健
エバンジェリズム
ワーキングプアⅢ
新自由主義
国谷裕子
大田弘子
カーボンチャンス
秋山直紀
宮崎元伸
守屋武昌
浜四津代表代行
江田五月
馬渕澄夫
末松義規
平沢勝栄
宮内義彦
田勢康弘
佐古忠彦
田岡俊次
末延吉正
横田滋
横田早紀江
蓮池薫
金子勝
関岡英之
山口二郎
村田昭治
梅原猛
秦郁彦
水野祐
渓内譲
ジョン・ダワー
ハーバート・ノーマン
B層
安晋会
護憲派
創共協定
全野党共闘
二大政党制
大連立協議
民主党の憲法提言
小泉靖国参拝
敵基地攻撃論
六カ国協議
日米構造協議
国際司法裁判所
ユネスコ憲章
平和に対する罪
昭和天皇の戦争責任
広田弘毅
日中共同声明
中曽根書簡
国民の歴史
網野史学
女系天皇
呪術の園
執拗低音
政事の構造
政治思想史
日本政治思想史研究
ダニエル・デフォー
ケネー経済表
マルクス再生産表式
価値形態
ヴェラ・ザスーリッチ
故宮
李朝文化
阿修羅像
松林図屏風
菜の花忌
アフターダーク
イエリネク
グッバイ、レーニン
ブラザーフッド
岡崎栄
悲しみのアンジー
トルシエ
仰木彬
滝鼻卓雄
山口母子殺害事件
偽メール事件
民主主義の永久革命
ネット市民社会