本と映画と政治の批評
by thessalonike4
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カテゴリ:ネット市民社会( 10 )
民放テレビのダウンサイジング - 民放局 5 → 3 NHK 4 → 6
b0087409_1012465.jpg街を歩くとキンモクセイの香りがする。乾いた秋の空気が柔らかく体に触れてくる。人にやさしい季節になった。広告費の媒体シフトを加速させて、情報コンテンツの新しい市場を形成する運動を呼びかけているが、残念ながら、今のところ呼応する動きがない。昨日は久しぶりに山口のとくらさんから電話があり、ブログの世界の話題やら、政治の世界の話題やらで楽しい時間を過ごした。電話の向こうの声が以前と同様に弾んでいて、7月の選挙のときの擦れ声が嘘のように元気だった。臨時国会も始まって、与野党で給油新法の是非が焦点になっているのだから、『世に倦む日日』も国会の議論に参加して、給油新法の政治の暴露に少しでも貢献しなさいというお達しだった。「暴露をするのが『世に倦む日日』でしょ」。そうだったよね。何度も言われた言葉だ。忘れているわけじゃない。

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by thessalonike4 | 2007-10-12 23:30 | ネット市民社会
情報コンテンツの価値形態と不等価交換 - 柄谷行人のNAM
b0087409_15174299.jpg資本論』の中で最も難解な議論の一つが第1巻第1章第3節の価値形態論で、学生時代に何度も読み直しながら悪戦苦闘した記憶がある。価値形態とは何か、価値形態が貨幣形態として完成されるということはどういうことか。商品に使用価値と価値の二つがあるという基本の話はよく分かるが、価値形態論で展開されている論理と意味が掴めず、結局、第3節と第4節は中途半端な理解で読み飛ばすしかなかった。今回、ブログの情報価値について考えながら、ふと、この学生時代に呻吟した価値形態というマルクス経済学の概念が思い浮かび、そこから着想が広がって行った。ブログの記事が「労働の生産物」と言えるのかどうか、現在は明確ではない。が、ブログの記事が「コンテンツ」であることは明白で、新聞記事やテレビ番組と同列の社会的存在である。「同列の社会的存在」というのは、まさしく使用価値(効用・効能)の視点において同じ存在という意味である。

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by thessalonike4 | 2007-10-10 23:30 | ネット市民社会
無料広告運動のアイディア - ブログの情報価値と価値形態
b0087409_15493779.jpgブログでの無料広告の提案を述べたい。前の記事で、民放のテレビ番組を見ていて、CMの時間になると、反射的にNHKのチャンネルに退避行動を起こすという話を紹介した。正直に告白すると、実はNHK以上にネットに逃避している場合が多い。リビングのテレビと部屋のPCの間は物理的に距離があるが、それはどうやら自分自身にとって煩わしさの範疇に入らないようで、平気で何度も往復を繰り返している。ニュースポータルを眺めたり、ブログの過去記事を校正したりしている。校正が推敲に及ぶ場合が少なくなく、そうなるとCMの時間を過ぎて番組が始まるが、それでもお構いなしにネットに張り付いている。どうせ古館伊知郎のニュース番組など見ても、ストレスが溜まるだけで、寛ぎとか癒しの効用には全くならず、経済学が言うところの「労働力の再生産」を実現する消費過程、すなわち精神と身体の再生過程にはならないのだ。

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by thessalonike4 | 2007-10-08 23:30 | ネット市民社会
クラウンのコマーシャルが素晴らしかった頃 - CMと中産階級
b0087409_18301754.jpg今年2月に電通が発表した「2006年日本の広告費」によると媒体別広告費は次のようになっている。テレビ広告費2兆161億円、新聞広告費9986億円、雑誌広告費3887億円、ネット広告費3630億円、ラジオ広告費1744億円。ネット広告費については03年が1183億円、04年が1814億円、05年が2808億円で、毎年150%程度の急激な伸び率で増えていて、伸び率の比較では他の媒体を圧倒している。広告費全体の中でのネット広告費のシェアは現在6%。だが、感覚的には、もう少しネット広告費の比重が増えてよいように思われる。まだまだ少ない。テレビと較べると確かにネットは表現力が弱く、商品の訴求力の点で効果が劣る媒体であることは事実だろう。だが、自分自身のことを考えると、最近、あまり熱心にテレビのCMを見ない。民放の番組を見ていてCMの時間になると、他のチャンネル、例えばNHKBSとか教育放送に退避して時間を潰していたりする。

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by thessalonike4 | 2007-10-06 23:30 | ネット市民社会
三社共同ポータルとMSN産経ニュース - ネットの報道機関
b0087409_1494240.jpg日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞の大手新聞3社がネット事業で提携、来年初めにも共同のニュースサイト設営する。このニュースは9/18刊の週刊ダイヤモンドで最初にリークされ、10/1の三社共同記者会見で正式にプレスリリースされた。この発表に先がけて、産経新聞がマイクロソフトと組んで10/1から「MSN産経ニュース」を共同運営する発表が9/25になされた。新聞とネットをめぐって報道産業のビジネスモデルが大きく変動しつつあり、誰もがこの動きに関心を寄せざるを得ない。三社共同のポータルサイトの設営については、いろいろな観測が示されているが、その中で動機として強く感じるのはYAHOOに対する対抗である。現在、この三社の中でYAHOOにニュースを配信しているのは読売だけで、朝日と日経は流していない。10/1の記者会見の中でも、読売新聞に対してYAHOOへの配信をやめるのかという質問が出された。

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by thessalonike4 | 2007-10-04 23:30 | ネット市民社会
ブログジャーナリズム - 三宅島ほどの広さの日本のブログ世界
b0087409_16204753.jpg今年は秋の訪れが早い。去年の今頃は総選挙一色で、9月になっても季節が変わったという感じがせず、真夏がずっと続いていた。いつから秋になったのか覚えていない。時代も煮詰まってきたけれど、ブログの世界もかなり煮詰まってきた。一昨年からブログを始めた者たちはその感を強くしているに違いない。ブログにロマンがあったのは昨年までだった。新しい文化創造の可能性を実感させ、人々の期待を集めていたのは、草創期のごくわずかな一瞬だけで、現在はすっかりその期待が萎んでしまった印象がある。後から参入するブログほどレベルが低く中身が薄い。私がブログを始めた頃は、右翼ブログの中にも見るべきものがあったが、今はそういう佳作が影を潜めてしまった。生産的なブロガーほど撤退の足を速めているように見える。簡単に言えば、早く始めた者は、得るものを得て卒業したということなのだろう。早期に始めた者と後発の者との違いは、早期の者は他人がやっているのを見て始めたのではなくて、こういう新しいシステムを待っていた人間たちなのだ。

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by thessalonike4 | 2006-09-08 23:30 | ネット市民社会
誹謗中傷の概念とバスケット - 「言論による卑劣な暴力行為」
b0087409_17212190.jpg司法の場で「誹謗中傷」という言葉が使われる場合、普通の国語辞書的な意味とはニュアンスが異なって使われているように感じているのは私だけだろうか。単に誹謗は「悪口」とか、中傷は「根拠のないことを言いふらす」とかいうだけの意味で限定的に使用されているのではなくて、もっとその犯罪一般を包括的に捉えた独特の司法概念として機能しているように思われる。もっと言うと、司法現場での使われ方として、「誹謗」と「中傷」がそれぞれ分割されて、この行為は誹謗、この行為は中傷という具合に、個々に区別されて使われているのではなく、「誹謗中傷」という四字熟語のままで、常に一つのバスケットで使用されている場合が殆どなのではあるまいか。バスケットは二つではない。そして、そこで使われている誹謗中傷のバスケットは、国語辞書の意味の範囲を超えて、もっと多くの行為が対象据定されている。例えば具体的には、デマ、揶揄、罵倒、愚弄、嫌がらせ、など、少しずつ意味の異なる諸行為が、全て一個の「誹謗中傷」のバスケットにカテゴライズされて運用されている。

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by thessalonike4 | 2006-09-02 23:30 | ネット市民社会
侵略戦争と誹謗中傷 - 助言、啓発、激励、 敵意、悪意、不信感
b0087409_1424114.jpgそれが善意の批判か悪意の誹謗中傷かどうかを判断するのは、まずは誹謗中傷(批判)を受けた側であって、誹謗中傷(批判)を発した側ではない。今回の場合、最初にそれが誹謗中傷かどうかを判断するのは(受け手の)安倍晋三であり、そして最終的には第三者である裁判所が審決する。裁判所の判断によって誹謗中傷かどうかが決まる。多数決で決まるものではない。司法は政治とは違う。誹謗中傷を正当な批判であるとして正当化する論法は、侵略戦争を防衛戦争だとして正当化する右翼の詭弁とよく似ている。それが侵略戦争であったかどうかは、まずは侵略を受けた側の中国の人々が判断する問題なのであって、戦争を仕掛けた日本の判断や定義が普遍的に妥当し通用するものではない。たとえ日本の政府や国会が、日本国民の大多数が、あの戦争を正当な防衛戦争であると公認し宣言しても、中国や韓国の人々はその判断や定義を絶対に認めようとはしないだろう。実際に被害を受け、苦痛を受けた者が、それを侵略戦争だと言い、誹謗中傷だと言っているのである。

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by thessalonike4 | 2006-09-01 23:30 | ネット市民社会
ネット市民社会と正常な言論環境 - 一般ブロガーへの誹謗中傷
b0087409_1015715.jpgブログ世界の誹謗中傷がなぜよくないかと言うと、その習慣と文化が惰性的に蔓延することで、ブログの言論の価値が低下するからである。ブログの言論の一般評価が下がり、世間からの信用が失われる。そうなると、結局のところは、テレビで評論家やキャスターが言っていることが意味と道理のある正論になり、テレビや新聞や雑誌の言論が、従来どおり何の障害もなしにまかり通ってしまう。これまで、無手順通信のBBSがあり、インターネットの掲示板があり、庶民なり大衆は二十年前から言論の機会を得てきたのだけれど、それを誹謗中傷の遊び場にして、有意味で有力な市民の言論の砦にすることができなかった。いつも誹謗中傷の遊技場にしてしまっていた。ブログができる前から市民が発言する場はあったのに、それを政治的な抵抗の力にすることができなかった。誹謗中傷中毒患者がいたからである。真面目に政治の議論をしようとして入ってきた者も、下劣で邪悪な愚衆に侮辱や嫌がらせを受け、意欲を失い、嫌になって退散して行った。そういう悪弊を繰り返してきた。

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by thessalonike4 | 2006-08-31 23:30 | ネット市民社会
イデオロギー蔓延の時代 - 佐藤優の「保守護憲」論の市場背景
b0087409_16433636.jpg読者から「あなたはブログで左翼だの右翼だのを無闇に言い過ぎる」というご指摘を頂戴した。読者はブロガー同盟の一員だが、「私は右翼でも左翼でもないし、自分が左翼だと他から言われるのは大いに心外で、イデオロギー対立の時代はもう終わっていて、イデオロギー対立で今の政治を説明するのは時代遅れで、その証拠として保守の中にも護憲の人間がいるし、保守じゃないのに改憲の人間もいるが、この事実をあなたはどう考えるのか」というお叱りだった。私は、「まあ、あなたが(他から自分を)左翼と言われるのは心外だと言うのは分かるけれど、あなたのブログのTB欄を一瞥すれば、客観的に(あなたが)左翼だと言われても仕方がないと思いますよ」と返したが、実は確かに私は右翼左翼の言葉を記事の中で頻繁に使う。過剰ではないかと思うほど多用する。それには理由がある。私は私の主張があるのだ。それは、現代がまさにイデオロギー過剰の時代であり、イデオロギー対立の時代である事実を訴えているからだ。

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by thessalonike4 | 2006-07-21 23:30 | ネット市民社会
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