本と映画と政治の批評
by thessalonike4
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カテゴリ:新自由主義と福祉国家( 17 )
八戸の小学生殺人事件 - 晩翠わかば賞入選詩「おかあさん」
b0087409_12495126.jpg一昨日、「報道ステーション」を見ていたら、八戸で母親に首を絞められて殺された8歳の男の子の「おかあさん」の詩の全文が映像で紹介されていた。事件のことや詩がコンクールで入賞していた事実は知っていたが、詩の中身はテレビで初めて見た。一報をネットで知ったときは、当然、強い関心を惹き起こされたが、ネットのニュース記事で紹介されているであろう詩の内容までは踏み込む気になれず、見出しだけを流し見て、親子の事情を書いているかも知れない記事の詳細も確認しようとはしなかった。心が苦しくて傷むからである。だが、テレビは有無を言わせず見させてくる。その詩がとてもよかった。驚くほど才能を感じる詩で、小学生の国語の教科書にそのまま載っていたとしても何の違和感もない。あるいは、金子みすずとか谷川俊太郎のような著名な詩人の作品だと言われても、素人は頷いてしまうほど完成度が高い。 

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by thessalonike4 | 2008-04-04 23:30 | 新自由主義と福祉国家
クロ-ズアップ現代『欧州からの新しい風』 - トレンドとしての欧州
b0087409_1525383.jpg「クローズアップ現代」が今週一週間かけて4回特集で放送した『ヨーロッパからの新しい風』は非常に面白かった。これは、新年に発売されて話題を呼んだ「週刊東洋経済」1/12号の『北欧はここまでやる』の問題意識をそのまま引き継ぐジャーナリズムと言える。今、まさにトレンドは欧州。前の記事で少し感想を述べたが、番組のインタビューで出てきた欧州の幹部たちの言葉が新鮮で、テレビを見ながら本当に驚かされた。新自由主義の時代を終わりをまざまざと感じさせられた気がする。①スウェーデン電力会社バッテンフォールCEOのラース・ジョセフソン、②オランダ輸送会社TNT・CEOのピーター・バッカー、③ロンドン気候変動局代表のアラン・ジョーンズ、④OECD教育局指標分析課長のアンドレア・シュライヒャー。4人のキーパーソンが国谷さんと対談したが、話す言葉が、日本であれば内橋克人のそれと全く同じ印象のものだった。

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by thessalonike4 | 2008-02-02 23:30 | 新自由主義と福祉国家
January 2008 Japan - Let me record Let me introduce
b0087409_1442112.jpgThis is the last day of January 2008. So let's remind what happened in this month, and let's consider what kind of country we are living in, let's see ourselves by ourselves. On Jan 29th in Fujisawa a mother jumped down from 11F corridor of apartment and committed suicide after throwing her two sons to the ground 26 meter below. They all three were died. One son was 6 years old and another was 3 years old. A witness saw the moment she threw two sons. There is nothing information in detail on news. I know how dear 6 years old boy is, and also more adorable 3 years old boy. With painful feeling I imagine which one she threw in advance, elder or younger, or did they two boys know their destiny of suffering and death before that momnet happening. She was 33 years old. Nothing continued report. 29th was cold day, so top of apartment corridor must be cold with wind.

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by thessalonike4 | 2008-01-31 23:30 | 新自由主義と福祉国家
一か月後の風景 - 改革の復権、政治言語としての「改革」の揚棄
b0087409_13182974.jpgソ連という国は、それを創建した指導者であるトロツキーを侮辱し中傷するための群れ合いコミュニティだった。トロツキーがいなければロシア革命の成功などなく、革命の功績者はレーニン以上にトロツキーだったが、ソ連邦の歴史の最初から最後までトロツキーは悪魔であり、国家の全精力を傾けた迫害が70年間にわたって続けられ、デマによる歴史の改竄と捏造が行われた。トロツキーを罵倒しなければ、ソ連のコミュニティでは生きていけず、トロツキーに容赦のない誹謗中傷を浴びせることが、コミュニティに参加できるパスポートを得る条件だった。野心家の新参者がコミュニティで出世したいと思ったら、誰よりも過激なトロツキーへの誹謗中傷をするのが早道だった。左翼のコミュニティは、毎日一度はトロツキーに向かって唾を吐き、偉大な「緩やかなネットワーク」の神の前に拝跪し、群れ合い共産主義の信仰告白を言い合って、トラックバックを送りっこしてコミュニティを維持していた。生産力のレベルは低く、ただの宗教団体だった。

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by thessalonike4 | 2008-01-29 23:30 | 新自由主義と福祉国家
榊原英資教授へのお手紙 - 「改革」の言葉の検証と再定義を
b0087409_163450.jpg榊原先生、こんにちは。毎日のテレビ出演、ご苦労さまです。榊原先生の経済解説は素人の私にもとてもわかりやすく、特に昨年からのサブプライム問題についての時事解説は、他の評論家の皆様の議論を圧倒して、榊原先生の信用収縮論の視角からの分析と予測が正鵠を射たものであったと思います。サブプライムの問題がテレビ報道で話題になったのは、昨年の9月頃ではなかったと思いますが、銀行や証券や系列のシンクタンクのアナリストたちは、揃って楽観的な観測を言い、米国経済は底堅くて、低迷は一時的で、早期に解決に向かうだろうと特に説得的な根拠もなく語っていました。少なくともマスコミ上の報道解説において、最も早い時期から「信用収縮」のキーワードでサブプライム問題の解読と予測を一般視聴者に提供していたのは榊原先生ではなかったでしょうか。榊原先生がまだ大蔵官房審議官だった17年前から拝見していますが、衰えのない慧眼と達弁には恐れ入る次第です。


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by thessalonike4 | 2008-01-23 23:30 | 新自由主義と福祉国家
神野直彦における「福祉国家」の表象操作 - 「第三の道」の黄昏
b0087409_12201017.jpg岩波書店から出ている『希望の構想』という本がある。著者は財政社会学の神野直彦で、約一年前の一昨年11月に出版されている。神野直彦は山口二郎と並んで民主党の主要なイデオローグの一人で、特に民主党の経済財政政策の立案に決定的な影響を与えている重鎮である。一年前、私の著書が店頭に並んでいるのを確認しに行ったとき、八重洲ブックセンター2階で見つけて購入した。この本には、民主党がどのような財政や税制の方向へ政策の舵を切ろうとしているか要点が書かれている。自公政権の構造改革の政策に対する批判の書でもある。これから国会で予算審議が始まり、その報道を追いかける上で参考になる。私は一年前に買ったまま読んでなかったが、経済と財政を具体的に考える必要を感じて頁を開いた。そこで最初から気になる点があった。それは福祉国家の概念と表象に関わる問題である。重要な部分を引用する。

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by thessalonike4 | 2008-01-15 23:30 | 新自由主義と福祉国家
青森で起きた家族殺人事件 - 100年前の日本、100年後の日本
b0087409_1121113.jpg青森で18歳の長男が母親と弟と妹の3人を殺害してアパートに放火した事件があった。事件は1/9の夜の10時過ぎに起きていて、1/10の午前1時過ぎにはネット上で一報が配信されている。昨夜のNHKの7時のニュースは、トップが新テロ特措法案の採決をめぐる国会情勢で、二番目が松下電器の社名変更の話題だった。松下電器の社名変更のニュースは非常に長く、ほとんど小特集に近い報道内容で、過去の映像を大量に探し出して編集し、さらに大阪市民や系列店関係者のインタビューを添えて全体を構成したものだった。7時15分を過ぎた頃、やっと三番目のニュースとしてこの事件が報道された。TBSのNEWS23でも、やはり最初のニュースは国会の新テロ特措法採決の問題だった。米国だったらどうだっただろう。あるいは、例えばカナダだったら、北欧の国々だったらどうだっただろう。おそらく米国でも、この事件がニュースのトップに来ないということはなかったはずだ。記者がスタジオから現地に飛び、現場の前から中継で報告しただろう。 

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by thessalonike4 | 2008-01-11 23:30 | 新自由主義と福祉国家
新自由主義と福祉国家のイデーの対立と衝突 - 決戦の総選挙
b0087409_1517534.jpg「改革新党」的な動きがどこまでリアルになるかはわからない。が、新年からの言論状況を見ると、改革派がマスコミで一段と露出と音量を上げている。週刊文春の新年号では経団連前会長の奥田碩が直々に記事を寄稿して、福田首相に「改革の速度が減速している」と苦情を言い、「改革を加速せよ」と檄を飛ばしている。立ち読みしただけだが、奥田碩の記事には一部強烈な表現があり、改革で格差が拡大したなどと言うが、日本の貧困層などアフリカに較べれば問題ではないと言っている件があった。唖然としたが、この感覚と主張が新自由主義者の常識と本音であり、奥田碩がテレビでNHKの『ワーキングプア』を見ながら、それに対抗する世論対策のために案出した反論なのだろう。日本の貧困などアフリカに較べれば大したことない。事実ではあるが、その反論の言葉が「改革」の再加速を正当化づける論拠として説得力を持つと思い込んでいる奥田碩の精神状態を疑う。

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by thessalonike4 | 2008-01-10 23:30 | 新自由主義と福祉国家
竹中平蔵の消費税増税反対論の策謀と森永卓郎の生活防衛論
b0087409_13475449.jpg先週末(1/5)の日本テレビ「ウェークアップ」に竹中平蔵が出演して、今年の経済と政局について解説を加えていた。普段はこの番組は全く見ない。おそらく五年以上見ていない。竹中平蔵が何を言うか聞くために久しぶりに見た。司会が変わっていた。日本テレビは、ずっと昔、もう二十年ほど前だが、日曜日の朝の報道番組「ザ・サンデー」に中村敦夫を起用していたことがあった。記憶の片隅にある番組の印象は、きわめて尖鋭的な性格で、市民の視線から政治と社会の現状を告発する批判精神が横溢したものだった。その「市民の視線から」というのは、決して一般的な意味ではなくて、中村敦夫の個性が濃厚に被さった「市民の視線」であった。当時から「読売系のテレビでここまで言っていいのだろうか」と不安に思いながら見ていたが、案の定、番組は長続きすることなく終わり、中村敦夫は「政治改革」の波乱の時期の政界に身を投じて行った。

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by thessalonike4 | 2008-01-07 23:30 | 新自由主義と福祉国家
カーボンチャンスで危機を転機に - NHKBSの新自由主義批判
b0087409_15271022.jpg青く晴れ上がった空の下、西の地平に、真っ白に雪をかぶった富士山が見える。正月は東京の空気が澄みきって、一年中で富士山が最も近く美しく神々しく見える。正月に東京から見る真っ白な富士山は、一年中でその姿が最も大きく輝いている。関東平野に住む者の幸福は、世界で最高に美しい山をただで見ることができることだ。だから正月は、昔の江戸っ子たちの気分がわかるときでもある。今日の朝は、富士山の台座をなす丹沢山系もくっきり見え、その右横に連なる秩父連山もきれいに見えた。少し気になったのは、丹沢の山影が黒々としていたことで、冬の晴れた日に富士山が見えるときというのは、大概は丹沢も稜線に雪をかぶっていたものだ。高度のせいなのか、左の丹沢は雪をかぶって白く輝き、右奥の秩父は常に黒々と低い稜線を伸ばしていた。丹沢が黒々としているのは、あるいは地球温暖化のせいだろうか。

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by thessalonike4 | 2008-01-02 23:30 | 新自由主義と福祉国家
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