本と映画と政治の批評
by thessalonike4
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カテゴリ:辺見庸( 3 )
預言者のオーラル・パフォーマンスと変革主体二論 - MarxとWeber
b0087409_13233665.jpg同じ話を何度も繰り返し書いているが、三年前のイラク戦争に対する反戦運動のとき、日本の反戦運動は辺見庸を指導者として中核に据えるべきだった。運動にはカリスマ的リーダーが必要で、それがなければ運動は盛り上がらない。前も書いたが、3月8日のあの日比谷公園での集会があったとき、野外音楽堂で話を始めたのは吉岡忍と辛淑玉だった。音楽堂の外にも場内のスピーカーから音声が漏れ聞こえたのだが、途端に拍子抜けして、シラけた気分で早々に日比谷公園を立ち去ってしまった。吉岡忍と辛淑玉の話なんて金を貰っても聞きたいとは思わないよ。国内最大規模のイラク反戦集会で、十年に一度あるかないかの大事なイベントなのに、何で吉岡忍と辛淑玉なんだ。プロモーションセンスのない主催者の企画に失望してしまった。できれば、そこで、辺見庸に歴史に残る名演説を残して欲しかったのだ。それを聴きたかった。イラク戦争開戦の前後、私の心の支えは辺見庸の文章だけだった。

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by thessalonike4 | 2006-05-30 23:30 | 辺見庸
辺見庸と文学の時代 - 東大社会科学の崩壊と早大文の説得力
b0087409_1536377.jpg梅雨の季節になると辺見庸に心が向かうのは、自分の中ではやはり確かなことらしい。梅雨寒の湿りきった空気の中で、心が内側に向かい、ネットやブログの情報ではしっくり埋まらず、辺見庸の文章の世界に浸る。深層世界で辺見庸と梅雨の季節がくっついているのは何故だろうかと考え始めたら、何となく思いつく理由がありそうで、その一つは、「永遠の不服従のために」の冒頭に置かれた小編「裏切りの季節」の表象であり、もう一つは、「いま、抗暴のときに」の中にある傑作「日常という化装」の残像である。両方とも実に華麗で秀逸な作品で、辺見庸の世界を存分に堪能させてくれ、読後に期待以上の満足と興奮を与えてもらえる。一言一句、一行一文が芸術的に素晴らしい。「裏切りの季節」は、丸山真男の「知識人の転向は、新聞記者、ジャーナリズムの転向からはじまる。テーマは改憲問題」という言葉をキーにして、現代におけるマスコミの「裏切り」を、アジサイの花の色模様の変化と交錯させてパラレルに説き語る小論で、その文章の企画と構成の天才、絶妙な筆致と説得に恍惚とする。

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by thessalonike4 | 2006-05-29 23:30 | 辺見庸
辺見庸の「独考独航」 - 民主党の共謀罪修正案の裏にあるもの
b0087409_13144056.jpg共謀罪反対のブログの喧騒を覗き見ているうちに、辺見庸を思い出し、辺見庸がイラク戦争反対デモに参加したときの様子を書いたくだりを思い出した。辺見庸を初めて見たのは三年前の6月11日の講演会で、ひょっとしたら体が季節を覚えていて、記憶を蘇らせたのかも知れない。確かに辺見庸は梅雨の季節の読書が似合う。ちょうどサンデー毎日の連載を終えた直後で、またイラク戦争の開戦から三ヶ月後の時期でもあり、辺見庸の人気が沸騰している絶頂期だった。講演会の会場はほぼ満席で、講演が終わった後、会場外のロビーでサイン会があり、私は真っ先に本を抱えて辺見庸の前に並び立った。「先生、お疲れさまでした。素晴らしいお話をありがとうございました」。辺見庸の前でなら、この私でも簡単にこれくらいの言葉が出る。辺見庸はニッコリと笑って裏表紙に署名を入れ、右手を差し出して握手してくれた。柔らかい右手で、言葉は無かったが、著者と読者の間の確かな感動が残った。私の「永遠の不服従のために」の裏表紙には、「独考独航/辺見庸」とある。独考独航。そうだった。

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by thessalonike4 | 2006-05-26 23:30 | 辺見庸
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