本と映画と政治の批評
by thessalonike4
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カテゴリ:その他( 37 )
「靖国」と表現の自由の逆説 - 石井紘基と公共の福祉の規制
b0090336_17213893.jpg映画『靖国』の上映をめぐる問題で、稲田朋美らの政治的な介入と圧力を批判して映画の上映を求める主張と論理の部分で少し気になるところがあった。4/6(日)のTBS「サンデーモーニング」の報道が典型的だったが、街頭インタビューの声を集めて、「公開して見た人にいい映画か悪い映画かを判断させるべき」という反応を番組のメッセージとして発信していた。すなわち「表現の自由」にもとづく権力の介入の批判である。ネットの中でも「表現の自由」の論理で映画公開の妥当性を言い、稲田朋美らによる妨害と威嚇の不当性を批判しているものが多い。関口宏らしい常識的で穏当な問題の扱い方であるし、視聴者一般に対する説得力の点では、確かに「表現の自由」の論理で問題を捌くのが最も適当だろう。が、私が気になるのは、例えば『バトルロワイヤル』とか『プライド』などの問題との関連が思い浮かんだからである。

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by thessalonike4 | 2008-04-07 23:30 | その他
渡辺貞夫のCM音楽 - 資生堂・トヨタ・サントリーの商品モデル
b0087409_18172430.jpg最近、記事巻末のコラムで音楽を紹介するのがシリーズ企画になっていて、むしろ「今日の一曲」を選んで紹介するのが楽しく、それが主たる動機になってブログの更新が続いている感じすらする。長く生きていることの幸福の一つは、きっと多くの素敵な音楽と出会えて、音楽の財産を若い人より豊富に持っているということだろう。YouTubeのおかげて過去の名曲が映像とともに楽しめるようになり、インターネットの世界の価値が増している。ネットと繋がったPCは音楽を聴く媒体として最適のツールである。現在の音楽業界では、気鋭のミュージシャンの卵が自信作をデモテープ(CD)にしてレコード会社に送り、そこで専門家が審査して商品化が検討されるパスとフローだが、50年後の世界ではネットからダイレクトに登場してスターダムにのし上がる音楽家も現れるに違いない。そういう動きはすでに始まっているかも知れない。

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by thessalonike4 | 2008-04-05 23:30 | その他
宇多田ヒカルの革命と巫女的性表象 -「政治による救済」の前夜
b0087409_11182375.jpg今からふり返って、宇多田ヒカルの恐るべき偉業の一つは、日本語の意味を変えてしまったことで、具体的に言えば、「ファーストラブ」という言葉は、宇多田ヒカルの前と後で意味が完全に変わってしまった。我々の時代、その言葉の意味は「初恋」であった。宇多田ヒカルの曲の後、その言葉の意味は「初体験」に変わった。それは実にショッキングな出来事で、宇多田ヒカルを国民的な大スターに押し上げた完成度抜群のバラードを聞きながら、我々は何度もその「革命」のマニフェストに折伏されて、時代の転換を宣言する16歳の宇多田ヒカルの前に首をうなだれていたのである。それは、「初恋」と「初体験」の間に物理的な時間差が設定されなければならないと考える性倫理の常識を暴力的に破壊する革命思想のメッセージだった。「初恋」という日本語の概念が消えたのである。これからは「ファーストラブ」しかない。 

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by thessalonike4 | 2008-03-03 23:30 | その他
Passing through ten million milestone on weekend
b0087409_2136112.jpgさすがに累計のアクセス数が1千万を超えているBLOGというのは他にあまりない。カウンターでも8桁まで用意しているものは少なかった。3年半で1千万アクセス。今の時点では少なすぎて不満と憂鬱を感じる数字だが、ブログを始めた頃はこれほど多くのアクセスを獲得できるようになるとは思わなかった。本名を出すようになるとも思わなかった。政治の議論を中心にする考えもなかった。趣味的に小さく始めて小さく畳むつもりだった。2004年の9月に開設し、『アフターダーク』や『ダ・ヴィンチ・コード』の書評を書いて一人で楽しんでいた。『ハウルの動く城』の映画評を上げた後、読みたい本がなくなって更新が止まった。そのブログの性格と方針が変わったのは2005年の途中からで、最初の契機は中国の反日デモであり、そして郵政民営化と総選挙から大きく政治に踏み込んだ。方針を変えてよかったのかどうか、今さら思い直しても元へは戻れない。

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by thessalonike4 | 2008-03-01 23:30 | その他
12回目の菜の花忌に - 天命の使者を地上に送ってください
b0087409_1333832.jpg今度は東京の足立区で一家無理心中の事件があり、52歳の父親が49歳の妻と85歳の母親を襲い、刃渡り20cmのナタを頭蓋に振り下ろして殺害、15歳の次男は両手首を切断されて意識不明の重体となった。父親は左手を切って自殺。新聞では生活苦が原因だと報道されている。中古機械の修理と販売をしていた一家の経営は思わしくなく、作業所である家の一階のシャッターは閉まったままで、時おり家の中で言い争う声を聞いていた近所の人は、一家がどうやって生計を立てているか心配していたと言う。昨夜のテレビのニュースでは次男の友人の証言が出て、次男が中学校の給食費を滞納していて、給食を食べずに我慢していた話が紹介されていた。一家は難を逃れた長男を含む5人家族で、近所の者や長男の証言では、生活苦になる前は仲のいい家庭であり、事件の前の晩も普段と変わらぬ様子で家族で食事をしていた。

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by thessalonike4 | 2008-02-13 23:30 | その他
NY金魚さんへのお手紙 - 格差社会の戦争と日本人の生き方
b0087409_1331136.jpgNY金魚さん、こんにちは。ニューヨークも寒いですか。冬のニューヨークというのが、これがまた格別にいいんですよね。あの摩天楼の下の舗道からシューと蒸気が立ち上って、そこをコートを着たビジネスマンが黙々と早足で歩くところが絵になります。前の記事についてですが、1/29の藤沢の事件と1/28の仙台の事件はテレビ朝日の「報道ステーション」でも放送していました。二日連続で凄惨な事件が起きて、特に仙台の方は、まさに格差社会の問題そのものだと思いますが、取り上げているBLOGが他になく、記事にしようと思って調べたのでした。そうすると次から次へと日本各地で起こった悲惨な家族心中の記事が出てきて、暗澹たる気持ちを抑えられなくなり、精神的負担の面でも、また記事の体裁や効果の面でも、日本語より英語で表現した方がいいのではないかと思った次第です。


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by thessalonike4 | 2008-02-01 23:30 | その他
無題 - 「悲しみのアンジー」と Style Sheet のリカバリと辺見庸
b0087409_1355845.jpgまるでキスをした舌の先がねっとりと絡んでくるような、ミックジャガーのセクシーなボーカルが素晴らしい。そこはかとなく格差社会的な問題系の響きも伝わる歌の世界の男女を思いながら、寒い空気の中、繰り返し、『悲しみのアンジー』を聴いて休日の時間が過ぎる。この曲は、寒い冬の夜に、ストーブの傍で一人で聞くのがいい。先週の金曜の夜、突然、システムに異変が起きて、記事のタイトル部分の表示属性が変わっていた。異変はトップページの表示の際に、記事のタイトルの字体が小さくなり、さらにシステムによってハイパーテキストとして取り扱われアンカーされるというものだった。当然、字が小さくなって色も変わり、不恰好でアンバランスな状態になった。異変が起きたのはブログのトップページだけで、個別の記事を表示させると不具合はなく、それからExcite社の他のBLOGを確認しても異常は起きていなかった。

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by thessalonike4 | 2008-01-28 23:30 | その他
明治維新は革命である - 内乱と革命の輸出、クリスタルな精神
b0087409_13265426.jpg中岡慎太郎館は、国道55号線を左折して、奈半利川沿いに国道493号線を山奥に入った北川村にある。そこは慎太郎の生地で、館の近くには生家もある。十年ほど前に訪れたときは、道が狭くて交通が不便なところだったが、現在は道路がすっかり整備され、55号線から慎太郎館までのアクセスは約13分と案内されている。この季節、1月から2月にかけての気候はとてもとても温暖で、陽射しが明るく暖かく、空気がやさしく心地よく、ぽかーんとした陽気に包まれて、無憂の空間に身も心も浸らせて時間を送ることができる。その気候は、土佐湾の東側が特にそうで、海岸の上の青い空にまるで太平洋高気圧の中心が見えるようだった。慎太郎は常に早足で街道を歩き、一日に十里二十里を疾駆して国事に奔走した。早足で歩く頭の中では、幕閣の動き、朝廷の動き、雄藩の動き、志士の動き、外国の動きの刻々の諸情報が回路を循環し、情報処理され、回天の実現に向けて一日を前に進める衝動と次の行動の計画がさらに慎太郎の足を速めていた。

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by thessalonike4 | 2008-01-16 23:30 | その他
謹賀新年 - 日本人と正月
b0087409_15501357.jpg正月。東京の空は真っ青に晴れ上がっている。昨夜の紅白歌合戦が面白くなくて、途中で何度も中座したりして、結局、全体の三分の二くらいを見なかった。年々、紅白の時間帯で紅白を見ない時間が増えて行っている。今年の紅白は例年にも増して面白くなかった。去年は今井美樹の出演が素敵で、センスのいい黒のダブルのボタンのドレスと、そこから上に伸ばした白く細い腕が印象的だった。今年は印象に残ったものがない。笑福亭鶴瓶の司会も最悪だった。あの不真面目で下品な司会に象徴されているように、最近の紅白には緊張感がない。出演者や制作者の真剣さが感じられない。四年か五年ほど前から、紅白の司会は台本を暗記しなくなった。下のカンペを読んでいる。カンペを見ながら、それでも進行や曲紹介を間違えている。黒柳徹子の頃は電話帳ほどの台本を全て暗記していた。紅白から緊張感が失われたら終わりだ。現在の紅白関係者は、先人たちが築き上げてきた伝統の形式を崩すことばかり考えている。

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by thessalonike4 | 2008-01-01 23:30 | その他
大晦日 サライの国にも 雪が降るらし - Back To The Middle
b0087409_17302560.jpg大晦日。紅白歌合戦が終わると、賑やかに盛り上がったNHKホールから一転して、人里離れた山奥の深夜の静寂の世界へと画面が切り換わる。暗い参道を踏みしめるように歩く村人の姿が映り、その人々の吐く息の音が聞こえてくるような閑けさに包まれる。奥の寺の堂内から読経の音が流れ、ナレーションが今年一年の村の経済と生活を言い、その厳しさと苦しさが伝えられ、新年に希望を託して祈りを捧げる村人たちの表情が映し出される。毎年見ている「ゆく年くる年」。一年に一度のこの映像が私は大好きで、この瞬間に立ち合える幸せをしみじみと感じる。日本人でよかったと思える瞬間だ。そこには必ず家族が出て来る。二十年ほど前だったか、家の中で、父親を先頭に家族の全員が起立して、神棚の方向に手を合わせて瞑目している一家の様子が紹介されたことがあった。こういう家族の様式(スタイル)がいいなと思った。戦前はこのような家内儀式で正月を迎えていた家族が少なからずあっただろう。

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by thessalonike4 | 2007-12-31 23:30 | その他
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