本と映画と政治の批評
by thessalonike4
カテゴリ
チベット暴動と北京五輪
ガソリン国会と後期高齢者医療
新自由主義と福祉国家
ワーキングプアと社会保障
山口県光市母子殺害事件
福田政権・2008年総選挙
米国大統領選挙
田中宇と世界金融経済
イージス艦衝突事故
イスラエルのガザ侵攻
岩国市長選挙
防衛省疑獄事件
大連立協議と小沢辞任
民主党 ・ 2007年参院選
安倍政権
憲法 ・ 皇室
戦争 ・ 昭和天皇 ・ 靖国問題
韓国 ・ 北朝鮮 ・ 拉致
共謀罪 ・ 教育基本法改正
村上世彰インサイダー事件
オー・マイ・カッシーニ
ネット市民社会
丸山真男
辺見庸
奈良紀行
その他

access countベキコ
since 2004.9.1


















カテゴリ:村上世彰インサイダー事件( 4 )
村上世彰と新自由主義の思想 (2) - 証取法と健全な株式市場
b0087409_16302626.jpg村上世彰の逮捕について、政治的立場の左右から不当逮捕だとか国策捜査だという批判が上がっている。右翼の新自由主義者だけでなく、左翼の側が村上世彰に同情して特捜部長の大鶴基成を批判しているのが面白い。日頃は村上世彰や宮内義彦のような新自由主義の権化を口を酸っぱくして批判しているのに、こういう場面になると、途端に条件反射的に権力アレルギーの持病が噴出する。しかしそれならば、大鶴基成以外の一体誰が堀江貴文と村上世彰の無法と横暴を止められたのだ。証券取引法を読むとわかるけれど、本当に複雑で迷宮のような条文構造になっている。それに付帯の政令があって、個別取引の法的基準がガイドラインされているが、条文を一読しただけでは、何がインサイダー取引として違法となるのか素人には全く理解できない。万人が頭の中に描ける一般通念のような世界が簡単には構築できない。村上世彰逮捕について両論あるのは法律論的には当然であるように思われる。

More
[PR]
by thessalonike4 | 2006-06-09 23:30 | 村上世彰インサイダー事件
村上世彰と新自由主義の思想 (1) - リバタリアニズムの動機
b0087409_12331989.jpg村上世彰逮捕の余韻が続き、事件の意味づけをめぐって様々な声が上がっている。一般的な議論は、村上世彰の暴走を新自由主義に対する批判的な観点から捉えるものであり、行き過ぎた規制緩和政策が日本の経済社会に深刻な打撃を与えた問題に着目する立場である。一方で、検察の捜査の恣意性と裁量性に対する批判を交えつつ、「儲けた者を社会が過剰に敵視して、出る杭を打ってばかりでいいのか」といった検察批判の議論、すなわち新自由主義擁護の立場からの意見も決して少なくない。一昨日と昨日の「報道ステーション」では、繰り返しこの視点から加藤千洋と古館伊知郎がコメントを纏めていた。堀江貴文に続いて村上世彰までが証券取引法違反で逮捕されると、頑張って金を儲けることそのものが悪いことだという風潮が社会に蔓延して、日本の構造改革にブレーキがかかるのではないかという心配を言っているのである。電通と安倍晋三に言わされているのだろうか。

More
[PR]
by thessalonike4 | 2006-06-08 23:30 | 村上世彰インサイダー事件
村上世彰のインサイダー取引容疑 - 日本はいい国になったのか
b0087409_1155890.jpg昨日の動きの中で面白かったのは、午前11時から村上世彰が会見発表したインサイダー疑惑の釈明に対して、検察側がそれを悉く反論する形の捜査情報が午後に出て、一般市民には非常にわかりやすい形で事件の構図が浮き彫りになったことである。ある意味で、法廷での被告人と検事の両方の主張を先取りして見聞きできた印象がある。特にNHKの7時のニュースがわかりやすかった。わかりやすいと言うのは、検察側が説明する事件の概要がという意味だが、NHKはわざわざ放送枠を午後8時まで延長して、容疑の事実を図表化して説得し、会見映像の重要部分をカットして流しながら、その主張に逐次反論、村上世彰の「法律違反などするつもりはなかった」とする自己正当化の弁明を覆していた。ライブドア事件のときもそうだったが、特捜出身の元検事など出演しなくても、やはりNHKが一番わかりやすい。概念整理がシュアでコンパクトだ。NHKの人間が優秀なのか、NHKだけには特別のリーク体制が敷かれているのか。

More
[PR]
by thessalonike4 | 2006-06-06 23:30 | 村上世彰インサイダー事件
村上世彰と掘江貴文の共謀 - ニッポン放送株不正取引事件
b0087409_18345388.jpg村上世彰のインサイダー取引事件は、概略はきわめて分かりやすい事件だが、中身に立ち入ると複雑で簡単には理解できない。テレビで永沢徹が説明するのを二度ほど聞いたが、どうも整然とした印象がなく、永沢徹自身がどこまで事件の核心を把握しているのか疑わしかった。証券取引法に絡む不正事件というのは、内容が専門的で難解であると同時に、刑事判断において捜査当局の裁量的な要素が強くて、一般人は検察側が説明する捜査情報のままに、そのまま事件を納得しなければならないところがある。今回のニュースは世間の関心の高い問題で、民放各局のワイドショーの関係者は一生懸命に検察の情報を整理して、複雑な事件を頭の中で組み立て、概念化して、クリップの図表を準備しているだろう。半年ぶりに永沢徹と佐山展生の二人がテレビ局をハシゴする季節が再来した。阪急のTOBが膠着状態になった時点で、ひょっとしたら当局が動き出すのではないかという予感はあった。

More
[PR]
by thessalonike4 | 2006-06-05 23:30 | 村上世彰インサイダー事件
昔のIndexに戻る


世に倦む日日
Google検索ランキング


下記のキーワード検索で
ブログの記事が上位に 出ます

衛藤征士郎
八重洲書房
加藤智大
八王子通り魔事件
吉川洋
神野直彦
サーカシビリ
敗北を抱きしめて
苅田港毒ガス弾
道義的責任
可能性の芸術
青山繁晴
張景子
朱建栄
田中優子
小泉崇
アテネ民主政治
二段階革命論
影の銀行システム
特別な一日
ボナパルティズム
鎮護国家
三田村雅子
小熊英二
小尻記者
古館伊知郎
本村洋
安田好弘
足立修一
人権派弁護士
反貧困フェスタ2008
舩渡健
エバンジェリズム
ワーキングプアⅢ
新自由主義
国谷裕子
大田弘子
カーボンチャンス
秋山直紀
宮崎元伸
守屋武昌
浜四津代表代行
江田五月
馬渕澄夫
末松義規
平沢勝栄
宮内義彦
田勢康弘
佐古忠彦
田岡俊次
末延吉正
横田滋
横田早紀江
蓮池薫
金子勝
関岡英之
山口二郎
村田昭治
梅原猛
秦郁彦
水野祐
渓内譲
ジョン・ダワー
ハーバート・ノーマン
B層
安晋会
護憲派
創共協定
全野党共闘
二大政党制
大連立協議
民主党の憲法提言
小泉靖国参拝
敵基地攻撃論
六カ国協議
日米構造協議
国際司法裁判所
ユネスコ憲章
平和に対する罪
昭和天皇の戦争責任
広田弘毅
日中共同声明
中曽根書簡
国民の歴史
網野史学
女系天皇
呪術の園
執拗低音
政事の構造
政治思想史
日本政治思想史研究
ダニエル・デフォー
ケネー経済表
マルクス再生産表式
価値形態
ヴェラ・ザスーリッチ
故宮
李朝文化
阿修羅像
松林図屏風
菜の花忌
アフターダーク
イエリネク
グッバイ、レーニン
ブラザーフッド
岡崎栄
悲しみのアンジー
トルシエ
仰木彬
滝鼻卓雄
山口母子殺害事件
偽メール事件
民主主義の永久革命
ネット市民社会