本と映画と政治の批評
by thessalonike4
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<   2006年 06月 ( 24 )   > この月の画像一覧
金英男の会見 - 韓国三大紙の日本右翼との結託は亡国の道
b0087409_12253925.jpg金剛山で行われた金英男の会見は印象として実に不誠実で、日本国民の憤激を買うものだった。横田めぐみ自殺に関わる深刻な一件を話すときも、不真面目に唇から舌先を出したり、薄笑いを浮かべるような表情が時折見え、横田めぐみに対する夫としての思いやりが感じられず、この男の人格を大いに訝らせるものだった。会見を聞いていた横田滋の怒りがよく伝わる。侮辱されたと感じるのが当然だ。金英男と横田めぐみの夫婦仲がおかしくなったのは金英男の女癖の悪さが原因だという説があるが、昨日の会見を見ると、その噂の信憑性が俄かに高まった感がする。一昨日に登場した時点から金英男の印象は悪かった。あの男が、あのような形で出て来るのなら、やはり横田夫妻は訪朝しない判断でよかったのかも知れない。言葉よりも表情が侮辱的だった。日本国民と横田夫妻に対して挑発的だった。それは計算の上で台本どおりにやったのだろうが、人情の機微が感じられず、見ていて不愉快だった。

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by thessalonike4 | 2006-06-30 23:30 | 韓国 ・ 北朝鮮 ・ 拉致
横田早紀江の壮大な演出と謀略 - 週刊現代の横田めぐみ死亡説
b0087409_11425220.jpg韓国政府の(日本右翼の謀略に対する)カウンターポリティックスを見て、正直なところ安堵している。拉致問題で日本の政権と右翼に揺さぶりをかけられた韓国に、私は不安を感じていたからである。横田早紀江と安倍晋三は韓国分断工作が大失敗して臍を噛んでいることだろう。先月中旬、横田滋が訪韓し、韓国のマスコミを引き集めて日韓拉致被害者家族会の連携を訴え、韓国国内で拉致問題の関心を高めたと報道されたのを見ながら、「侵略というのはこうやって始めるのか」と鬱々と思ったが、韓国政府の機を逸しない絶妙の反撃で、私の気分のバランスも少し回復できた感じがする。拉致問題は多くの日本の国民にとっては食傷なのだ。飽きているはずだ。食傷なのだが、テレビがこれでもかこれでもかと国民の胃袋に拉致問題を突っ込み続ける。だから外見上日本で「拉致問題への関心が高い」現実が出来上がる。出来上がった「現実」に抗しきれず、客観的に否定する材料を持てず、認めざるを得ない。

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by thessalonike4 | 2006-06-29 23:30 | 韓国 ・ 北朝鮮 ・ 拉致
安倍晋三の総裁選政権構想 - 来年の参院選の争点は憲法改正
b0087409_1520557.jpg朝日新聞が自民党総裁選の最新世論調査結果を発表していて、それによると、安倍晋三が41%から45%に支持率を上げている。逆に福田康夫は29%から25%に下げていて、両者の間の差が広がっている。朝日新聞だけでなく、他の報道機関でも同じ調査結果が出ていて、現状はダブルスコアの差がさらに拡大しつつある。先週、安倍晋三が統一教会の合同結婚式に祝電を送付した醜聞がマスコミで報道されたが、現時点では特にその影響は出ていない。朝日新聞が調査を行った期日は6/24-25である。醜聞がこれ一つだけで終われば、安倍晋三が窮地を脱したことになるが、さらに二の矢、三の矢が続くと、統一教会醜聞はボディブローのように効いてくる可能性もある。先週は週刊誌が安倍晋三に関する暴露記事を書きまくっていたが、今週は一転して静穏な言論情勢に戻った。今週号の週刊朝日では、福岡正行が総裁選を予想して、「ポスト小泉は安倍」と早くも当確を打っている。

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by thessalonike4 | 2006-06-28 23:30 | 安倍政権
イスラム法とシンガポールの厳罰刑 - 官僚司法の限界と無責任
b0087409_15531681.jpg前の記事で死刑廃止は世界の流れだと書いたが、果たして本当にそう言えるのだろうか。少し疑念がある。イスラム教の国々がその流れに乗っていない点が引っ掛かるからである。基本的にヨーロッパを中心とする先進諸国、近代西欧文明、キリスト教文明が支配的な国々で死刑廃止の流れが主流になっている。最近、テレビで「イスラム法学者」なる人物の映像が出る機会があり、興味深く見入ってしまうが、昔の大学にはイスラム法の講義ができる教官がいなかった。どのような法律体系と裁判制度があり、その基礎にある法哲学は我々の人権思想とどう違うのだろう。この三年ほど、特にNHKがイスラムの社会思想や価値規範について内在的に紹介してくれていて、NHKの人間はイスラムへの理解が深い。嘗ての中国研究と同じほど精力的にイスラムの文化を研究している。ニヶ月ほど前に「世界遺産」の番組でカイロの特集を放送していて、そこで喜捨(サダカ)の習慣が印象的に紹介されていた。

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by thessalonike4 | 2006-06-27 23:30 | 山口県光市母子殺害事件
日本の死刑容認世論は「逆行」か「先行」か - 現代の忠臣蔵
b0087409_18263846.jpg今朝(6/25)の日本テレビの「The サンデー」で光市母子殺害事件が特集されていた。一時間ほどの枠を使った大型の特集で、七年間の本村洋の映像が流されたほか、番組用に撮ったインタビューと徳光和夫あてに寄せた本村洋のメールなどが紹介された。人々の関心が高いのだろう。私は私で、本村洋のオーラルが見たくて、本村洋の映像が出るとテレビの画面に噛りついている。最高裁の差し戻し判決から一週間経ったが、相変わらずブログには「本村洋」のキーワード検索で一日二百件以上のアクセスが来訪する。現在ランキング第5位だが、ひょっとしたら第2位まで上昇するかも知れない。すっかり本村洋の専門研究者になってしまった。今日の番組では夕夏ちゃんが誕生したときのビデオが初めて放送され、そこには妻の弥生さんの音声も入っていて、「洋に目がそっくりやもんね」という言葉に九州の訛が確認できた。前の記事で紹介したが、弥生さんが育った地は門司である。

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by thessalonike4 | 2006-06-26 23:30 | 山口県光市母子殺害事件
大津島の夕陽と夢の中の錦帯橋 - 本村洋における偶然と必然
b0087409_133717100.jpg本村洋の生まれは堺市である。そして小倉にある北九州工業高専に進学し、そこから広島大学工学部に編入、新日本製鉄に就職した。99年の事件は新婚生活を送っていた新日鉄の社宅アパートの中で起きている。堺、北九州、光。この三市はどれも新日鉄と関係が深い。周防灘に面した光市は、戦前にこの地に光海軍工廠が建設されたところから町の沿革が始まっていて、瀬戸内の喉かな半農半漁の村々が海軍工廠の設置と操業で軍都となった。町を「光」と命名したのも海軍らしい。すぐ近くに呉があり、江田島がある。戦後、海軍工廠の跡地に進出したのが八幡製鉄と武田薬品工業で、この二社を柱に光市は周南の工業都市として発展する。妻の弥生さんも実は大阪の出身だった。育った地は門司で、そこから福岡の短大まで通っていた。二人が出会って愛を育んだのは小倉である。弥生さんは決して恵まれた家庭に育っておらず、家は母子家庭で、仕事で家にいない母親にかわって六歳下の妹と家族の食事を作っていた。

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by thessalonike4 | 2006-06-23 23:30 | 山口県光市母子殺害事件
本村洋の道義的責任論の説得力 - 最高裁差し戻し判決を寿ぐ
b0087409_13572182.jpg山口県光市母子殺害事件で、最高裁が二審広島高裁の無期懲役判決を破棄し、審理を差し戻す判決を出した。これで被告人に死刑が言い渡される公算が大きくなった。事件から七年が経ち、ようやく本村洋に希望の光が見えてきた。昨夜(6/20)の報道ステーションに本村洋が出演して判決の感想を語っていた。三十歳になり、ずいぶん大人の男の顔になった。今の本村洋もいいが、七年前の若い本村洋もとてもよかった。本村洋の理路整然とした主張にはいつも聞き惚れる。スピードも速すぎず、遅すぎない。無駄や矛盾がない。オーラルが素晴らしい。中身は珠玉の言葉が詰まっていて、頭のノートにメモをしないと勿体ない感じがして、テレビの前で私はいつも緊張してしまう。昨夜は道義的責任について論じていた。しかしそれにしても、本村洋が司法や刑法を論じると、どうしてこれほど全ての言葉が納得的に了解されるのだろう。本村洋そのものが刑法の教科書であり、教科書と言うより聖書の存在なのだ。

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by thessalonike4 | 2006-06-22 23:30 | 山口県光市母子殺害事件
安倍晋三の統一教会祝電醜聞と自民党総裁選 - 渡辺恒雄の戦い
b0087409_18154246.jpg   ■ しんぶん赤旗    6/13(火) 
   □ 有田芳生日記   6/16(金)
   ■ FLASH        6/19(月)
   ■ TBS          6/19(月)    17:41    
   ■ 共同通信       6/19(月)    20:35
   ■ 毎日新聞      6/19(月)    21:02
   ■ 朝日新聞       6/20(火)    00:01
   ■ 読売新聞       6/20(火)    00:06 
   ■ 週刊朝日       6/20(火)
   ■ サンデー毎日   6/20(火)

安倍晋三の統一教会集団結婚式への祝電事件について、それを報じたメディアを時系列に並べると上のようになる。

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by thessalonike4 | 2006-06-21 23:30 | 安倍政権
テポドン2の政治 - ミサイル発射を誘導する米国の意図と目的
b0087409_11213943.jpg北朝鮮問題専門家の重村智計によれば、テポドン2発射の時期は今日か明日(6/20-21)ということである。ニューヨークタイムズが米国政府筋の情報としてテポドン2への液化燃料の注入作業が終わったことを伝えていて、燃料を一度注入すると酸化して劣化するために発射せざるを得ず、また液化燃料を本体から排出回収する技術もないのだと言う。が、同時に重村智計は、北朝鮮が新しい液化燃料を使用していれば、数週間の間は劣化を防ぐことも可能だと述べていた。私はテポドン2の発射は6月25日ではないかと予想している。この日は朝鮮戦争の開戦記念日で、北朝鮮では「祖国解放戦争勃発日」として祝日になっている。この政治は要するに米国との駆け引きであり、すなわち米国からの回答期限を6月24日までに納期指定しているのではないか。この日までに米朝間の水面下での交渉が合意に至らなければ、北朝鮮は祝賀行事として「人工衛星」をラウンチするだろう。

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by thessalonike4 | 2006-06-20 23:30 | 韓国 ・ 北朝鮮 ・ 拉致
大健闘の対クロアチア戦引き分け - セルジオ越後のJFA批判
b0087409_9172831.jpg勝ち点3は取れなかったが日本代表は善戦した。予選第二戦は攻守が目まぐるしく入れ替わる白熱した見応えのある試合だった。強豪クロアチアにW杯で引き分けた実績は大きい。フランス大会での敗北を八年後に引き分けまで持って行った事実は日本サッカーの大きな前進と言える。一方のクロアチアだが、これが6/12のブラジル戦を戦った同じチームとは思えない。気迫や闘志や体力の点で較べられないほど見劣りした。ブラジル戦のクロアチアは鉄壁のディフェンスで、カカのミドルで奪われた1点は決して守備が崩された結果ではなかった。ブラジルを事実上零封していたのである。ボールの支配率でもイーブンだった。後半はブラジルを攻め上げる場面が多く、実力の均衡を印象づけていた。日本の戦力をよほど低く見下していたか、あるいは気温30度の猛暑のせいだろう。ブラジル戦は夜の試合で、選手の動きが軽快だった。

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by thessalonike4 | 2006-06-19 23:30 | その他
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