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by thessalonike4
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<   2006年 08月 ( 15 )   > この月の画像一覧
ネット市民社会と正常な言論環境 - 一般ブロガーへの誹謗中傷
b0087409_1015715.jpgブログ世界の誹謗中傷がなぜよくないかと言うと、その習慣と文化が惰性的に蔓延することで、ブログの言論の価値が低下するからである。ブログの言論の一般評価が下がり、世間からの信用が失われる。そうなると、結局のところは、テレビで評論家やキャスターが言っていることが意味と道理のある正論になり、テレビや新聞や雑誌の言論が、従来どおり何の障害もなしにまかり通ってしまう。これまで、無手順通信のBBSがあり、インターネットの掲示板があり、庶民なり大衆は二十年前から言論の機会を得てきたのだけれど、それを誹謗中傷の遊び場にして、有意味で有力な市民の言論の砦にすることができなかった。いつも誹謗中傷の遊技場にしてしまっていた。ブログができる前から市民が発言する場はあったのに、それを政治的な抵抗の力にすることができなかった。誹謗中傷中毒患者がいたからである。真面目に政治の議論をしようとして入ってきた者も、下劣で邪悪な愚衆に侮辱や嫌がらせを受け、意欲を失い、嫌になって退散して行った。そういう悪弊を繰り返してきた。

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by thessalonike4 | 2006-08-31 23:30 | ネット市民社会
加藤周一『吉田松陰と現代』 - 志士の原罪意識と「松陰先生」
b0087409_1342417.jpg下は二年前に萩市で行われた加藤周一の講演をブックレットに収めたもので、松陰の思想と魅力について加藤周一の表現で分かりやすく纏められている。同じ権威でも司馬遼太郎なら受け付けないが、加藤周一なら襟を正して聴くという人間(左翼)が少なくなく、これを紹介するのは意味のないことではないだろう。三十年前に書いた『日本文学史序説(下)』では、松陰の思想に対して「独創性がなく」「非現実的」だという言葉を与えていた加藤周一が、三十年経ってほとんど全面肯定に評価を変えている。三十年前は松陰の思想の「非現実性」を批判していたが、今回の講演では逆に「現実主義」が評価されている。これを読みながら思ったことは、時代の変化という問題であり、加藤周一が松陰的人物の出現を狂おしく求めているという一事である。加藤周一でなくても気分は誰しも同じだろう。時代が煮詰まってきた。「九条の会」に連なる末端会員の中には「護憲は長い道のり」などと悠長な展望を言う向きもあるが、安倍晋三が政権構想の柱として全面改憲を明確に掲げたことで、道のりはそれほど長くないという現実が多少見えてきたかも知れない。

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by thessalonike4 | 2006-08-23 23:30 | オー・マイ・カッシーニ
長州 - コンデンスミルク、国民皆兵、責任内閣制、書生気質
b0087409_1402945.jpg山口市が長門なのか周防なのか、疑問のままこれまでずっと放置してきて、今回ようやく思い立って調べると、国境付近ではあるが周防国の側だった。長門国ではないかという予断があったのは、一つは防長二州を薩隅二州に擬して捉えてしまう観念のなせる業で、長州という言葉にも影響されるのか、どうしても長門を主とし周防を従とする思考が先行する。辞書で引くと長州は長門国の異称とあるが、実のところは防長二州の略称と考えた方がいい。この二国は歴史の中でアイデンティティが統合されて、二国の区別が殆どなくなった。こういう例は他にあまりないように思われる。例えばお隣りの島根県は石見国と出雲国の二国が一県になった例の一つだが、両地域の言語、血統、風俗、習慣の異質性、いわゆるエスニシティの差異性は現在でも人々の間で意識され議論されている。山口県は島根県とは様子が異なるようで、それは歴史の中で二国の差異が融解され、一国に統合されてきたからだろう。地理的にも二国を分割する山脈や河川が見当たらず、古代人が二国の個性をどのように認識していたのか、逆にそちらの方に興味が向かう。

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by thessalonike4 | 2006-08-21 23:30 | オー・マイ・カッシーニ
スタイルシート製作 - 山口県から STOP THE ABE の革命を
b0087409_14184222.jpg土曜大工でスタイルシートを試作した。と言っても、工夫したのは投稿欄のヘッダー部分にワンポイント画像を配置しただけで、他には特に凝ってアレンジした部分はない。サイドバーと投稿欄のフレームを女性的なイメージで丸くしたかったが、スクリプトを書き入れるだけでは駄目で曲線の画像を作る必要があった。手元のツールでは少し難しい。ブログを作り始めると常にphotoshopという問題で挫折する。小沢一郎の服を見て気がついたが、紺と赤と白のシンボルカラーでコーディネイトしている。単にそのときの間に合わせで写真を撮っているのではなく、写真を宣伝に使えるように配慮しているわけだ。さらに表情も同じで、写真用の、いわば宣伝用に規格化されたマスクを見事に作って撮らせている。そう言えば、岡田克也も前原誠司もテレビに出るときは白のシャツに赤のネクタイ姿だった。前原誠司は二色に加えて黒だった。前原誠司の黒を小沢一郎は青に変えた。なるほど、と頭の中にルックアンドフィールの基調イメージが思い浮かんで、スキンのカスタマイズを試みた。

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by thessalonike4 | 2006-08-18 23:30 | オー・マイ・カッシーニ
平和共同候補と全野党共闘をめぐる動き - 社民党消滅の政治
b0087409_12231539.jpg前回の問題意識の続きだが、来夏の参議院選挙をめぐる動きとして平和共同候補擁立の運動がある。が、ほとんどニュースになっておらず、一部にしか情報が伝わっていない。参院選に向けて最も着々と体制を整えているように見えるのは民主党で、生活者ネットの大河原雅子を東京選挙区で担ぐなど左側にバランスした集票演出を工夫して、政権交代実現のために万全の布陣を敷きつつある。全野党共闘で安倍自民党を倒そうという声はあるが、そうした声が説得的に政党に届かないのには理由がある。まず民主党だが、民主党には他の野党と無理に共闘する必要はない。地域によっては社民党と共闘して票を受けたり流したりはあるだろうが、全国ベースで社民党や共産党と連携する必要はないのである。民主党が目指すのは単独での参院第一党で、そうなれば自動的に自公は参院で過半数割れになる。現状ではその可能性は十分にあり、そのために敢えて左側にバランス配慮した候補者を公認しているのである。

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by thessalonike4 | 2006-08-17 23:30 | 民主党 ・ 2007年参院選
靖国の日 - 「参拝は当然、もっと早く英霊に参拝すべきだった」
b0087409_10719.jpg今年の終戦の日は鉛を飲まされたように気分が重く、憂鬱に沈み込まされた一日が続いた。もし六十五年前に生きていて、その朝、真珠湾攻撃の報を聞いたなら、きっと同じような気分で一日中塞がれていたのではないかという思いに捉われる。靖国参拝は予告されていたことだが、実際に決行されると、そこから予想を超えたイベントとモメンタムが生成されて政治的環境を押し包んで行く。そのイベントとモメンタムがさらに鬱懐を深くする。新聞の事前の報道では、昭和天皇の合祀反対メモの影響が出て、小泉首相の靖国参拝に対して反対世論の方が賛成世論を上回っていた。毎日新聞では賛成36%、反対54%、朝日新聞では賛成29%、反対57%。合祀反対メモ露見後の報道と世論の趨勢は一時の精神安定剤の如きだった。ところが参拝直後の15日夜にNHKの終戦特集の討論番組の生放送で報じられたアンケート調査では、この数字が完全に逆転する結果となっていた。

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by thessalonike4 | 2006-08-15 23:30 | 戦争 ・ 昭和天皇 ・ 靖国問題
民主党の憲法提言 (2) - 歯止め論の欺瞞と護憲派の自己欺瞞
b0087409_13102859.jpg民主党の「憲法提言」の「国連の集団安全保障活動を明確に位置づける」の項には次のようにある。「憲法に何らかの形で、国連が主導する集団安全保障活動への参加を位置づけ、曖昧で恣意的な解釈を排除し、明確な規定を設ける。(中略)こうした姿勢に基づき、現状において国連集団安全保障活動の一環として展開されている国連多国籍軍の活動や国連平和維持活動(PKO)への参加を可能にする。それらは、その活動の範囲内においては集団安全保障活動としての武力の行使をも含むものであるが、その関与の程度については日本国が自主的に選択する」。一読してすぐに思い浮かんだのは、この民主党憲法が制定施行された暁には、自衛隊はレバノンに派遣されてヒズボラと戦闘しなければならなくなるという想像だった。今回、ヒズボラも順守の意向を示している停戦決議には積極的な評価をする向きもあるが、米政権とイスラエルはあくまで決議の目的をヒズボラの武力排除へ向けての戦略的一環と考えており、すなわちイスラエル軍の流血の犠牲を払わずに南部レバノンからヒズボラの勢力を一掃させるべく国連部隊を利用するところに主眼がある。

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by thessalonike4 | 2006-08-14 23:30 | 民主党 ・ 2007年参院選
民主党の憲法提言 (1) - 憲法論としてのリアリティの欠如
b0087409_11401258.jpg民主党の憲法提言は「創憲」の思想で纏められている。その思想を一言で言えば、現在の日本国憲法は古くて時代に合わないので、新しいタイプの憲法を国民の手で作り直さなければならないという主張につきる。この主張は国民の中で果たしてどれほどの共感を得られるだろうか。正直なところ、私は民主党の創憲論に大きな違和感と抵抗感を覚える一人である。私から見て、日本国憲法は古くもないし、時代に合わなくなってもいない。日本の現在の憲法は世界史的に見て最先端の新しい憲法であり、地球上のどの国の憲法と比較しても「新しさ」の面から見て最も進んだ憲法であるという自己認識を持っている。それは私が小学校から高校までの教育で教えられてきた憲法像であり、大学の講義で確認した事実でもある。それについては以前に教科書的に要点を整理した。例えば米国や西欧諸国の憲法と比較して、制定された時期や原理を見ても、わが国の憲法が他と較べて「古い」という感覚や認識は持ち得ようがない。制定されてまだ六十年。日本国憲法はいつから古くなったのだろう。

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by thessalonike4 | 2006-08-11 23:30 | 民主党 ・ 2007年参院選
カッシーニに捧ぐ - 玉座の階にあれ、絶えて真理を裏切らざれ
b0087409_14193647.jpgカッシーニには抜群の政治的センスがあった。一年間、人を探して得られなかったのは事実だけれど、センス抜群の人間を二人だけ発見したのは本当で、その一人は来年の参院選挙に立候補する。反小泉ブロガー同盟はネット運動ではあったが、まぎれもなく本格的な政治運動であり、政治運動を試みるのは私は最初の体験だった。自信はなく、失敗のリスクのみが大きく、軽々に始められる事ではなかった。だが、誰かが始めなければならない。誰かが吉田松陰にならなければならない。決して大袈裟な表現ではなく、壮絶な覚悟で挑戦を始めた。チャレンジに踏み切る決心ができたのは、この二つのブログの存在に勇気づけられたからである。こういう素晴らしい人間が二人もいるのだから、勇気を出して運動を始めれば、もっと人材が集まるかも知れないと考えたのだ。結果的にその考えは甘かった。ブログが世の中のブームになって二年になるが、初期に立ち上げたブログほど内容がある。後発のブロガーほど中身が無い。ビジネスと同じで、センスのいい人間は他に先行してトライを始める。

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by thessalonike4 | 2006-08-10 23:30 | オー・マイ・カッシーニ
政党って何だろう - 新自由主義政党民主党の労働政策の検証を
b0087409_16522087.jpg今、一ヶ月後の総裁選よりも一年後の参院選の方が盛り上がっている。総裁選で安倍晋三の有力な対抗馬だった福田康夫がレースを降りてしまったため、政治ショーを見る観客が興味を失ってしまったことが一つある。もう一つは民主党の小沢一郎が精力的に動いて話題を切らさず提供し続けている努力があり、マスコミがそれを丹念にフォローしている事情がある。小沢一郎は民主党の政権交代を宣伝すると同時に来年の参院選そのものを宣伝している。政権交代のドラマとして脚色して、その政治に大衆の関心を引き寄せるべく予告宣伝をしているのである。民主党とマスコミの宣伝が効を奏して、われわれは参院選についてはすでに選挙戦が始まって、長い戦いの序盤戦を見ているような錯覚を感じさせられている。まるで米国の大統領選のようだ。昨夜は一人区の候補者選びで地方を行脚する小沢一郎の姿が報道ステーションで特集されていた。鳥取へ、秋田へ。政治記者ならではの密着取材で、報道として非常に面白い内容に仕上がっていた。

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by thessalonike4 | 2006-08-09 23:30 | 民主党 ・ 2007年参院選
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