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by thessalonike4
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<   2006年 10月 ( 16 )   > この月の画像一覧
小熊英二による丸山真男像の歪曲 - 河出書房新社『丸山眞男』
b0087409_13152037.jpg昨日(10/30)、編集者と八重洲BCの中二階喫茶店で二度目の打ち合わせをした。順調に行けば、11月下旬にも新刊を店頭に並べることができる。今度の話は突然だったが、なぜ私のところに話が来たのか、打ち合わせの後で4階に上がって本棚を眺めたとき、その真相がわかった感じがした。丸山真男が大ブームなのだ。夥しい数の丸山真男関連本が出版されている。私はこの五年ほど丸山真男からは遠ざかっていて、アカデミーの動向を注目していなかったが、あれもこれもと想像を絶するほどの量が出ていて、書棚の前で立ち眩みがするほどだった。今回の本は拙いものだが、私は丸山真男研究とその思想像の理解において決して他の研究者に負けているとは思っていない。否、むしろ丸山真男の正確な理解へと読者を案内するのは、他の有名な研究者たちではなく自分だと自負している。他の誰よりも「丸山関連本を読むな、丸山真男の著作を直に読め」と口を酸っぱくして言っているのは私だ。

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by thessalonike4 | 2006-10-31 23:30 | 丸山真男
帰去来兮、「夜店」から「本店」へ - 丸山真男以外に誰を読むのか
b0087409_11362783.jpgブログとは直接関係ないが、ある出版社からお声がかかり、本を出すことになった。処女作になる。テーマは丸山真男論。入門書のような形式と体裁になる。現在、第二稿の校正の作業に入っていて、早ければ11月中にも書店に入庫するスケジュールになっている。「小さな花」を咲かせ、区切りをつけたと言えるかも知れない。私の専攻は政治思想史学で、丸山真男論と司馬遼太郎論が研究テーマである。最近、丸山真男の言い方を借りて言えば、本店に戻りたい気分が強い。夜店の営業に深入りしすぎた。現実政治の評論だけならまだしも、実践運動までやって厖大な時間とエネルギーを費してしまった。挑戦したい研究課題がたくさんあり、失った時間や残された時間のことを考えると、正直なところ焦る気持ちになる。本の内容の中心をなすのは思想史方法論の問題で、思想史の方法という視角から丸山真男の輪郭を明らかにしようとするものである。この領域での本格的な研究は他からも多くなされている。が、その殆どは丸山真男を今日の脱構築主義的視点から批判するものである。

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by thessalonike4 | 2006-10-27 23:30 | 丸山真男
護憲新党と野党共闘について - 『ヴェラ・ザスーリッチへの手紙』
b0087409_1559504.jpgある読者からメールを頂戴し、次のような質問を受け取った。「どうやったら野党共闘或いは護憲新党を実現できるか、何かいい智恵はございませんか?」。不遜ながら、大学の講義で習った 『ヴェラ・ザスーリッチへの手紙』の情景を思い出した。ブロガー同盟の同志の一人が、ブログのよいところは、他のブログのように単純な政治的アジテーションの機械的連呼ではなく、ボナパルティズムの概念とか、ウェーバーやビスマルクの政治論とか、構造改革論の理論史とか、そうした政治学や社会科学の一般教養が学べる点だと言ってくれたことがある。『ヴェラ・ザスーリッチへの手紙』についても、この機会にご存知のない方はお知りおきいただきたい。遅れたロシアは資本主義を媒介することなしに封建制から社会主義へと移行・発展できるのか。農村共同体であるミール共同体は、資本主義による破砕なしに、そのままロシア社会主義革命の基盤に転轍し得るのか。ナロードニキの女流革命家ヴェラ・ザスーリッチがマルクスに手紙で問う。

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by thessalonike4 | 2006-10-25 23:30 | オー・マイ・カッシーニ
小沢一郎は平壌を電撃訪問せよ - 虎穴に入らずんば虎児を得ず
b0087409_854571.jpg唐家旋と会談した金正日が「再度の核実験はしない」と発言したと報道された問題について、その真偽が取沙汰されている。私の見方からすれば、北朝鮮は核実験をやりたくても未開発だからできないのである。次回、同じ「核実験」をやっても、前回と同じく爆発規模は小規模で、実験を証明する映像も出せず、大気中に十分な放射能を出すこともできないだろう。現時点で北朝鮮の「核実験」は偽装であり、米国を挑発するチキンレースの政治カードに過ぎない。北朝鮮情勢の関心は中朝国境に集中され、中国がエネルギー供給のパイプを閉めて北朝鮮を兵糧攻めにし、金正日に体制崩壊か六者協議復帰か二者択一を迫る構図となっている。前も指摘したが、胡錦濤は金正日に対してよい感情を持っていない。胡錦濤が中国共産党の最高実力者なのかどうか、私は少し疑って見ているが、胡錦濤が金正日を見離しているのは間違いないと思われる。胡錦濤個人の思惑としては、北朝鮮の憂鬱と懸念から解放されて北京五輪を迎えたいだろう。

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by thessalonike4 | 2006-10-24 23:30 | 韓国 ・ 北朝鮮 ・ 拉致
いじめ自殺事件(1) - 担任教師に業務上過失致死罪の適用を
b0087409_10263736.jpgいじめは犯罪であるという正論をようやくマスコミが言うようになった。最近、北海道滝川市の小学校の事件や福岡県筑前町の事件が大きく報道され、この背景には、これから教育基本法改正をやり、「教育改革」をやろうとする政権の意図があるのは明らかで、現在の教育の惨状を国民に告発するキャンペーンであることは間違いないのだが、それは理解していても、報道されないよりも報道された方がよい。これまでマスコミと国民が問題を放置してきたことが誤りなのだ。先月、滝川市教委指導室長の千葉潤が「手紙にはいじめという言葉が一回も出ていませんよね」とテレビ朝日の取材記者の前で傲然と開き直っていたとき、千葉潤は今日の事態を予想してはいなかっただろう。学校でいじめがあっても、それで生徒が自殺しても、そんなものはなかったと揉み消すのが学校と教委の仕事であり、責任の発生を未然に防ぐのが教育行政の任務だったからだ。他のこれまでの教委は責任追及されなかったのに何で俺だけがと思っているだろう。

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by thessalonike4 | 2006-10-17 23:30 | 共謀罪 ・ 教育基本法改正
核実験を偽装と推定する三つの判断根拠 - 「臨検」と「船舶検査」
b0087409_16452877.jpg北朝鮮の核実験が偽装ではないかと私が推測した根拠は三つある。第一はAP通信の報道で、米国時間10/13pmの最初の記事では、採取した「大気のサンプルには放射能はなかった」という米政府の intelligence official のが報じられていた。ところがその報道が、数時間後には「放射能検出」に変わるのである。情報元は同じ intelligence official 。日本にニュースが伝わったとき(10/14am)は、後のCNNの記事だけが紹介され、前の記事の方は無視された。実は大気中の放射性物質の検査測定は韓国でもやっていて、「異常な放射能値は検出せず」の韓国の結果が、10/12amの時点で米国で報道されている。普通に考えて、この一連の報道の矛盾と混乱は怪しむに足りるもので、米政府と日本政府、さらに日本の報道機関による意図的な情報操作の疑いを抱かせる。第二に、その問題と密接に関連するが、朝鮮中央テレビが10/9に「地下核実験成功」を伝えたときの発表内容の微妙な言い回しである。

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by thessalonike4 | 2006-10-15 23:30 | 韓国 ・ 北朝鮮 ・ 拉致
民主党はコミ戦を作れ - 千葉景子民主党広報委員長にご提案
b0087409_1723332.jpg千葉景子様、はじめまして。ブログ「世に倦む日日」で情報発信しておりますthessalonikeと申します。匿名で失礼いたします。今日は民主党の広報戦略について若干の提案があり、恐縮ながらメールを差し上げる次第です。提案とは、民主党も自民党と同じようにコミ戦(コミュニケーション戦略)チームを作ったらどうかということです。自民党のコミ戦について、巷間の評価がやや過剰にすぎる傾向は確かに感じますが、昨年の衆院選、今年の総裁選を振り返ってみて、広報戦略を担ったコミ戦チームの活躍が大きな成果と実績を出した点は否定しようもありません。自民党は衆院選で大勝し、また今夏の総裁選が終わったとき、自民党の支持率は42%(毎日新聞)に達し、これは14年ぶりの高い数字でした。私は総裁選そのものには関心はありませんでしたが、宣伝と演出の巧みさに舌を巻き、周到に計算したプログラムに慄然とさせられました。最初から党支持率と内閣支持率がゴールとして戦略的に設定されていました。


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by thessalonike4 | 2006-10-14 23:30 | 民主党 ・ 2007年参院選
戦争が始まる - 「臨検」をめぐる金正日の戦略と辺真一の洞察
b0087409_12252065.jpg戦争になる可能性がかなり高い。この情勢を解説している論者の中で、辺真一の議論が私には最も説得力があるように感じられるが、辺真一の分析に従って金正日の戦略を読み解くと、核実験を起こしたのは単なる示威ではなく、この秋に戦争を勃発させるためということになる。私は、核実験の目的は北朝鮮の核クラブ入りであり、核保有国の軍事力を誇示して米国に二国間協議を迫りつつ、経済制裁を耐え凌ぎ、そしてインドやパキスタンの前例を睨んで、二年後の米大統領選で政権が変わるのを待機するという戦略なのだろうと考えていた。昨日までは状況をそう認識していたが、辺真一の話を聞きながら、真実はもっと厳しく切迫したところにあるように思えてきた。金正日は戦争を仕掛けている。狭義の外交の段階は終わった。核実験は瀬戸際外交の最後のカードなのだ。いわゆる「瀬戸際外交」という範疇において核実験の次のカードは無いのである。そう考えると金正日の計略が看取できる。

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by thessalonike4 | 2006-10-13 23:30 | 韓国 ・ 北朝鮮 ・ 拉致
1941年の対日石油禁輸措置 - 米国は二国間協議を決断せよ
b0087409_14364540.jpg政府が発表した追加経済制裁の内容は、①北朝鮮籍船舶の入港禁止、②北朝鮮からの輸入全面禁止、③北朝鮮籍を有する者の入国原則禁止の三点。新聞もテレビも論評していないが、これほど重大な制裁措置を日本が他国に対して発動するのは初めてで、これまで経験のなかった事態である。想起するのは太平洋戦争前の米国による日本に対する石油禁輸で、41年7月に日本軍による仏印進駐に対して米国が対日資産の凍結と石油輸出の全面禁止を決定した。石油の8割を米国から輸入していた日本は資源確保のために蘭印占領を計画、真珠湾とシンガポールの奇襲攻撃に踏み切る。松茸やアサリの外貨収入が、当時の日本の米国からの石油輸入と同等と考えるのは大袈裟だが、歴史を振り返ってみれば、当時の日本は米英中蘭による経済制裁の圧力に対して、中国からの撤兵という「国際社会からの要求」を受け入れることなく、そのまま孤立と破滅の路線を暴走して行った。明らかに自滅の道だけれど、当時の軍と政府は(主観的には)生き残りのために戦略的に動いていた。

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by thessalonike4 | 2006-10-12 23:30 | 韓国 ・ 北朝鮮 ・ 拉致
国会の風景 - 格差で下がるはずの支持率が北朝鮮核で上がる
b0087409_1259402.jpg昨日の記事で、北朝鮮の核実験がわが国でただちに集団的自衛権の憲法解釈変更の政治に繋がるだろうと予想したが、案の定、そのとおりの展開になった。今日(10/11)の参議院予算委員会で舛添要一が質問に立ち、安倍首相と久間防衛庁長官と阿吽の呼吸で質疑を交わしながら、船舶臨検の法整備と集団的自衛権の解釈変更に前向きな発言を政府答弁として明確にさせた。具体的に紹介すると、国連安保理で憲章41条に基づく制裁決議案が通り、米海軍が日本海で北朝鮮船舶の臨検に及んで北朝鮮側から銃撃を受けた場合、海上自衛隊はどう対応するのかという質問を舛添要一が発したの対し、安倍首相は比喩を用いながら次のように回答した。現在のところは、領海内であれば攻撃に対して武力行使ができるが、公海上であればそれはできない。これは憲法上の集団的自衛権行使の制約によるものだが、果たしてそれでいいのかは問題がある。

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by thessalonike4 | 2006-10-11 23:40 | 安倍政権
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