本と映画と政治の批評
by thessalonike4
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<   2007年 08月 ( 8 )   > この月の画像一覧
華麗なる内閣 - 「世に倦む」臨時革命政府のイマジネーション
b0087409_15565799.jpg内閣改造で安倍内閣の支持率が参院選前の水準に戻った。これまで、支持率30%を切って20%台に落ちた政権が再び国民の人気を回復するのは不可能と言われていた。今回のような事例を見るのは初めてだが、あれほどの不面目な惨敗を喫しながら安倍首相が辞任しないという事実も、それがそのまままかり通るという事実も、どれも信じられない異様な政治的光景であり、唖然として、批評する言葉も組み立てられないまま時間が経ってゆく。内閣改造の日の夜、日本テレビは特番を組み、スタジオに自民党支持の文化人と政治家を集め、安倍内閣の心機一転と再出発を演出して持ち上げ報道した。スタジオには野党議員の姿はなく、身内だけで完全に固めていて、まるで一年前の安倍政権誕生時の異常報道に戻ったかのような風景だった。国民が選挙で民意を示した実感を持つことができないのは、テレビが民意を正しくありのままに報道しないからである。テレビ報道だけを見ていれば、選挙の勝者が自民党なのか民主党なのか分からなくなる。

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by thessalonike4 | 2007-08-31 23:30 | 新自由主義と福祉国家
小池百合子の記憶と残像 - 刺客選挙から報道の革命まで
b0087409_18265517.jpgブログが小池防衛相の再任を予想した途端に、本人が入閣を辞退する報が伝わった。真相が何なのか興味深い。私が小池百合子の入閣を予想したのは、森喜朗たちの「小池降ろし」に対抗して、「改革」の旗を守ろうとする小泉純一郎が裏で強力に小池支持に動き、米国がお墨付きを与えて後押ししたからではないかと考えたからで、ここで小池百合子を失脚させると、「改革政治」の正統性が危機に瀕する恐れがあるからである。この季節になれば、誰もがいやでも思い出すが、あの二年前の郵政民営化選挙の主役は、「改革の旗手」として「抵抗勢力」が蟠踞する選挙区に斬り込んで行った刺客たちだった。その刺客候補の一番手として名乗りを上げたのがルックスグッドな小池百合子で、彼女が刺客として立ったときは、選挙の趨勢はまだ不透明な段階にあり、小泉自民党に風が吹くかどうかは微妙な情勢だった。そのとき、郵政民営化への世論は未だ賛否拮抗していた。

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by thessalonike4 | 2007-08-25 23:30 | 安倍政権
新内閣の閣僚名簿予想 - 森喜朗と小泉純一郎のベクトル
b0087409_11494650.jpg来週、8月27日に発表される党執行部と新内閣の閣僚人事について、新聞報道を見ながら下のような顔ぶれを予想してみた。今回の閣僚人事の予想は難しい。そして予想するのが面白くない。簡単に考えれば、今度の内閣改造における安倍晋三の最大の目標は支持率向上であり、支持率を最大にする改造人事を考えないといけない。それは本人もよく分かっているはずなのだが、安倍晋三が頭が悪く、客観状況を理解できない人間であるために、その目標を最大限達成する人事を立案実行することができない。新聞報道でアドバルーンが上がっている名前は支持率に寄与しない人間ばかりだ。そして本来、人事は最後まで極秘で伏せていて、そして開示の瞬間にサプライズを起こさなければならない。それが最も政治的に効果のある人事のやり方である。小泉純一郎はそのようにした。

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by thessalonike4 | 2007-08-22 23:30 | 安倍政権
勇気と底力と自己犠牲 - 民主主義の永久革命とその指導者
b0087409_12295966.jpg「私たちはどうすればいいんですか」、「それはまだ間に合いますか」。彼女が森田実に訊き、金子勝に尋ね、西部邁に問い迫った同じ質問を、私が受けたのは二年前の9月29日のことだった。場所は港区の芝公園。 「こうすればいいんだよ」。その五日後、私が返した答えがSTK (Stop The Koizumi) のラウンチだった。運動を決断したのは彼女がいたからだった。この実力者の協力を得られれば運動を成功に導けるかも知れない。アラーの神が砂漠にオアシスを出現させたように、奇跡を起こすことができるかも知れない。そう考えることができたから、勇気を出して一歩踏み出すことができた。彼女は単なるブロガーではなかったし、まして単なる「普通の主婦」でもなかった。そのとき、すでに全国に名を馳せた著名な地域住民運動の闘士であり、いちど実際に政治の奇跡を起こしていた。

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by thessalonike4 | 2007-08-14 23:30 | オー・マイ・カッシーニ
江田五月事務所からメールが届いた - インターネットの十年前
b0087409_14221098.jpg今度は何と江田五月事務所のスタッフからメールが届いた。サイトを管理している責任者の方だろうか。感動したので、返事を書く前にそのままブログで報告することにする。江田五月事務所のネットへの感度の鋭さとアンテナの高さについては前の記事で書いたが、この8月8日の夜に届いたメールにも私は本当に驚かされた。江田五月が参院議長に指名され就任したのが8月7日で、この日の夜のNHKの7時のニュースでトップニュースの扱いとなり、タイトルバックに江田五月の映像が流された。8月7日から8日にかけて、江田五月は時の人となり、8日の朝刊各紙では江田五月の人物と略歴を紹介するコラム記事が政治面を飾っていた。華やかな経歴で彩られた江田五月の人生の中でも、今回の栄誉が最も眩いスポットライトが照射された瞬間だった。

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by thessalonike4 | 2007-08-10 23:30 | 丸山真男
江田五月からメールをもらった頃 - 姫井由美子当選を寿ぐ
b0087409_22321742.jpg江田五月からメールをもらったのは、今から十年ほど前のことだった。こちらからメールを出して返事が届いたのではなく、向こうからいきなりメールが来た。文面は詳しく覚えていないが、「いろいろと批判されることは多いが、丸山ゼミ生の中で政治の世界に飛び込んだのは私だけです」という内容のことが書かれていた。そして文末には「今後も頑張って下さい」と激励の言葉が綴られていた。当時、私はHPで「政治改革」を痛烈に批判する論陣を張っていて、左側から「政治改革」に呼応した菅直人や江田五月に対しても、山口二郎や後房雄に対してと同様の辛辣な批判を加えていた。したがって、その江田五月本人からまさかメールが届くとは思ってもいなかった。が、それとは別に、丸山真男が死んだときに江田五月が書いていた追悼と回想の文章はとても印象的なものだった。

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by thessalonike4 | 2007-08-07 23:30 | 丸山真男
阿久悠を悼む(2) - 「様式演歌」と「飼料音楽」の間の70年代
b0087409_167591.jpgたとえば鳥羽一郎の『兄弟船』とか、川中美幸の『ふたり酒』とか、テレビを見ていれば自然に目と耳に入ってくる曲がある。想像力を必要としないワンフレーズでシングルメッセージの演歌群。私はこれを「様式演歌」と呼ぶけれど、こうした「様式演歌」を愛好する一定のマーケットが確実にあり、時代が変わってもなかなか消えない。私はその世界に内在できず、こういう音楽を生活の一部にしている人たちの感性によく共感できない。普通に日本の小学校と中学校に通い、音楽の教科書に載っている歌を習い覚えてきた人間が、『兄弟船』を好み聴く人間になる過程を論理的にトレースできない。きっとこういう曲を聴いている人たちが自民党に投票しているのだろうと思って違和感を埋めていた。60年代までの歌謡曲の世界は「あなたに棄てられて悲しい」「あなたなしで生きていけない」と女が嘆くだけのワンパターンの「様式演歌」が主流だった。

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by thessalonike4 | 2007-08-04 23:30 | その他
阿久悠を悼む(1) - カーネルは「お笑いの全体主義」を拒絶する
b0087409_13165653.jpg阿久悠は私の精神のカーネルの一部である。UNIXについて知識を得たとき初めて知ったカーネルというIT用語を、政治思想史学の分野における有効な方法的概念として応用できないかと着想したのは今から二十年以上前のことだったが、特にそこから概念の学問的精製や鋳直しを本格的に進めることもないまま、けれども私は私の言語としてこの言葉を躊躇なく十年以上も使い続けている。その作業の報告や学問的な提案はブログではなく別な場で挑戦を試みたい。だから、ここでは比喩として無前提に使うけれど、私のカーネルを構成する要素には、他にジョンレノンがあるし、それから手塚治虫と梶原一騎と小池一雄がいる。それは取り替え不可能なもので、生涯にわたって関心のエンジンを方向づけ、善悪と良不良の価値判断、快不快の感覚反応を規定づけるものである。

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by thessalonike4 | 2007-08-02 23:30 | その他
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