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本と映画と政治の批評
by thessalonike4
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<   2007年 09月 ( 13 )   > この月の画像一覧
読みたい本がない秋に - ユン・チアンの 『ワイルド・スワン』
b0087409_15382558.jpg秋になると本が恋しくなる。5年前の 『海辺のカフカ』 のような、心を満たしてくれるいい本に出会いたくて、ネットの中の新刊情報サイトを徘徊するのだけれど、なかなかいい本に出会うことができない。3年前は 『ダ・ヴィンチ・コード』 と出会えて、至福の時を過ごすことができた。心から満足できた。本の世界と自分の関心を交錯させ、想像力を縦横に広げながら、踏み込んで批評を綴るのが楽しかった。あれから3年ほど経つけれど、素敵な本と出会えていない。例えば、現在のジュンク堂書店が出している総合ランキングのページを見ても、興味を起こす本が一冊も上位にない。ランキング下位のページを捲っても、特に手に取って読みたいと思う本が出て来ない。文芸書や人文歴史書のランキングを見ても、やはり心を引く本が見つからない。今年も出会いのないまま、空しく読書の秋を終わらなくてはいけないのだろうか。

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by thessalonike4 | 2007-09-30 23:30 | その他
内閣支持率 53% - 食料品値上げ+10% 消費税増税+5%
b0087409_21315622.jpg9/16の記事で福田内閣の支持率を「高くて50%の水準だろう」と予想していた。結果は朝日新聞が53%、読売新聞が57%、共同通信が58%で、ブログが予想した水準より少し高めに出た。予想より高めに出た理由は、洪水のような2週間の政治宣伝の影響だと言えるだろう。あれだけ徹底的にテレビで宣伝をやれば、しかも民放だけでなくNHKも巻き込んで大規模にやれば、どんな商品(政権)でも確実にプリファレンスは上がる。今回の総裁選宣伝報道は、民放よりもむしろNHKの方が積極的に仕掛けているように見えた。そこにはいろいろな意味や背景があるだろうが、何となく感じたのは、昨今の政治番組ブームを見て、NHKがそれに追従して精力的にキャッチアップしているような印象があり、「政治番組コンテンツ」の視聴率にNHKが敏感になっている気配がある。

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by thessalonike4 | 2007-09-27 23:30 | 福田政権・2008年総選挙
「9割残留」と「背水の陣」の矛盾 - 福田康夫の無気力と無責任
b0087409_10482691.jpg9割の閣僚を残留させた無改造内閣を「背水の陣内閣」と呼ぶのは言語矛盾ではないか。背水の陣とは、もう後がないという意味で、すなわち最後の最後の決死の陣形という意味である。福田首相が今国会の攻防を一歩も後に引けない絶体絶命の政治戦場だと認識し、その戦いに勝利するために知恵を絞りぬいた陣形を布くと言うのなら、前司令官の幕僚をそのまま起用配置するというのは明らかに論理的に矛盾している。本当にその戦いが生死を賭けた攻防であるなら、自分が考える戦略に応じた最適最高のスタッフをキャビネットに揃えるべきだろう。それが安倍晋三が起用したスタッフと同じになるわけがない。一部のマスコミは、今度の内閣は暫時的なもので、暮れに本格的な改造があるなどと訳のわからないことを衒いもなく言いのけている。それなら「背水の陣内閣」という表現は不適当だろうし、その言葉を呼び名に使うのは矛盾しているではないか。

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by thessalonike4 | 2007-09-26 23:30 | 福田政権・2008年総選挙
政治狂躁とプロレタリア文化 - テレビ番組、小説、本、ブログ
b0087409_1651459.jpgウェーバーの宗教社会学に「オルギー」という概念がある。狂躁、狂騒。自民党総裁選の報道洪水と政治に頭を浸され漬け込まれている大衆状況について考えたとき、マルクスの「存在が意識を規定する」の公理と同時に、ウェーバーの「オルギー」という言葉が念頭に浮かんだ。政治狂躁。眼前の不本意な社会的現実の進行に対して、それに流されたり屈服することなく、対抗する思惟の力や確信を得るためには、現実を合理的納得的に把握することが必要で、それは要するに概念を構成するということである。「現実」にアプローチし、タッチし、グリップすること。その「現実」を概念化することができれば、「現実」を惹起せしめている原因と構造を分析し、運動する「現実」の合法則性を認識でき、そして「現実」の没落を証することができる。それが社会科学するということだろう。概念化するためには、対象である「現実」に対して言葉を与える挑戦から始めなければならない。

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by thessalonike4 | 2007-09-24 23:30 | 新自由主義と福祉国家
古田敦也引退 (2) - 中産層の没落とプロ野球人気の凋落
b0087409_15281663.jpg存在が意識を規定すると言ったのはマルクスだった。 「人間の意識が彼らの存在を規定するのではなくて、逆に、彼らの社会的存在が彼らの意識を規定するのである」。 史的唯物論の公式表現として有名な 『経済学批判の序言』 の中の一節にこの言葉がある。そのことは文科系の大学を出た者なら誰でも知っている。古田敦也の引退劇とそれに対するマスコミと国民の無関心、そして一方における自民党総裁選の異常な狂躁報道を見ながら、自分自身を振り返って想起したのは、マルクスのこの言葉だった。今はセパ両連盟の公式戦最終版で、息の詰まるような熾烈な首位争いが上位球団によって演じられている。先日の巨人阪神3連戦も「伝統の一戦」に相応しい死闘が演じられていた。ところが、私の関心はそこにないのである。例えば、夜8時に、民放テレビで政治番組と野球中継の二つを放送していたら、私は恐らく政治番組の方を選んでしまうのではないか。

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by thessalonike4 | 2007-09-23 23:30 | その他
古田敦也引退 (1) - 古田は日本の民主主義の偉大な英雄
b0087409_15502190.jpg3年前の9月24日に 『古田は日本の民主主義の偉大な守護神』 という記事を書いている。この論稿はお気に入りの一作で、プロ野球論でありながら、同時に私のデモクラシー論の核心が表現されている。そして、この一年後に例の郵政選挙の政治の激動があり、私は決意してSTK改革ファシズムを止めるブロガー同盟)の運動を始め、荒れ渦巻く政治の波涛の中にブログの舟を漕ぎ出して行った。以来、ブログは「政治ブログ」にカテゴライズされるようになり、他の有象無象の無内容な「政治ブログ」たちと一列に並ばされ、日刊ゲンダイ紙からもそのような評価を頂戴して今日に至っている。ブログを始めて3年になるが、最初の一年間は「政治」はブログの主題ではなかった。むしろ「文化ブログ」の性格の方が強かった。二年前から結果的にそうなったのであり、それは自分の選択の反映であり、どれほど「政治ブログ」が不本意であれ、結果には責任を負わねばならない。

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by thessalonike4 | 2007-09-22 23:30 | その他
耳をすましてごらん - 北側一雄の与党政策協定見直し発言
b0087409_2245138.jpg本田路津子が72年に歌った美しいバラードに『耳をすましてごらん』がある。NHKの朝の連続テレビ小説『藍より青く』の主題歌として大ヒットした。90年には南野陽子がカバーしている。すっかり忘れていたこの曲に、思い出そうとすると、何かしら秋のイメージを感じるのは、本田路津子のもう一つのlヒット曲と記憶が接着錯綜し、さらに類似した秋の歌であるトワ・エ・モアの名曲へと、ひと繋がりの連想で頭の中の記憶装置に情報が格納されているからだろう。マスコミは、自民党総裁選のお祭り騒ぎをして、参議院選挙の民意を打ち消すかのような宣伝報道で画面と紙面を埋め、国民大衆の意識の中の「自民党」を再生刷新しようと情報操作し、それを見せつけられるわれわれは、幾度も繰り返した神経衰弱の苦悶に耐えなければならないけれど、耳をすませば、その大きな騒音の下に、確かな時代の動きを知らせる小さな音の響きがある。

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by thessalonike4 | 2007-09-18 23:30 | 福田政権・2008年総選挙
福田康夫の政治 - 総理就任で目標達成、政策も選挙も関心外
b0087409_16112847.jpg9/14(金)は自民党総裁選の告示日だったが、その日の朝日新聞に 「次はこんな資質の人を」と題した社説が載っていた。面白いので引用すると、「首相に求められる資質とは何か。(中略) いたずらにキャリアを重ねればいいわけではないが、豊富な経験がものをいうのは間違いない。議会制民主主義の道理をわきまえることも必要だ。さらに寛容の心が大切だ。国を率いるには強い指導力が肝心だが、『われこそが正しい』と思い詰める偏狭さは国を誤らせかねない」 とある。明らかに、倨傲と独善の暴走の果てに国民や国会に大迷惑をかけてクラッシュした安倍晋三に対する批判をこめた首相資質論であり、安倍晋三から福田康夫への政権移行の必然性を肯定的に弁証する筆致である。面白いと思ったのは、恐らく半年もしない間に、また新しい総裁選びを自民党はやる羽目になるに違いないのだが、そのとき、朝日新聞は、新総裁にどのような資質を期待するだろうかと意地悪く思ったからである。

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by thessalonike4 | 2007-09-16 23:30 | 福田政権・2008年総選挙
安倍晋三の責任と無責任 - 福田康夫有利を予想できた理由
b0087409_10232848.jpg所信表明演説や辞任会見の際に、安倍晋三の口から責任という言葉がやたらと連発されるのだが、その意味が不明で、言葉が軽く、本人はどういう意味で責任という言葉を言っているのだろうかと訝っていたのは『報道ステーション』の加藤千洋だった。その加藤千洋は、一昨日(9/12)の放送で、40日間の無駄な政治空白を作り出し、国会の代表質問の直前に身勝手に辞任した安倍晋三に対して、「国民に対してお詫びする言葉が一言もありませんでしたね」と静かな怒りのコメントを発していた。日本語の「責任」という言葉は飾り言葉に堕しやすく、中身を曖昧にしやすい性格を持っている。責任という言葉を執拗に掲げて訴えながら、安倍晋三の政治ほど無責任なものはなかった。窮極の政治的無責任の姿。それは海外メディアからも厳しく批判されているとおりだが、安倍晋三の責任と無責任について少し感じたことを述べると、安倍晋三が修辞として使っていた「責任」は、本当のところは、本人の内面において「国民に対する責任」の意味は無かったのではないか。

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by thessalonike4 | 2007-09-14 23:30 | 安倍政権
恥と共に去りぬ - 安倍晋三の退場と自民党後継総裁の政治
b0087409_95026100.jpg今回の安倍晋三の辞任劇は、日本の憲政史上最悪の汚点として残るもので、議会制民主主義に対する卑劣な侮辱行為である。新聞やマスコミは様々な見方を示しているが、根底には安倍晋三自身の生まれながらの日本国民への軽蔑意識と民主主義への拒絶観念がある。安倍晋三の傍若無人は遺伝子が為さしめているもので、要するに六十年安保のときに権力の座を追われた戦犯岸信介とその娘の洋子、その二人から受け継いだ日本国民への不信と戦後憲法の民主主義に対する怨念が精神構造の中核にあり、安倍晋三の傲慢で欺瞞に満ちた行動を突き動かしている。安倍晋三の驚天動地のわがままと無分別は、母親の洋子が許し唆しているもので、恐らく、参院選敗北後に辞任させず居直らせたのも、代表質問直前に辞任させたのも、安倍洋子の倒錯した溺愛妄念が庇護し誘導しているのに違いない。国民は徹底的にバカにされ、コケにされたのだが、安倍洋子と安倍晋三は国民をバカにして二人で哂いたかったのだ。戦後民主主義の憲法体制の下で、親子は自覚せる「正統的異端」であり、究極の悪と愚劣を演じて歴史に汚点を残して恥じることはないのだ。

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by thessalonike4 | 2007-09-13 23:30 | 安倍政権
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