本と映画と政治の批評
by thessalonike4
カテゴリ
チベット暴動と北京五輪
ガソリン国会と後期高齢者医療
新自由主義と福祉国家
ワーキングプアと社会保障
山口県光市母子殺害事件
福田政権・2008年総選挙
米国大統領選挙
田中宇と世界金融経済
イージス艦衝突事故
イスラエルのガザ侵攻
岩国市長選挙
防衛省疑獄事件
大連立協議と小沢辞任
民主党 ・ 2007年参院選
安倍政権
憲法 ・ 皇室
戦争 ・ 昭和天皇 ・ 靖国問題
韓国 ・ 北朝鮮 ・ 拉致
共謀罪 ・ 教育基本法改正
村上世彰インサイダー事件
オー・マイ・カッシーニ
ネット市民社会
丸山真男
辺見庸
奈良紀行
その他

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麻生太郎新総裁と解散総選挙 - 政界再編は遠のき塹壕戦続く
b0087409_12552059.jpg二度の国会(昨年の臨時国会と今年の通常国会)で、民主党が格差と医療と年金を争点にしなかったのは何故だろうか。この点は素朴な疑問であり、現在の政治を考える上で重要な問題点だと思うが、誰も問題にせずに無視している。臨時国会の争点は給油問題(新テロ対策特措法)だった。通常国会の争点は道路問題(暫定税率と道路特定財源)だった。民主党が昨年の参議院選挙で掲げた政権公約の第一は格差問題で、第二が医療問題、そして選挙の最大の争点は年金問題だった。国民が民主党に期待したのは、格差と医療と年金の問題の解決であり、それが民意であり、その民意を受けて民主党は選挙に圧勝して参議院で過半数を制した。それが半年前の出来事である。国会論戦においても、この三つの問題で政府与党を攻めた方が国民の支持も大きく、より早い日程で福田政権を解散総選挙に追い込む情勢を作ることができただろう。

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# by thessalonike4 | 2008-04-03 23:30 | ガソリン国会と後期高齢者医療
「解散総選挙に追い込む」の嘘 - 「ねじれ国会」の操作と隠蔽
b0087409_12542548.jpg加藤哲郎のネチズン・カレッジ」を読むと、中国政府が中国国内から「世に倦む日日」にアクセスできないように制限をかけているという情報があった。実際に加藤教授が滞在した北京・上海・長春のホテルで確認した体験談が紹介されている。事実なら非常に残念なことだが、アクセス解析を調べてみると、3月に入ってから中国語環境からのアクセスが激減している。通常、ブログへの中国語環境からのアクセスは全体の0.1%ほどあり、英語環境からの4.2%に次ぐ多さとなっていたが、3月はほとんど来訪者がなかった。私は、中国の(日本語のできる)読者にこそブログを読んでもらいたいと思っている。中国には日本語の堪能な人が本当に多い。現在は逆転してしまったかも知れないが、5年前は英語人口よりも日本語人口の方が多かった。特に改革開放時代初期に日本語を習得された方の中に優秀な人物が多い。

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# by thessalonike4 | 2008-04-02 23:30 | ガソリン国会と後期高齢者医療
反貧困フェスタ2008の祈りと願い - 河添誠と北村肇の展望論
b0087409_1434378.jpg校庭のテントの下で「反貧困」のグッズを販売していた主催者メンバーの表情がとてもよくて、そのことをもう一度書いておきたい。昨年暮れにNHKの『ワーキングプアⅢ』を見たときの感動が再び涌き上がってきた。500円のハンドタオルを買い、千円札を出して500円のお釣りを受け取ったのだが、そのときの若い女性の真剣な眼差しが、震えるような祈りと願いを漂わせたもので、忘れられない印象を刻みつけたからである。日本人は中産階級の生き方をしているときが一番美しい。その中産階級としての生き方を剥奪された現在の日本人がある。けれども、人間は奪われたものを回復しようとしたとき、その本来の美しさを人間性として回復する。奪い返すものは人間としての尊厳。テントの下でボランティアで働いていた若いメンバーの姿に中産階級の日本人の美しさが神々しく甦っていた。人間の尊厳に触れる思いがした。

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# by thessalonike4 | 2008-03-31 23:30 | ワーキングプアと社会保障
反貧困フェスタ2008 - 問題は政治によってでしか解決できない
b0087409_15214622.jpg千鳥が淵のお花見がてら、神田で開催された「反貧困フェスタ2008」に出かけてきた。週末の3/29は朝から好天で、東京の桜が満開となった絶好のお花見日和であり、都心へ向かう電車はお花見客を乗せて平日を上回る混雑だった。満開、花は満開、君はうれしさあまって気がふれる。花見客で電車が満員になる井上陽水の歌があった。土曜の電車は平日よりダイヤがルーズで、都心に到着するのが遅くなる。10:15に始まるシンポジウムに合わせて家を出たが、会場の一橋中学校に着いたときは時間を少しオーバーしていた。校門を入って受付で入場料を払い、校庭を横切って校舎に入ろうとしたら、左手の特設ステージから聞きなれた政治家の声が聞こえてきて、黄色のブレザーを着た福島瑞穂がマイクを持って演説していた。「この18歳の少年もお金がなくて大学進学を諦めざるを得ませんでした」。岡山駅で起きた殺人事件の話をしていた。

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# by thessalonike4 | 2008-03-30 23:30 | ワーキングプアと社会保障
チベット暴動と北京五輪の政治 - 今後の三つのマイルストーン
b0087409_151428.jpg今日が3月27日。もし仮に、今回の暴動がチベット側による北京五輪を標的にした意図的で計画的な政治であったとするならば、この動きはこれから五輪開催までの間にさらに続発する可能性が高い。具体的に日程を見てみると、8/8の北京での五輪開会式までの間に三つの大きな政治的里程標が考えられる。①まず5/6から5/10までの胡錦濤主席の訪日、②その次が6/19から6/21での聖火リレーのチベット自治区内通過、③そして最後に7/7から7/9までの洞爺湖サミットである。このタイミングで暴動の連鎖が起きるだろう。もし私がチベット独立派の政治参謀なら、そのようなマイルストーンで戦略を立案する。作戦の目標は北京五輪を潰すことであり、EU加盟諸国を始めとする主要国の五輪不参加を実現することで、それが究極の目標だが、それに並ぶ戦略目標として、洞爺湖サミットの首脳会議のテーブルでチベット問題を議題にして討議させ、サミットの決議文にチベット問題に関する一項目を挿入させることがある。

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# by thessalonike4 | 2008-03-27 23:30 | チベット暴動と北京五輪
チベット独立論の盲点 - 国境の線引きと自治区内中国人の処遇
b0087409_1553682.jpg纏足とアヘン中毒と人身売買の時代の中国、主権なき半植民地状態の中国の混乱と停頓と疾患については、魯迅の『阿Q正伝』や『狂人日記』で手探りすることができる。文化大革命時代の混迷と絶望と地獄については、ユン・チアンの『ワイルドスワン』を読むことで正確に検証することができる。われわれ日本人が簡単に戦前の暗黒社会に戻ることができるように、中国人も簡単に統一前の中国の分裂と混乱の泥沼状態に戻ることができる。統一国家を壊し、法治国家を崩して、剥き出しのエゴと暴力で梟雄が地域を支配する社会に立ち戻ることができる。梟雄が覇を競って争う古代的乱世に戻ることができる。中国も日本と同じなのだ。中国が新自由主義の激越な格差社会にブレーキをかけられないのは、文化大革命の悪夢の時代に戻る恐怖があるからである。極貧共産主義の「平等社会」の記憶が甦るからである。中国人にとって共産主義経済とは、あの人民服と人民公社と下放労働の悲惨な全体経験である。

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# by thessalonike4 | 2008-03-26 23:30 | チベット暴動と北京五輪
チベット問題を論じる前提 - セーフティネットとしての鄧小平路線国家
b0087409_12594415.jpg昨日のブログの記事が、全体として中国政府寄りの立場に過ぎるのではないかという批判については、甘んじてそれを受けなければならないかも知れない。人権や自由と民主主義の普遍的価値に立脚した視点が弱いという指摘も少なからず当を得ている。けれども、チベット問題を論じるということは、中国問題を論じるということであり、それは日中関係の政治を論ずるということである。われわれには所与の日本の政治的現実がある。現実の歪んで爛れたイデオロギー環境と思想空間がある。そうした現実から離れたチベット論はあり得ない。社会科学は現実の問題を解決するための理論を提供するものであり、常に現実を変革する態度を失ってはならず、そこから切離された、言わば宙に浮いた普遍的真理や抽象的命題の一般論を無前提無媒介に直接的に対象分析に適用する態度は社会科学的とは言えない。ファナティックな右翼のイデオロギーの増長充満と跳梁跋扈という日本の思想的現実を意識することなくチベット問題を論じることはできない。

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# by thessalonike4 | 2008-03-25 23:30 | チベット暴動と北京五輪
チベット暴動の政治 - 五つの視点からチベット情勢を考察する
b0087409_132323.jpg第一に、チベットの暴動は暴動ではなく民衆の抵抗あるいは蜂起と呼ぶべきだという主張があるが、この議論は果たして認識として当を得ているだろうか。テレビのニュースの映像を見ていると、ラサ市内でチベット人が中国人の商店を集団で襲撃して、投石や放火の破壊行為を行っている。罪のない民間人の住宅店舗を襲撃する行為は、それが日頃の民族的抑圧に対する怨嗟と憤懣の爆発であるという事情があるにせよ、やはり抵抗や蜂起の言葉で事態を説得することを困難にする。同情はできても支持はできない。それを蜂起だとか抵抗の言葉で正当化するのなら、まずは政府や共産党や警察の庁舎を標的にするべきで、襲撃する対象は権力を持った自治区の要人でなければならない。さらに、今回は亡命自治政府のダライ・ラマ自身がチベット人に対して自制を求めている。抵抗運動を鼓舞する発言や声明を発していない。これだけの材料から考えても、暴動という言葉が事態の説明において適当と思われる。

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# by thessalonike4 | 2008-03-24 23:30 | チベット暴動と北京五輪
竹中平蔵の安心理論 - ドル危機を隠蔽する新自由主義の詭弁
b0087409_1453244.jpg今日(3/23)の「サンデープロジェクト」に竹中平蔵が出てきて、またぞろ外国人投資家の「日本売り」の話を始め、新自由主義のプロパガンダを視聴者にシャワーしていた。今度は法人税を下げろと言う。日本の株価の下落率が他国の市場より大きいのは、諸外国より法人税率が高すぎるからだと説明していた。日経新聞を含め国内の数ある新自由主義のプロパガンダ装置の中で、最も露骨で厚顔なのが田原総一朗の政治番組で、世間の常識が徐々に新自由主義から離れ、「改革」政策の支持から離れて行っているのを必死で食い止める世論操作の防波堤の役目を担っている。実は二日前の金曜日(3/21)にネットで調べたときは、本日の「サンデープロジェクト」は、ドル下落がテーマで榊原英資の出演予告になっていた。それが土曜日に突然ひっくり返されて、竹中平蔵に差し替えられた。電通の横槍だろう。今日の番組の中で田原総一朗は榊原英資の悪口を言っていた。これも電通の差し金だろう。これは見落とせない重要な事件だと思われる。 

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# by thessalonike4 | 2008-03-23 23:30 | 田中宇と世界金融経済
奈良紀行 7 - 奈良ロイヤルホテルの茶粥
b0087409_16445496.jpg旅行へ行って、どこへ泊まったとか、何を食べたなどということは、あまり書きたくもないし、誰かが書いたものでも読みたいとは思わない。司馬遼太郎の『街道をゆく』でも、そうした話はほとんど出て来ない。しかし若干の例外があり、文中に宿舎や食事に立ち寄った店の名前が登場する場合がある。読者である私にとってそこは要注意の情報となる。台湾の高雄にある国賓大飯店(アンバサダーホテル)はそういう一軒で、『台湾紀行』の中で紹介されていた。これはいいホテルに違いないと睨み、旅する機会を待ち、その機会を得て、東京から電話で予約を入れたが、「calling from Tokyo」と言った途端に、「あ、東京からですか、これはどうも」と即座に流暢な日本語が返ってきた。実際にサービスのクオリティが完璧で、ここのホスピタリティに勝てるホテルは日本国内でも数少ないと思われる。フロントもベルマンも全員が日本語と英語と中国語の三ヶ国語に堪能だった。抜群な語学能力。

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# by thessalonike4 | 2008-03-20 23:30 | 奈良紀行
奈良紀行 6 - 平城京の再興
b0087409_1338215.jpg本棚の隅に東京書籍発行の『日本史図説』があり、その中に「平城京全景復元模型」の写真が載っていて、薬師寺の周辺を確認したが、やはり参道は配置されていなかった。本当に無かったのか。梅原猛が法隆寺の中門の中央に柱が立つ特異な伽藍構造に注目して、聖徳太子の怨霊を封じ込める設計意図を問題提起したのに匹敵する大きな謎の発見ではないかと一人で興奮していたが、薬師寺以外の南都七大寺の他の寺にも参道の設計配置がない。例えば、興福寺も、南大門から真っすぐに南下すると猿沢池に池ポチャになってしまう。池の南側から南大門と中金堂を直望し、右の五重塔と左の西金堂を視界両脇に入れるという景観は悪くないと思われるが、南大門に向かうには猿沢池を迂回しなくてはならず、アプローチが直線ではなく弧になってしまう。猿沢池の南側には元興寺が隣接している。直進の参道が十分に配慮されているのは、東大寺と、そして恐らく西大寺だけだ。

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# by thessalonike4 | 2008-03-19 23:30 | 奈良紀行
奈良紀行 5 - 東大寺整肢園
b0087409_1601157.jpg枕詞の「あおによし」は「青丹よし」の意味で、丹は丹色、すなわち伽藍の柱や梁や扉に塗られた朱色を、青は伽藍の連子窓に塗装された顔料の緑色を示し、奈良の都に並び立つ大伽藍を彩る赤と緑の美しさを高らかに表現したものであると薬師寺の僧侶が法話の中で教えてくれた。高田好胤による薬師寺の昭和の大復興から始まった奈良の平城伽藍再興運動は、現在では薬師寺だけでなく他の寺院にまで動きが広がっていて、例えば興福寺が「創建期の天平時代の文化空間を再構成する」として、中金堂の再建工事が勢いよく進行している。興福寺の国宝館の中には再興する中金堂の模型が展示されていて、平城京遷都1300年記念の2010年に落慶をめざしている。興福寺も創建期と現在を見較べると失われた伽藍が多く、中金堂が完成すれば次は講堂と西金堂、さらに南大門と回廊へと事業を拡大させることだろう。金堂が東西に並ぶ独特の伽藍アーキテクチャ。「青丹よし」の奈良が甦る。

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# by thessalonike4 | 2008-03-17 23:30 | 奈良紀行
奈良紀行 4 - 薬師寺   伽藍と仏像、加藤周一と和辻哲郎
b0087409_16272418.jpg小学館発行の『古寺をゆく』シリーズの第2巻が東大寺で、2002年に発行されたとき買い求めて本棚の隅に置いていた。きれいなカラー写真が多く載っていて、東大寺を目で楽しむことができる。その中に当時の別当の新藤晋海氏が寄せた文章があり、「個も全体の中でしか生かされない」ということを自覚することが大切だと説いている。「生きるということは、他の生きとし生けるものとの相関関係によって成り立っている」ということを自覚し、他者にも悟らせることが肝要だとメッセージしている。華厳の思想の本質が表現された言葉のように聞こえ、あらためて東大寺の「全体と個」への関心を思わされる。この20年、この言葉は重い意味をもって日本社会に発信され続けてきたと思うけれど、世界と日本での新自由主義の進行は、個をますます全体から切り離して、全体への関心や配慮を失うように方向づけ、利己主義こそが唯一絶対の普遍的真理だと確信させて個の行動を動機づけてきた。

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# by thessalonike4 | 2008-03-16 23:30 | 奈良紀行
奈良紀行 3 - 修二会  
b0087409_164821100.jpg東大寺はバランスがいい。ユーザインタフェースが完璧にできている。旅する者にとっての東大寺の魅力は、あの広くてゆったりとした開放的な空間にある。そこはただ平面積が広いだけでなく、空間に高低差の変化があり、境内奥には二月堂舞台からの眺望と絶景がある。高い地点へ到達するのにもスロープが緩やかで、日本の寺社にありがちな長くて急勾配の階段の苦労や苦痛がない。上から奈良盆地を見下ろす眺望があると同時に、下から大きな大仏殿と大仏を見上げる景観の妙がある。世界最大の木造建築と大仏を拝む視界のサプライズと鑑賞の美がある。ビューの変化に富んでいる。広い寺社と言えば、金閣寺も銀閣寺も龍安寺も十分に広いが、景観の高低差の変化や視界の大きさの魅力は乏しい。また京都の寺社は周回路が一律に決められていて、自分で境内を自由に移動することができない。東大寺の場合は、自分で好きなコースを自由にデザインして楽しめる。境内の散策が線ではなく面で提供されている。

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# by thessalonike4 | 2008-03-14 23:30 | 奈良紀行
奈良紀行 2 - 鎮護国家の仏教  
b0087409_15344826.jpg形(かたち)は京都にある。しかし、心(こころ)は奈良にある。形の美しさではなく、心を求めるのであれば、自分の心と向かい合わせる心を求めるのであれば、新幹線を降りた旅人は京都駅からそのまま出口に出るのではなく、近鉄線に乗り換えて奈良に向かう必要がある。宇治川と木津川を越えて南下しなくてはならない。往きも帰りも新幹線は満席で混雑していた。大量の観光客を東京から京都へ運んでいる。しかし、乗り換えた近鉄線は空席が多く、四両編成の特急電車の一両がほぼ空席だった。格差社会のいま、日本経済も格差経済として構造が固定して循環している。格差経済は二重経済であり、景気よく金を回す大企業や投資家や外国資本の経済と、金がなく切り詰めと資金繰りに追われる貧乏な中小企業と一般庶民の経済の二つに分かれる。新幹線と京都の混雑は「勝ち組」の富裕経済の消費を象徴しているようだ。 

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# by thessalonike4 | 2008-03-13 23:30 | 奈良紀行
高僧 - あおによし奈良の都は咲く花の薫うがごとく今盛りなり
b0087409_16175962.jpg旅を終えて、この三日間を振り返りながら、奈良のことを考え浸っている。奈良は素敵なところで、どこまでも魅力に溢れていて、何度訪れても満ち足りた気分に私をさせてくれる。格差社会のいま、人がこの国の中で一つだけ旅する先を探すとすれば、奈良を選ぶのが最善の選択なのではないかと私には思われる。格差社会の中で、私たちは、茨の冠をかぶせられ、重い磔の十字架を背負わされて歩かされているイエスのようであり、ここまで酷く深く傷ついた心を癒せる旅の空間というのは、どう考えても奈良の他にはないはずだ。そこには歴史があり、古代の生き生きとした純粋な日本人の心があり、そのことを教えてくれる仏像(ほとけさま)がいる。京都の場合は、お寺に参り詣でる行為が、どうしても観光という表象に近くなり、その観光という言葉は、さらに消費という概念に接近してしまう。しかし奈良はそうはならないのだ。 

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# by thessalonike4 | 2008-03-12 23:30 | 奈良紀行
イスラエルと靖国神社 - 国連憲章体制と平和憲法体制の鬼胎
b0087409_12382612.jpg 3/5(水)にもイスラエル軍の一時侵攻があり、ガザで死者が出ている。ロイター通信が撮影して報道したこの写真を見ていただきたいが、犠牲になったのは生後間もない女児で、頭を撃たれて殺されている。写真で、女児の銃撃された頭部を指さしているのはガザの病院関係者で、証言では、そのときイスラエル兵の銃撃を受けて8名の負傷者が運び込まれたと語っている。イスラエル兵がこの乳児の頭に至近距離から銃弾を発射したのは間違いない。2日前から外電の記事を追いかけているが、そういう写真が多い。流れ弾に当たったとか、銃弾で血まみれになってという殺され方ではなく、子供が頭部を狙われて一発で狙撃されている。イスラエル軍がガザの子供を狙って見せしめの処刑をしているのであり、写真が報道を通じてガザの住民に告知され、彼らの憤激と憎悪をかき立てるように、意図的に子供の処刑をやっているのだ。

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# by thessalonike4 | 2008-03-06 23:30 | イスラエルのガザ侵攻
第五次中東戦争と国連の欺瞞 - ガザの犠牲者も自己責任か
b0087409_12432717.jpgパレスチナ情勢は今日は朝日新聞の記事からも消えた。当然と言うべきか、昨夜のニュース番組では何も報道されることはなかった。日本語の記事では現地の詳しい情報は何もわからない。3/3のイスラエル軍の撤退は、どうやらライスの訪問に合わせた一時的なもので、イスラエル国防相のバラクも地上作戦の継続を言っている。ハマス側もロケット弾攻撃を再開しているため、イスラエルは今度の侵攻作戦の目的としたロケット弾攻撃の終息を達成できていない。田中宇の記事では、イスラエル軍の作戦計画では、ガザに本格的に侵攻して南北に細長いガザを三分割して軍事占領する予定だったと書いている。次に戦闘を再開した場合は、南のハマスに対する軍事侵攻と北のヒズボラに対する軍事作戦の同時二正面作戦になると予想されている。 

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# by thessalonike4 | 2008-03-05 23:30 | イスラエルのガザ侵攻
戦争か革命か、カタストロフとリセット - イスラエルのガザ侵攻
b0087409_1203626.jpg今から5年か6年ほど前、金子勝がテレビに出て、「今の財政赤字を問題解決するには戦争か革命しかない」と頻繁に言っていた。カタストロフ的な予言的意味を含むインパクトの強い発言であり、したがって今でも多くの人の記憶に残っている言葉だろう。私は当時、この発言を聞いて、経済学者の議論として思考停止的であり、マルクス経済学の思考の悪しき伝統が態度として継承されているように映り、2年半前にブログの記事でも批判を加えている。経済学者の議論というのは、どこまでも現実に内在して政策で解法を導き出すべきだというのが私の考え方で、あの時点でも、そして現在でも、800兆円の国の借金を解消する合理的な経済政策は経済学的に提案可能だと考えている。だが、そう考える一方で、金子勝の予言に対する私の感じ方は次第に変わってきて、時間の経過とともにその説得力を重く大きく受け止めている事実を否定することができない。

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# by thessalonike4 | 2008-03-04 23:30 | イスラエルのガザ侵攻
宇多田ヒカルの革命と巫女的性表象 -「政治による救済」の前夜
b0087409_11182375.jpg今からふり返って、宇多田ヒカルの恐るべき偉業の一つは、日本語の意味を変えてしまったことで、具体的に言えば、「ファーストラブ」という言葉は、宇多田ヒカルの前と後で意味が完全に変わってしまった。我々の時代、その言葉の意味は「初恋」であった。宇多田ヒカルの曲の後、その言葉の意味は「初体験」に変わった。それは実にショッキングな出来事で、宇多田ヒカルを国民的な大スターに押し上げた完成度抜群のバラードを聞きながら、我々は何度もその「革命」のマニフェストに折伏されて、時代の転換を宣言する16歳の宇多田ヒカルの前に首をうなだれていたのである。それは、「初恋」と「初体験」の間に物理的な時間差が設定されなければならないと考える性倫理の常識を暴力的に破壊する革命思想のメッセージだった。「初恋」という日本語の概念が消えたのである。これからは「ファーストラブ」しかない。 

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# by thessalonike4 | 2008-03-03 23:30 | その他
Passing through ten million milestone on weekend
b0087409_2136112.jpgさすがに累計のアクセス数が1千万を超えているBLOGというのは他にあまりない。カウンターでも8桁まで用意しているものは少なかった。3年半で1千万アクセス。今の時点では少なすぎて不満と憂鬱を感じる数字だが、ブログを始めた頃はこれほど多くのアクセスを獲得できるようになるとは思わなかった。本名を出すようになるとも思わなかった。政治の議論を中心にする考えもなかった。趣味的に小さく始めて小さく畳むつもりだった。2004年の9月に開設し、『アフターダーク』や『ダ・ヴィンチ・コード』の書評を書いて一人で楽しんでいた。『ハウルの動く城』の映画評を上げた後、読みたい本がなくなって更新が止まった。そのブログの性格と方針が変わったのは2005年の途中からで、最初の契機は中国の反日デモであり、そして郵政民営化と総選挙から大きく政治に踏み込んだ。方針を変えてよかったのかどうか、今さら思い直しても元へは戻れない。

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# by thessalonike4 | 2008-03-01 23:30 | その他
隠蔽工作はなぜ破綻したのか - 石破茂の独断専行と人望欠如
b0087409_1341243.jpgわずか一日数千人の訪問者が見るだけの弱小ブログだが、微かに政治を動かしているかも知れず、昨夜(2/28)、野党三党の国対委員長が都内のホテルで会談し、石破茂への辞任要求で方針を一致させたとの報道があった。本当は、四野党が幹事長会談でイージス艦問題の国会証人喚問を統一要求して欲しかったが、この問題で野党が足並みを揃える動きを見せたことは意味がある。本日(2/29)、衆院予算委員会でイージス艦問題の集中審議が組まれているが、自民党はこの審議の後に予算案(税制法案)を委員会採決する構えであり、民主党は強行採決なら審議拒否だと言っている。果たして石破茂に対する本格的な追及が今日の国会で見れるのか、今日の午後が終わってみないと分からない。民主党が腹の中で何を考えているかは依然不明で、今週初めから石破茂と防衛省の隠蔽工作があれだけ明白になっていたのに、民主党は国会でのイージス艦問題の集中審議を積極的に求めず、時間を稼がせて、自民党が予算案の強行採決に出る時機を与えていた。 

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# by thessalonike4 | 2008-02-29 23:30 | イージス艦衝突事故
国民への謝罪と反省のない舩渡健の会見 - 石破茂辞任の政局
b0087409_1417301.jpgたとえば東京に住む者が、難波から南海に乗って和歌山へ行ったり、近鉄に乗って生駒の方に行くということは稀である。その裏庭的な、和泉や河内の地域の一帯を、私は「ディープ大阪」と呼ぶけれど、逆に、関西に住む人とか、関東以外の地方の人が千葉や房総を訪れることは滅多にないだろう。それはバスか電車で成田へ向かうとき、あるいは成田から帰ってくるときの旅の車窓の経験でしかないはずだ。関西や地方の人が実際に千葉県に足を踏み入れるのは、一生に一度あるかないかではあるまいか。そこはまさに「ディープ東京」。表から隠れた裏庭の地であり、よそから来た人に積極的にお見せする場所ではなく、その実相は、リムジンバスから目に入る東関東自動車道の両側の景色からも容易に察することができるだろう。東京湾の近くを走っているのに海は見えず、殺風景な灰色の倉庫群と工場群が立ち並び、無機質で殺伐としたコンクリートの景観が延々と続く。

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# by thessalonike4 | 2008-02-28 23:30 | イージス艦衝突事故
隠蔽工作の真犯人は石破茂 - 野党は幹事長会談で証人喚問を
b0087409_21355335.jpg昨日(2/26)未明から今朝にかけて、イージス艦関連の情報が堰を切ったように流れ始めた。防衛省と自衛隊の情報隠蔽工作が綻びを見せ始め、辻褄が合わなくなった「事実説明」に対して、マスコミと野党の視線がようやく向かうようになった。昨夜のテレビ報道では、何と交代前の当直士官を事故後の19日午前10時前にヘリで防衛省に呼んで事情聴取していた事実が明らかになったが、今朝の新聞報道では、あろうことかその席に防衛相の石破茂が同席していた事実が判明した。昨日から今朝の関連報道を総合的に勘案して推理すると、今回のイージス艦問題の隠蔽工作を統括指揮していたのは、他でもない石破茂本人だという結論になる。例の「2分前に緑色の灯火を見た」という「目撃情報」とその流布は、石破茂自身がイージス艦の事故責任を逃れようとして率先して情報工作活動に奔走したもので、国民を欺くべく意図的に情報の隠蔽と事実の捏造を行ったものである。

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# by thessalonike4 | 2008-02-27 23:30 | イージス艦衝突事故
イージス艦問題への政治の無反応 - 漁師の遭難は自己責任か
b0087409_14411843.jpg勝浦の川津漁港で昨日(2/25)の朝に「浦じまい」の儀式をやっている場面がテレビで放送されていた。海で遭難した漁師仲間の救助活動に区切りをつける共同体の儀式で、地元では江戸時代から続く風習だと言う。袈裟を着た僧侶が海に向かって先頭で経を読み、漁村村落の集団が小太鼓を叩いて祈りを捧げる。漁協川津支所の外記栄太郎組合長と親族の女性の二人が果物を港の海に投げ入れ、「哲大、お父さんと食べるんだよー」と言っていた。この川津漁港の祈りの情景は、漁師親子が遭難した直後から何度か見る機会があり、非常に印象的で、今回のイージス艦の事件の中で一つの大きなモメントになっている。古きよき日本の村落共同体、そこに生きる純朴な人々の心の健気さを感じさせられ、NHKの大晦日の「ゆく年くる年」を思い起こされ、あの映像に心から感動させられる。あの太鼓を叩く独特の「御法楽」の形式は日蓮宗のものだろうか。

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# by thessalonike4 | 2008-02-26 23:30 | イージス艦衝突事故
艦長と当直士官を証人喚問せよ - 厳罰こそ最大の再発防止策
b0087409_12511254.jpg事故発生からすでに5日が経つが、イージス艦の関係者が国民の前に出て来ない。発信者不明の小出しの情報がマスコミに流されて伝わってくる。昨日(2/24)は、午前4時に交代した見張り員が、針路右前方から漁船が接近しているのを承知しながら、「漁船の方が避けてくれると思っていた」と証言しているという事実が報道された。今朝の朝日新聞一面では、艦橋の当直士官が午前4時の当直交代時に漁船団接近の情報を引き継いで、漁船団の存在を認識していた事実が明らかにされている。当直交代前と当直交代後の二人の当直士官は、右手前方から接近する漁船団を認識していたのであり、認識していたにもかかわらず、事故1分前まで自動操舵を切り替えず、法律で義務づけられた衝突回避行動もとっていなかった。午前4時に当直を交代した要員は当直士官を含めて26名と言われているが、誰も表に出て来ず、未だ氏名も明らかにされていない。

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# by thessalonike4 | 2008-02-25 23:30 | イージス艦衝突事故
イージス艦「あたご」艦長の舩渡健は公の場で謝罪と釈明をせよ
b0087409_11134927.jpg事故から4日経ち、最初の記事を上げてから3日が経ったが、イージス艦が本当に事故直後に人命救助に動いたのかどうか、マスコミの報道を見たかぎりでは確信を持てず、むしろ疑念ばかりが大きく残る。事故当日の夜のNHKのニュースと翌20日の朝日新聞には「あたご」の人命救助の初期行動については全く触れられておらず、そのことが報道に接した者としては不審な点であり、敢えて問題を提起する意味で記事を上げたが、これまで確認したところでは、毎日新聞の19日の記事に少し触れられているだけである。この記事は自衛隊の発表をそのまま書き写しただけだろう。防衛省は捜索活動を行ったと公式に言っている。だが、この公式発表はそれを証明する第三者の目撃情報もなく、そして情報を二転三転させる海上自衛隊のこれまでの習性から考えて、事実かどうか簡単に信用することはできない。仮に事故の後に内火艇を出したとしても、それがどの時点だったのかという問題がある。

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# by thessalonike4 | 2008-02-23 23:30 | イージス艦衝突事故
イージス艦はなぜ人命救助行動しなかったのか - 船員法13条
b0087409_11201331.jpg今回の房総半島沖でのイージス艦の事故について気になることがあり、マスコミでもネットでもあまり触れられていないが、事故を起こしたイージス艦の艦長と乗組員は、なぜすぐに漁船の乗組員の救助活動をしなかったのだろう。新聞記事を読むと、事故が起きたのは19日の午前4時5分頃で、約20分後の午前4時23分にイージス艦「あたご」から海上保安本部に連絡が入っている。具体的に海上保安本部にどのような情報を入れたのかは不明だが、事故を察知した後で、現場の海上を目視して、漁船「清徳丸」の被害状況は一目瞭然だったはずだし、即座に人命救助に動いて当然だったのではないか。イージス艦が人命救助に動いた形跡は見られない。マスコミは、事故原因やその後の防衛省の報告と対応の遅れを問題にして批判しているが、私にはこの問題が最も大きく引っかかる。

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# by thessalonike4 | 2008-02-20 23:30 | イージス艦衝突事故
岩国市長選挙再論 - ネットを使うこと、次の勝利に繋げること
b0087409_11542982.jpgこのところの東京は外気は寒いが日中の陽射しに春の温もりを感じるようになった。岩国市長選挙は一週間前に終わって結果が出たが、この選挙について本格的に議論されるのは寧ろこれからではないかと思われる。きわめて意味の大きな政治的事件だったが、語られている言葉は実は少ない。岩国の中で何が起きていたのか、外からの関心が高いわりに、真実を詳しく伝えているものがない。二年前の住民選挙に遡って経緯と変容が追跡される必要があるだろう。政治学者の手による分析も必要なはずだが、現在のところアカデミーからは特に何も提供されていない。それがなぜ必要かと言えば、次は勝たなければいけないからである。次の勝利を得るために、この政治の過程を洗い直す必要がある。恐らく憲法改正の国民投票までに、この構図の選挙戦があと二度か三度あるだろう。同じ型に嵌ると負ける。

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# by thessalonike4 | 2008-02-18 23:30 | 岩国市長選挙
12回目の菜の花忌に - 天命の使者を地上に送ってください
b0087409_1333832.jpg今度は東京の足立区で一家無理心中の事件があり、52歳の父親が49歳の妻と85歳の母親を襲い、刃渡り20cmのナタを頭蓋に振り下ろして殺害、15歳の次男は両手首を切断されて意識不明の重体となった。父親は左手を切って自殺。新聞では生活苦が原因だと報道されている。中古機械の修理と販売をしていた一家の経営は思わしくなく、作業所である家の一階のシャッターは閉まったままで、時おり家の中で言い争う声を聞いていた近所の人は、一家がどうやって生計を立てているか心配していたと言う。昨夜のテレビのニュースでは次男の友人の証言が出て、次男が中学校の給食費を滞納していて、給食を食べずに我慢していた話が紹介されていた。一家は難を逃れた長男を含む5人家族で、近所の者や長男の証言では、生活苦になる前は仲のいい家庭であり、事件の前の晩も普段と変わらぬ様子で家族で食事をしていた。

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# by thessalonike4 | 2008-02-13 23:30 | その他
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