本と映画と政治の批評
by thessalonike4
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チベット暴動と北京五輪
ガソリン国会と後期高齢者医療
新自由主義と福祉国家
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山口県光市母子殺害事件
福田政権・2008年総選挙
米国大統領選挙
田中宇と世界金融経済
イージス艦衝突事故
イスラエルのガザ侵攻
岩国市長選挙
防衛省疑獄事件
大連立協議と小沢辞任
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その他

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岩国市長選における政党と地方自治 - 民主党の問題を中心に
b0087409_1156255.jpgデマと中傷は本当に政治に効く。今の時代の日本の政治は、デマと中傷とシングルフレーズが主役となって乱舞狂躁する現実がある。その点で、民主主義の正論を訴えながら惜敗を喫した岩国の市民の側に同情を覚える。「こいつは隠れ小泉だ」、「安倍事務所と裏で繋がった工作員だ」、「証拠を押さえている」、「言論人失格だからネットから追放しろ」、「安倍は許せてもこの男だけは許せない」。デマと中傷は、それがデマや中傷だと分かっていても、聞く者の政治的な気分に化学変化を惹き起こす十分な作用を及ぼす。「岩国は夕張と同じになる」、「井原市長は共産党員だ」、「夫婦はもうすぐ離婚らしい」。効果がある。積極的支持が消極的支持へ、消極的支持から中立へ、中立から消極的不支持へ、消極的不支持から積極的不支持へ。政治における微妙な意識の変化を促す触媒としてデマと中傷ほど効果的なものはない。

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# by thessalonike4 | 2008-02-12 23:30 | 岩国市長選挙
岩国市長選における不在 - サイト・エバンジェリズム・センター
b0087409_22482349.jpg岩国市長選は非常に意義の大きな選挙で、勝利することが必要な選挙だった。この選挙と選挙の敗北は末永く人の記憶にとどめられ、後世、日本人がこの時代の政治史の流れを辿るときに、一つのエポックとして思い返される大きな事件になることだろう。私は、1978年春の京都府知事選を思い出したが、30年前の政治を知らない若い人は、何かの機会に調べて知識を持っていただきたい。正直なところ、今年の1月に入ってからの選挙情勢の推移は、遠くから眺めていて、「この形になったら負ける」と思わせるものだった。井原勝介が辞職を表明した昨年の12/26の時点では、市長選の勝利は確実だと思ったし、対抗馬として立候補した相手候補の写真や経歴を見ても、井原勝介が選挙を落とす可能性はゼロだろうと思われた。年末から一か月の間に岩国市の中で民意の大きな変動が起きていたことになる。

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# by thessalonike4 | 2008-02-11 23:30 | 岩国市長選挙
「不要な道路」論の陥穽 - 四全総における国土均等発展の思想
b0087409_200618.jpg田中美佐子はいい女で、ふるいつきたくなるほどいい女で、48歳の今でもいい女をしていると思うけれど、その魅力の一つに、どことなく内面に影を感じさせるところがあった。その内面の影は、特に、彼女が自分の故郷について語るときに、表情の中に深さと濃さを漂わせていたように私には思えた。最近のNHKのニュースの中で、彼女の故郷から産科医がいなくなり、妊娠した女性は家族と遠く離れて、船で海を渡った病棟に入院してお産をしなければならなくなった事情が報道されていた。故郷を語るとき、微かに影が深くなったように見えたのは、それは私だけの思い込みの錯覚かも知れない。しかし、きっと本当はこうなのだ。影の深さを感じた者と感じなかった者がいるのだ。東京のような大都会で生まれ育って、何もかも日本で最高の社会環境が便利に与えられていた者ならば、田中美佐子の表情に過ぎった一瞬の影の深さに気づくことはないのだ。

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# by thessalonike4 | 2008-02-09 23:30 | ガソリン国会と後期高齢者医療
米大統領選と日米関係 - 教え子らはサイードの無念を忘れず
b0087409_12432797.jpgネットの一部に、誰が米国の大統領になっても同じだと言い、米大統領選への無関心を言い上げる傾向がある。だが、その主張は明らかに間違っている。前衆議院議員の白川勝彦も、「アメリカの大統領が誰になろうが関係ないという覚めた見かたをする人も多い。しかし、私はそうは思っていない」と語っているが、この意見に同感だ。白川勝彦は、ブッシュが大統領でなければアフガニスタンもイラクも「事態は別の展開をしたであろう」と言っている。私も同じ見方をする。ゴアが大統領だったら、少なくともイラク戦争は起きていなかった。あの歴史的な「リカウント問題」を本当に恨めしく思う。クリントン政権からブッシュ政権に変わったことで、一体どれだけ世界が変わったことか。あの911テロも果たして実行されていたかどうか。実行されていたとしても、その後の米国の対応は違っていただろうし、「War on Terror」という概念も発生することはなかっただろう。

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# by thessalonike4 | 2008-02-07 23:30 | 米国大統領選挙
民主党は「野党予算案」を提出せよ - マニフェストに即した国会を
b0087409_1335151.jpg先週に続いてテレビ朝日の「TVタックル」を見ていたら、今週は中央と地方の格差の問題をテーマに取り上げて放送していた。扱い方はイージーで皮相的だが、冒頭に地方の医療の崩壊の問題が出てきて、北海道赤平市の市立病院が医師不足と財政難で病棟閉鎖に追い込まれている現実が映し出されていた。問題の本質や政策の議論を深めずに、自民党の政治家が適当に取り繕いの詭弁を言い、三宅久之が民主党議員の発言を恫喝で押さえ込み、阿川佐和子とビートたけしが茶化しと混ぜっ返しで話題を移す番組手法は相変わらずだが、それでも、地方の医療の窮状が切実さを増していることが多少とも訴えられている内容になっていた。市立赤平病院は、一年前、産婦人科の医師がいなくなったが、一年の間にさらに状況が悪化して、幾つかの診療科に常駐医がいなくなり、内科と外科の診療は午前中だけに制限されていた。

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# by thessalonike4 | 2008-02-05 23:30 | ガソリン国会と後期高齢者医療
「ガソリン国会」の破綻と挫折 - 二人の政治学者の民主党批判
b0087409_137497.jpg政局に目を移すと、どうやら民主党の「ガソリン国会」戦略が完全に破綻し、リセットされつつあるように見える。昨日(2/3)のNHKの7時のニュースでは、小沢一郎が「政治塾」で講演している模様が放送され、小沢一郎が解散の時期を当初の「4月」から「年内」に引き伸ばしたという情勢観測が伝えられた。この観測は、例の「つなぎ法案」が、衆参両院議長による斡旋案への与野党合意によって却下された翌日、1/31の朝日新聞の記事に出され、また、1/30と1/31の両日夜にテレビ朝日の「報道ステーション」に生出演した朝日新聞編集委員の星浩によっても解説が与えられていたものである。星浩は2/3の「サンデープロジェクト」にも出演して、幾つかの「永田町情報」を小出しにしながら、だめを押すようにこの情勢認識を固めていた。私は、1/31の朝日の記事を見ながら、これは小沢一郎本人が記者を通じて書かせているのではないかとさえ疑った。

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# by thessalonike4 | 2008-02-04 23:30 | ガソリン国会と後期高齢者医療
クロ-ズアップ現代『欧州からの新しい風』 - トレンドとしての欧州
b0087409_1525383.jpg「クローズアップ現代」が今週一週間かけて4回特集で放送した『ヨーロッパからの新しい風』は非常に面白かった。これは、新年に発売されて話題を呼んだ「週刊東洋経済」1/12号の『北欧はここまでやる』の問題意識をそのまま引き継ぐジャーナリズムと言える。今、まさにトレンドは欧州。前の記事で少し感想を述べたが、番組のインタビューで出てきた欧州の幹部たちの言葉が新鮮で、テレビを見ながら本当に驚かされた。新自由主義の時代を終わりをまざまざと感じさせられた気がする。①スウェーデン電力会社バッテンフォールCEOのラース・ジョセフソン、②オランダ輸送会社TNT・CEOのピーター・バッカー、③ロンドン気候変動局代表のアラン・ジョーンズ、④OECD教育局指標分析課長のアンドレア・シュライヒャー。4人のキーパーソンが国谷さんと対談したが、話す言葉が、日本であれば内橋克人のそれと全く同じ印象のものだった。

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# by thessalonike4 | 2008-02-02 23:30 | 新自由主義と福祉国家
NY金魚さんへのお手紙 - 格差社会の戦争と日本人の生き方
b0087409_1331136.jpgNY金魚さん、こんにちは。ニューヨークも寒いですか。冬のニューヨークというのが、これがまた格別にいいんですよね。あの摩天楼の下の舗道からシューと蒸気が立ち上って、そこをコートを着たビジネスマンが黙々と早足で歩くところが絵になります。前の記事についてですが、1/29の藤沢の事件と1/28の仙台の事件はテレビ朝日の「報道ステーション」でも放送していました。二日連続で凄惨な事件が起きて、特に仙台の方は、まさに格差社会の問題そのものだと思いますが、取り上げているBLOGが他になく、記事にしようと思って調べたのでした。そうすると次から次へと日本各地で起こった悲惨な家族心中の記事が出てきて、暗澹たる気持ちを抑えられなくなり、精神的負担の面でも、また記事の体裁や効果の面でも、日本語より英語で表現した方がいいのではないかと思った次第です。


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# by thessalonike4 | 2008-02-01 23:30 | その他
January 2008 Japan - Let me record Let me introduce
b0087409_1442112.jpgThis is the last day of January 2008. So let's remind what happened in this month, and let's consider what kind of country we are living in, let's see ourselves by ourselves. On Jan 29th in Fujisawa a mother jumped down from 11F corridor of apartment and committed suicide after throwing her two sons to the ground 26 meter below. They all three were died. One son was 6 years old and another was 3 years old. A witness saw the moment she threw two sons. There is nothing information in detail on news. I know how dear 6 years old boy is, and also more adorable 3 years old boy. With painful feeling I imagine which one she threw in advance, elder or younger, or did they two boys know their destiny of suffering and death before that momnet happening. She was 33 years old. Nothing continued report. 29th was cold day, so top of apartment corridor must be cold with wind.

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# by thessalonike4 | 2008-01-31 23:30 | 新自由主義と福祉国家
橋下徹はなぜ勝てたのか - 大衆が求める「変革」と「強い個性」
b0087409_1392669.jpg橋下徹が大阪府知事選に当選したことを契機に、BLOGの世界で奇妙な言説がまかり通り始めている。大阪で橋本徹を支持した有権者はB層で、敗北した野党候補は「上から目線」であって、彼らはB層に届く「わかりやすい」メッセージを発信してなくて、今後の選挙で大衆から票を獲得するためには、B層にもわかりやすい「下から目線」の平易で親しみやすい議論をしなければならない、という主張である。その主張には付随したBLOG論があり、ネットがテレビより政治的な説得力がないのは、政治を論ずるBLOGが「上から目線」のものばかりで、「下から目線」でわかりやすくB層大衆に政治を論じたBLOGがなく、そういうBLOGが今の時代には必要で、自分のBLOGこそがその役割を引き受けるのだという自己主張がくっついている。要するに、単に橋下徹を出汁にした空疎な自己正当化だが、であれば訊ねてみたいことがある。

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# by thessalonike4 | 2008-01-30 23:30 | ガソリン国会と後期高齢者医療
一か月後の風景 - 改革の復権、政治言語としての「改革」の揚棄
b0087409_13182974.jpgソ連という国は、それを創建した指導者であるトロツキーを侮辱し中傷するための群れ合いコミュニティだった。トロツキーがいなければロシア革命の成功などなく、革命の功績者はレーニン以上にトロツキーだったが、ソ連邦の歴史の最初から最後までトロツキーは悪魔であり、国家の全精力を傾けた迫害が70年間にわたって続けられ、デマによる歴史の改竄と捏造が行われた。トロツキーを罵倒しなければ、ソ連のコミュニティでは生きていけず、トロツキーに容赦のない誹謗中傷を浴びせることが、コミュニティに参加できるパスポートを得る条件だった。野心家の新参者がコミュニティで出世したいと思ったら、誰よりも過激なトロツキーへの誹謗中傷をするのが早道だった。左翼のコミュニティは、毎日一度はトロツキーに向かって唾を吐き、偉大な「緩やかなネットワーク」の神の前に拝跪し、群れ合い共産主義の信仰告白を言い合って、トラックバックを送りっこしてコミュニティを維持していた。生産力のレベルは低く、ただの宗教団体だった。

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# by thessalonike4 | 2008-01-29 23:30 | 新自由主義と福祉国家
無題 - 「悲しみのアンジー」と Style Sheet のリカバリと辺見庸
b0087409_1355845.jpgまるでキスをした舌の先がねっとりと絡んでくるような、ミックジャガーのセクシーなボーカルが素晴らしい。そこはかとなく格差社会的な問題系の響きも伝わる歌の世界の男女を思いながら、寒い空気の中、繰り返し、『悲しみのアンジー』を聴いて休日の時間が過ぎる。この曲は、寒い冬の夜に、ストーブの傍で一人で聞くのがいい。先週の金曜の夜、突然、システムに異変が起きて、記事のタイトル部分の表示属性が変わっていた。異変はトップページの表示の際に、記事のタイトルの字体が小さくなり、さらにシステムによってハイパーテキストとして取り扱われアンカーされるというものだった。当然、字が小さくなって色も変わり、不恰好でアンバランスな状態になった。異変が起きたのはブログのトップページだけで、個別の記事を表示させると不具合はなく、それからExcite社の他のBLOGを確認しても異常は起きていなかった。

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# by thessalonike4 | 2008-01-28 23:30 | その他
「ガソリン国会」の無意味 - 国政の争点を決めるのは選挙の民意
b0087409_1964659.jpg1/27(日)のTBS「サンデーモーニング」を見ていたら、司会の関口宏が面白いことを言っていた。「国内の政治の話を一つくらい取り上げようと思ったけれど、取り上げる問題がないんだよね」。この日の番組のトピックスは、①ダボス会議と世界株安の問題、②ハマスがガザとエジプトの間の壁を爆破したパレスチナ問題、③クリントンとオバマの予備選の問題、の3件だった。暫定税率とガソリン国会の報道が出るかなと思って見ていたが、それは放送の主菜から外されていた。暫定税率問題ではなくパレスチナ問題を取り上げたところが秀逸で、ここは関口宏を褒めなければいけない。かなり時間を割いて紹介と解説をしていた。この事件を取り扱った報道番組としては、日本の地上局のニュースの中で最も内容の濃いものだっただろう。国境の町の商店街のエジプト人の声も映像に入っていた。スタッフと関口宏と橋谷能理子が相談して番組の献立を決めているのだと思うが、今回の企画と構成に拍手を送りたい。

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# by thessalonike4 | 2008-01-27 23:30 | ガソリン国会と後期高齢者医療
改革派の陰謀 - 山本一太のNHK攻撃、山本有二の政府系ファンド
b0087409_133568.jpg東京に雪が降るのは、例年なら2月の終りから3月の初めにかけての頃である。この時期、西高東低の冬型の気圧配置が緩み、大陸から移動性の低気圧が日本列島に近づいて、その低気圧が太平洋側を西から東へ進む。そのときに東京に雪が降る。昭和11年2月26日の二・二六事件、万延元年3月3日の桜田門外の変、歴史上の政変を劇的に演出した首都の降雪は、この大陸からの移動性低気圧によって齎されたものだった。昨日の東京の雪も全く同じ気象によるものだが、例年よりも一か月も早い。東京の雪は春の訪れの前触れなのである。本当なら、今頃は天気図の列島の上に縦の線がびっしり並んで、厳しい西高東低の気圧配置の中にいなければならないはずだ。冬の季節がなくなった。西高東低の気圧配置の天気図を見なくなった。半井小絵は、気にならないのか何も言わない。倉嶋厚だったら、一言くらいは解説で触れたかも知れない。地球温暖化が影響を及ぼしている異常気象なのである。

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# by thessalonike4 | 2008-01-24 23:30 | 福田政権・2008年総選挙
榊原英資教授へのお手紙 - 「改革」の言葉の検証と再定義を
b0087409_163450.jpg榊原先生、こんにちは。毎日のテレビ出演、ご苦労さまです。榊原先生の経済解説は素人の私にもとてもわかりやすく、特に昨年からのサブプライム問題についての時事解説は、他の評論家の皆様の議論を圧倒して、榊原先生の信用収縮論の視角からの分析と予測が正鵠を射たものであったと思います。サブプライムの問題がテレビ報道で話題になったのは、昨年の9月頃ではなかったと思いますが、銀行や証券や系列のシンクタンクのアナリストたちは、揃って楽観的な観測を言い、米国経済は底堅くて、低迷は一時的で、早期に解決に向かうだろうと特に説得的な根拠もなく語っていました。少なくともマスコミ上の報道解説において、最も早い時期から「信用収縮」のキーワードでサブプライム問題の解読と予測を一般視聴者に提供していたのは榊原先生ではなかったでしょうか。榊原先生がまだ大蔵官房審議官だった17年前から拝見していますが、衰えのない慧眼と達弁には恐れ入る次第です。


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# by thessalonike4 | 2008-01-23 23:30 | 新自由主義と福祉国家
NHKの事件は新自由主義の陰謀だ - 「せんたく」と新二大政党
b0087409_12355553.jpg最低気温が零度近くまで下がり、東京も極寒の中にある。部屋の中にいても朝は手が悴むほど寒い。思いが自然に及ぶのは、路上生活者の人たちのことで、『ワーキングプアⅢ』に出ていた池袋の彼は大丈夫だろうかと気になる。ホームレスの問題が日本で大きな問題になって十年ほど経つが、昔はそれほど気になることはなかった。自分が年をとり、体も弱くなり、冷暖房のない路上で人が暮らすことがどれほど厳しいことかを想像するようになった。そう言えば、子供の頃、田舎で、年寄りはよく天気の話をしていた。「今日はいい日和だね」と、よく年寄り同士が天気の話を言い合っていた。それは、単に無意味な話題で間を持っていたわけではなく、高齢者は健康の不安と向かい合っていて、急な気温の変化で体調を崩しやすく、だから、「いい日和」が何よりの安心であり、生きる毎日の喜びだったのだ。健康でいられる天候への嬉しさが言葉になっていたのだ。そのことがようやく分かる年になってきた。

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# by thessalonike4 | 2008-01-22 23:30 | 福田政権・2008年総選挙
小沢一郎の本会議採決ボイコット問題 - 暫定税率国会の不毛
b0087409_14405227.jpg小沢一郎の新テロ特措法採決ボイコットは、国会と国民を愚弄する行為で、議会制民主主義に対する挑戦である。この行為は、昨年9月の臨時国会冒頭、野党の代表質問の直前に政権を投げ出して辞任した安倍晋三の暴挙と同じかそれ以上に重大な民主主義に対する背信行為だろう。ネットの一部で、特に護憲左翼の側から、小沢一郎擁護のヒステリックな声が上がっているのは理解に苦しむ。国会の採決で投票するのが国会議員の職務だ。主権者である国民に代わって、議案の採決に賛否の意思を投票で示すのが国民代表たる国会議員の職責である。国会は国権の最高機関である。このことは憲法41条で規定されている。小沢一郎の今回の投票ボイコットは、国権の最高機関である国会に対する公然たる侮辱行為ではないのか。安倍晋三の愚劣な行為と同じではないのか。日頃、「護憲、護憲」と騒いでいるブログ左翼は、憲法は9条だけだと誤解しているのではないか。

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# by thessalonike4 | 2008-01-21 23:30 | ガソリン国会と後期高齢者医療
大田弘子の「成長戦略」と改革プロパガンダ- 国益毀損の責任発言
b0087409_15222566.jpg昨日(1/18)は大田弘子の一日だった。大活躍した。午前、関係閣僚会議に1月の月例経済報告を提出して政府の景気判断を示し、これが新聞記事になって大きく報道された。その足で外国人記者クラブで記者会見して、このニュースが国内外に配信された。午後、衆参両院で通常国会冒頭の経済演説に責任閣僚として立ち、「日本は『経済は一流』と呼ばれる状況ではなくなった」と言い、この言葉が夕方から夜の日本中の全てのテレビのニュースで報じられた。さらに最後に、テレビ朝日の報道ステーションに生出演し、古舘伊知郎を相手に「成長戦略」の持論を滔々と展開、視聴者に向かって「改革」の継続を熱く訴えた。私は、ネットで配信記事を見ながら、「経済は一流ではない」の発言は大きな波紋を呼ぶだろうと思ったが、まさか同日の報道ステーションに生身の大田弘子が出て来るとは思わなかった。

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# by thessalonike4 | 2008-01-19 23:30 | 福田政権・2008年総選挙
自民党内の改革路線転換の動き - 中川昭一の財政出動解禁論
b0087409_1272330.jpg 昨日(1/17)、阪神大震災の日に自民党大会があり、NHKのニュースではこの二つが報道されていた。国会の日程の都合上、この日に党大会を設定せざるを得なかったのだろうが、国民感情としては率直に自民党に対して不信感を隠せない。追悼の日に党大会の開催は相応しくないだろう。無神経な印象を受ける。その日に安住淳の「ガソリン値下げ隊」を大阪に派遣して街頭宣伝のパフォーマンスに興じた民主党に対しても無神経だと思うし、官房長官会見の席で町村信孝に暫定税率維持のパネル講義を演じさせた政府自民党のやり方も問題だと思う。この日は暫定税率問題を喋々するべき日ではなかった。この話題でテレビのニュースの画面を埋めさせる日ではなかった。13年前を思い出し、震災の犠牲者に静かに祈りを捧げる日だった。二大政党の党利党略が透けて見え、国民感情無視の政府と政党の姿勢に不愉快を感じる。

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# by thessalonike4 | 2008-01-18 23:30 | 福田政権・2008年総選挙
色褪せる改革加速論 - 「改革が遅れているから株が下がるのだ」
b0087409_146525.jpg東証平均株価が下落してニュースになり、それが報道されるたびにマスコミが「改革の速度が遅いから」と言って叩く言論状況が出来上がっている。これから東証はさらに下落するだろうから、当面、この言論環境は変わらないということになるだろう。NHKの7時のニュースでは、証券会社の人間が「改革の遅れ」を厳しく批判する映像が流されていた。何となく切羽詰っている感じで、株が下がって困っている表情で、あまり「改革」の政策的中身を承知した上での訴えではなく、象徴言語として「改革」を言っているように聞こえる。とにかく株価が下げ止まって欲しいという願望があり、竹中平蔵たちがそう言っているから、それをそのままオウム返しで口から発しているという印象を受けた。NHKの7時のニュースはそんな感じで、つまり構造改革の加速について、この国の社会全体の利害ではなくて、一部の株式市場の利害者たちの要求であるという処理が施されている。

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# by thessalonike4 | 2008-01-17 23:30 | 福田政権・2008年総選挙
明治維新は革命である - 内乱と革命の輸出、クリスタルな精神
b0087409_13265426.jpg中岡慎太郎館は、国道55号線を左折して、奈半利川沿いに国道493号線を山奥に入った北川村にある。そこは慎太郎の生地で、館の近くには生家もある。十年ほど前に訪れたときは、道が狭くて交通が不便なところだったが、現在は道路がすっかり整備され、55号線から慎太郎館までのアクセスは約13分と案内されている。この季節、1月から2月にかけての気候はとてもとても温暖で、陽射しが明るく暖かく、空気がやさしく心地よく、ぽかーんとした陽気に包まれて、無憂の空間に身も心も浸らせて時間を送ることができる。その気候は、土佐湾の東側が特にそうで、海岸の上の青い空にまるで太平洋高気圧の中心が見えるようだった。慎太郎は常に早足で街道を歩き、一日に十里二十里を疾駆して国事に奔走した。早足で歩く頭の中では、幕閣の動き、朝廷の動き、雄藩の動き、志士の動き、外国の動きの刻々の諸情報が回路を循環し、情報処理され、回天の実現に向けて一日を前に進める衝動と次の行動の計画がさらに慎太郎の足を速めていた。

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# by thessalonike4 | 2008-01-16 23:30 | その他
神野直彦における「福祉国家」の表象操作 - 「第三の道」の黄昏
b0087409_12201017.jpg岩波書店から出ている『希望の構想』という本がある。著者は財政社会学の神野直彦で、約一年前の一昨年11月に出版されている。神野直彦は山口二郎と並んで民主党の主要なイデオローグの一人で、特に民主党の経済財政政策の立案に決定的な影響を与えている重鎮である。一年前、私の著書が店頭に並んでいるのを確認しに行ったとき、八重洲ブックセンター2階で見つけて購入した。この本には、民主党がどのような財政や税制の方向へ政策の舵を切ろうとしているか要点が書かれている。自公政権の構造改革の政策に対する批判の書でもある。これから国会で予算審議が始まり、その報道を追いかける上で参考になる。私は一年前に買ったまま読んでなかったが、経済と財政を具体的に考える必要を感じて頁を開いた。そこで最初から気になる点があった。それは福祉国家の概念と表象に関わる問題である。重要な部分を引用する。

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# by thessalonike4 | 2008-01-15 23:30 | 新自由主義と福祉国家
ウェ-バー『職業としての政治』を読む - アテネ民主政治と指導者
b0087409_13165673.jpg政治とは、情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力をこめてじわっじわっと穴をくり貫いていく作業である。もしこの世の中で不可能事を目指して粘り強くアタックしないようでは、およそ可能なことの達成も覚束ないというのは、まったく正しく、あらゆる歴史上の経験がこれを証明している。しかし、これをなし得る人は指導者でなければならない。いや指導者であるだけでなく、-はなはだ素朴な意味での-英雄でなければならない。そして指導者や英雄でない場合でも、人はどんな希望の挫折にもめげない堅い意志で、いますぐ武装する必要がある。そうでないと、いま、可能なことの貫徹もできないであろう。自分が世間に対して捧げようとするものに比べて、現実の世の中が-自分の立場からみて-どんなに愚かであり卑俗であっても、断じて挫けない人間。どんな事態に直面しても「それにもかかわらず!」と言い切る自信のある人間、そういう人間だけが政治への「天職」を持つ。 (岩波文庫 P.185-186)


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# by thessalonike4 | 2008-01-13 23:30 | オー・マイ・カッシーニ
青森で起きた家族殺人事件 - 100年前の日本、100年後の日本
b0087409_1121113.jpg青森で18歳の長男が母親と弟と妹の3人を殺害してアパートに放火した事件があった。事件は1/9の夜の10時過ぎに起きていて、1/10の午前1時過ぎにはネット上で一報が配信されている。昨夜のNHKの7時のニュースは、トップが新テロ特措法案の採決をめぐる国会情勢で、二番目が松下電器の社名変更の話題だった。松下電器の社名変更のニュースは非常に長く、ほとんど小特集に近い報道内容で、過去の映像を大量に探し出して編集し、さらに大阪市民や系列店関係者のインタビューを添えて全体を構成したものだった。7時15分を過ぎた頃、やっと三番目のニュースとしてこの事件が報道された。TBSのNEWS23でも、やはり最初のニュースは国会の新テロ特措法採決の問題だった。米国だったらどうだっただろう。あるいは、例えばカナダだったら、北欧の国々だったらどうだっただろう。おそらく米国でも、この事件がニュースのトップに来ないということはなかったはずだ。記者がスタジオから現地に飛び、現場の前から中継で報告しただろう。 

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# by thessalonike4 | 2008-01-11 23:30 | 新自由主義と福祉国家
新自由主義と福祉国家のイデーの対立と衝突 - 決戦の総選挙
b0087409_1517534.jpg「改革新党」的な動きがどこまでリアルになるかはわからない。が、新年からの言論状況を見ると、改革派がマスコミで一段と露出と音量を上げている。週刊文春の新年号では経団連前会長の奥田碩が直々に記事を寄稿して、福田首相に「改革の速度が減速している」と苦情を言い、「改革を加速せよ」と檄を飛ばしている。立ち読みしただけだが、奥田碩の記事には一部強烈な表現があり、改革で格差が拡大したなどと言うが、日本の貧困層などアフリカに較べれば問題ではないと言っている件があった。唖然としたが、この感覚と主張が新自由主義者の常識と本音であり、奥田碩がテレビでNHKの『ワーキングプア』を見ながら、それに対抗する世論対策のために案出した反論なのだろう。日本の貧困などアフリカに較べれば大したことない。事実ではあるが、その反論の言葉が「改革」の再加速を正当化づける論拠として説得力を持つと思い込んでいる奥田碩の精神状態を疑う。

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# by thessalonike4 | 2008-01-10 23:30 | 新自由主義と福祉国家
「改革新党」の謀略シナリオ - 小池百合子・竹中平蔵・前原誠司
b0087409_1334361.jpg年始から政治が不気味に動き始めている印象がある。衆院選での自公政権の敗北が必至になりつつある状況で、それに手を打つべく、いろいろな思惑が錯綜して新しい流れを作りつつある。最近のマスコミに頻繁に顔を出しているのが、小池百合子と前原誠司と竹中平蔵の三人で、1/6のフジテレビと1/7の朝日新聞に小池百合子と前原誠司が、1/6の日本テレビと1/8の朝日新聞に竹中平蔵が登場していた。メディア側、すなわち現在の支配権力の側(資本と官僚と新聞)が何を考え、どのような策に出ようとしているか、何となく手の内が見えつつある気配がする。1/8の朝日の記事は、ヒステリックに消費税増税を唱えたもので、竹中平蔵に「税で連立するな」と言わせている。1/6の日本テレビでも同じ発言をしていたが、自民と民主の二大政党で消費税に賛成反対の立場を分けよというもので、消費税を選挙の争点に据えることを意図している。

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# by thessalonike4 | 2008-01-09 23:30 | 福田政権・2008年総選挙
「クローズアップ現代」の特集「新マネー潮流」と榊原英資の解説
b0087409_12211610.jpg昨夜(1/7)放送されたNHK「クローズアップ現代」の経済特集『2008年 新マネー潮流』は面白かった。素晴らしい。こういう番組を見ていると、NHKは世界一の放送局ではないかと本当に誇らしく思えてくる。世界経済の今の現実をテレビの報道番組として制作したとき、あれ以上の中身を作れる放送局が世界にあるだろうか。構成が素晴らしい。制作は年末に短期に行っているが、重要な問題を殆ど漏れなくカバーしている。取材力が素晴らしい。米国、中東、中国、インド。70分で世界経済の動向が確実に頭に入る。まさに教科書。分かりやすい標準的な「2008年の世界経済」論であり、バイアスがかかっておらず、この番組は世界中の人に見てもらいたい。こういう経済番組はBBCでもABCでも決して作れないだろう。この番組の水準の高さは、見た人間なら誰でも了解できる。そして、NHKは公共放送であり、すなわち、これは日本の国民の知的水準の高さの証明なのだ。

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# by thessalonike4 | 2008-01-08 23:30 | 田中宇と世界金融経済
竹中平蔵の消費税増税反対論の策謀と森永卓郎の生活防衛論
b0087409_13475449.jpg先週末(1/5)の日本テレビ「ウェークアップ」に竹中平蔵が出演して、今年の経済と政局について解説を加えていた。普段はこの番組は全く見ない。おそらく五年以上見ていない。竹中平蔵が何を言うか聞くために久しぶりに見た。司会が変わっていた。日本テレビは、ずっと昔、もう二十年ほど前だが、日曜日の朝の報道番組「ザ・サンデー」に中村敦夫を起用していたことがあった。記憶の片隅にある番組の印象は、きわめて尖鋭的な性格で、市民の視線から政治と社会の現状を告発する批判精神が横溢したものだった。その「市民の視線から」というのは、決して一般的な意味ではなくて、中村敦夫の個性が濃厚に被さった「市民の視線」であった。当時から「読売系のテレビでここまで言っていいのだろうか」と不安に思いながら見ていたが、案の定、番組は長続きすることなく終わり、中村敦夫は「政治改革」の波乱の時期の政界に身を投じて行った。

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# by thessalonike4 | 2008-01-07 23:30 | 新自由主義と福祉国家
CHANGE - Time has come. I will be President for USA.
b0087409_1218444.jpgWe can see the reason so easily why he won the race of Democratic Presidential Campaign in IOWA on Jan 3. He got 38% votes in spite of a prior expectation of dead heat or disadvantage against Clinton who is the candidate of favorite. Because American want change. And it must be a big change. Maybe he is standing on the position of policy at the most left side stance among all of candidates for the presidency, such as insisting to improve the system of medical insurance and welfare pension in US. Going to be split seriously the gap between rich and poor and facing terrible crash of stock market, they want change and relief by charisma who can rebuild the reliable living of ordinary citizens and can build the safety net for middle class. It is very nice that young age are rushing and heating to change politics.  

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# by thessalonike4 | 2008-01-05 23:30 | 米国大統領選挙
2008年経済予想 - 原油50ドル、NY株1万ドル、東証8000円
b0087409_12582454.jpgNYの原油価格が100ドルを突破。今年の企業のトップの年頭訓示はこの話題で一色だろう。経営者団体の賀詞交換会の挨拶も、この問題でもちきりになるに違いない。一か月前に原油価格の崩落を断言した立場としては、予想が完全に外れた格好となり、面子丸潰れで、正直なところ忸怩と赤面の思いを隠せない。ロングレンジで原油動向を観察予測すれば、ダウントレンドは間違いないと現在でも確信しているが、87ドルまで下がったWTIの価格が12月下旬から再び上昇傾向に転じたときは、俄に首を捻ったし、100ドルの境界が突破された事実に対しては、率直に一か月前の見通しが甘かったと反省せざるを得ない。新聞は、朝日も日経も、ヘッジファンドの投機マネーが商品市場へ流入したことが原因であると書いている。これは従来からの見方と同じで、アナリストの全員が異口同音にする解説で、昨年8月から続いている金融市場から現物市場への資金移動のストーリーである。

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# by thessalonike4 | 2008-01-04 23:30 | 田中宇と世界金融経済
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