本と映画と政治の批評
by thessalonike4
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ガソリン国会と後期高齢者医療
新自由主義と福祉国家
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山口県光市母子殺害事件
福田政権・2008年総選挙
米国大統領選挙
田中宇と世界金融経済
イージス艦衝突事故
イスラエルのガザ侵攻
岩国市長選挙
防衛省疑獄事件
大連立協議と小沢辞任
民主党 ・ 2007年参院選
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NHKドラマ「海峡」 - 岡崎栄演出、ジェームス三木脚本の傑作
b0087409_13475556.jpgNHKドラマ『海峡』がとてもよかった。全三回ではもったいない。せっかく岡崎栄が演出して日韓現代史を描いたドラマを作るのだから、『大地の子』に準ずる規模の、全十回ほどの大型の企画と構成にして欲しかった。物語のテーマは十分にそれだけの内容を制作できる深さと広がりを持っている。うがった見方だが、岡崎栄が構想するドラマのスケールがとても大きくて、その構想力にジェームス三木の脚本やNHKの制作方針が追いつかなかったのかも知れない。岡崎栄は本当にいい作品を作る。見る者を感動させてくれる。このドラマはジェームス三木と岡崎栄の合作であり、ドラマの中に二人の創作の要素がある。第一話の釜山港の別れのシーン、第二話の佐世保港の別れのシーン、バックにさだまさしの主題歌が流れて感動を盛り上げる名場面は、まさに岡崎栄の手法であり、カメラの撮り方やセットの設え方が『大地の子』を彷彿させる。

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# by thessalonike4 | 2007-11-25 23:30 | その他
FRBのジレンマと基軸通貨崩壊 - 預言者田中宇のドル黙示録
b0087409_1518365.jpg東京では木枯らしが吹いて、街はすっかり冬色の表情になった。朝の陽射しが真横から顔にあたって眩しい。新聞やテレビに予算関連のニュースが増え、人の意識や関心もマクロなパースペクティブのものへと変わりつつある。昨日のNHKのテレビを見ていると、「7時のニュース」でサブプライム問題と原油高の報道があり、「クローズアップ現代」では外資系ファンドが日本の不良債権を二束三文で買い漁って濡れ手に粟の大儲けをしている実情が映し出されていた。ゴールドマンサックス社が経営破綻した全国のゴルフ場を買い集め、現在の日本のゴルフ場の経営王になっている事実も報道された。なるほど、これで社員の冬のボーナス6700万円が出るのかと頷かされる番組だった。日本の働く貧困層の生きる希望と夢を摘み取り、その無数の嘆きと涙の雫が絞り集められ、一万円札の巨大な塊となってハゲタカの胃袋にのみこまれてゆく。 

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# by thessalonike4 | 2007-11-22 23:30 | 田中宇と世界金融経済
信用収縮は原油バブルをクラッシュさせる - 住宅・石油・中国
b0087409_15332943.jpg住宅ローンの債権を証券化して債券(金融商品)にして売る。サブプライムローンのクラッシュの問題については、ここが理解の入り口で、われわれはそこで逡巡して立ち止まる。住宅資金について銀行からの借入と返済だけの単純な循環でしか思いつかないわれわれは、その債権と債務がさらに別の金融商品に化けて市場で流通する図を容易には想像できない。が、例えばその債券を買う立場になったと考えてみて、金融会社から値上がりと高利回りを宣伝されれば、昔のNTT株のように飛びつく心理になるのだろう。住宅ローン債権を組み込んだ金融商品が売れるためには、住宅ローンの契約がどんどん増え、そこに資金が大量流入するという前提が必要なはずで、すなわち住宅購入の需要が押し上がり、さらに住宅価格が高騰して、購入者が転売しても債務を返済できるという条件があったから、その金融商品が売買できたのに違いない。

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# by thessalonike4 | 2007-11-21 23:30 | 田中宇と世界金融経済
構想と設計は自らの手で - 田中宇の国際金融論の刺激と覚醒
b0087409_1348251.jpgパキスタン情勢について情報を得ようとして、田中宇のサイトを覗いたら、パキスタン関係の最新記事はなかったが、そのかわりに国際金融経済の興味深い記事が溢れていて、夢中になって読んでしまった。面白い。重要な情報をよく押さえているし、読みやすくてわかりやすい。田中宇に対する評価と印象がさらに変わった。彼はインプルーブしている。昔はこんなに経済通の人ではなかった。今の記事は、知識も視角も、明らかにエコノミストの水準にリーチしている。それから、文章がシュアでステイブルになった。以前は記事の筆致に若干の飛躍が見られ、論理展開の不慣れさと若さが感じられたものだった。最近の記事はそれがない。構成がきちんとできていて、段落ごとに情報とメッセージがビシッと纏まって議論されている。エコノミクスのインテリジェンスに裏付けられたジャーナリズムになっている。私はこういうものを読みたい。

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# by thessalonike4 | 2007-11-20 23:30 | 田中宇と世界金融経済
パキスタン親米政権の動揺と米国の途方 - テロとの戦いの黄昏
b0087409_15541263.jpg先週末、福田首相を迎えたワシントンは、きっと日本の問題どころではなかったはずで、ホワイトハウスの首脳たちの関心事はパキスタン情勢一色だったはずだ。おそらく米国のメディアも最近のトップニュースはパキスタン問題だろう。風雲急を告げるパキスタン情勢の行方は、新テロ特措法とも密接な関係がある重大な問題のはずだが、日本国内ではメディアがあまり高い関心を寄せようとしない。米国はネグロポンテを3日間現地に張り付かせた。本当なら、NHKは道傳愛子を現地に張り付かせて、刻一刻の情勢の変化を「7時のニュース」で詳しく報道するべきだし、昔の「ニュースステーション」であれば、駐在員からの現地報告を毎晩必ず放送していただろう。ムシャラフやブットへのインタビューは、今この瞬間に必要なニュースコンテンツであり、それが撮れれば、世界中の放送局から映像提供のオーダーが殺到するに違いない。

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# by thessalonike4 | 2007-11-19 23:30 | 田中宇と世界金融経済
教祖を信じよ、リベラル派なら - 小沢一郎のインタビュー記事
b0087409_13421184.jpg今朝(11/16)の朝日新聞に小沢一郎のインタビュー記事が載っていた。ご覧になられた方も多いと思うが、「政治判断、今でも正しい」という見出しが打たれている。インタビューの中から具体的に言葉を抜き出すと、「一連の経過の総括と今後の政権戦略は」と記者が質問したのに対して、小沢一郎は、「政治判断は今でも正しいと思っている。選挙で勝てる最大の方策だ。だが、みんながそれを望まないというんだから、その方法は捨てる以外ない。残念だけど」と答えている。大連立協議は誤りだったとか、国民に対する裏切り行為だったなどという言葉は一言も出ていない。反省や後悔の心境は露ほども見せていない。大連立が失敗に終わったことを「残念だ」と言っている。小沢一郎の頭の中では大連立は今でも正しい政治判断であり、それに賛同しなかった役員会の連中の方が政治に無知で未熟だという認識なのである。

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# by thessalonike4 | 2007-11-16 23:30 | 大連立協議と小沢辞任
われわれは何をなすべきか - 想像力と設計図 - 質問への回答
b0087409_14534337.jpg数日前に、それでは私たちはどのような投票行動を起こせばよいのかという質問があった。その質問に答えたい。まず、今は選挙の一週間前でも二週間前の時点でもないということである。その前提が大事だ。慎重居士の福田首相は議席を減らす可能性のある博打は簡単には打って来ない。解散するときは、確実に自民党の勝利を確保できて、さらに参院の与野党逆転を解消できる戦略的展望を掴んだときに初めて賽子を振る。福田首相は小泉純一郎とは違う。タイマンを張る侠客政治ではなく、話し合いで巧妙に着実に戦略の歩を進める。新テロ特措法は、福田首相は半ば諦めている気配があり、成立させるときは必ず民主党と協議修正した上で共同提出に持ち込もうとするだろう。少なくとも、この法案と心中して、下野のリスクのある解散のギャンブルを選ぶとは思えない。福田首相の新テロ特措法は小泉前首相の郵政民営化と同じではない。

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# by thessalonike4 | 2007-11-15 23:30 | 大連立協議と小沢辞任
イデオロギー恐怖症を超えて - 自民党に勝利した経験から
b0087409_14323528.jpg小沢一郎が代表から離れて菅直人が代表になれば、民主党全体が左に傾いて選挙で農村の保守票が取れなくなるという危惧や懸念は、私から見るとあまりにイデオロギー神経過敏症の政治認識であり、イデオロギー恐怖症の態度に過ぎるように思われる。そこまでシンボルのイデオロギー性を重視するなら、投票行動におけるイデオロギーの介在を決定的な要素と見て対応を考えるのなら、左色の菅直人ではなくて無色透明の岡田克也を代表に据えればよかろう。岡田克也は04年の参院選を党首として戦って、小泉自民党に勝利した選挙実績を持っている。さらに言えば、左色だからと敬遠される菅直人は、03年の衆院選で党首として小泉自民党と戦い、比例の得票と議席で自民党を凌駕した実績を持っている。このときは全国の無党派層が菅民主党に流れた。選挙におけるイデオロギーの影響は年を追うごとに小さくなっていて、それが勝敗を分ける決定的な要素だとは現在では言えない。

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# by thessalonike4 | 2007-11-14 23:30 | 大連立協議と小沢辞任
小沢一郎の政治実績とイデオロギー表象 - 観念倒錯の由来
b0087409_14312762.jpg民主党の代表がなぜ小沢一郎でなければいけないのか、なぜ他の政治家では駄目なのか。いわゆる小沢信者の中には、政治のイロハを全く理解できてないプリミティブなレベルの人間が多いけれど、そうではなくて、これまでの日本政治の経験や現実の状況を配慮し熟考した上で、敢えて小沢一郎以外に民主党の代表として期待を託せる人物はいないと考えている者もいるだろう。その動機の中身や判断の根拠は何だろうか。その一つの解として挙げられるのが、イデオロギーのバランスの問題ではないかと私には思われる。具体的に言えば、代表の小沢一郎が失態を演じて辞表を出したのだから、当然、代表代行である菅直人が党首の職を引き継ぎ、国会閉幕後に代表選をやればよいはずである。そもそも代表代行とはそういうポストだし、菅直人は昨年の代表選にも立候補して小沢一郎と党首の座を争った党内No.2の実力者である。

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# by thessalonike4 | 2007-11-13 23:30 | 大連立協議と小沢辞任
二項対立の選択脅迫と既成事実への屈服 - 現実主義の陥穽
b0087409_12521847.jpg昨日(11/11)の朝日新聞(4面オピニオン)に姜尚中と山口二郎の対談記事が載っていた。姜尚中は「大連立はある種の詐欺だ」と小沢一郎を批判し、山口二郎も「小沢さんのもとで総選挙を戦おうとしても、党内は疑心暗鬼だろうし、プッツンする人が次の首相候補と言われても国民も困ると思う。この体制で政権交代を起こすのは難しいだろう」と言っている。一方、ネットの中には相変わらずファナティックな小沢一神教の信者がいて、小沢一郎を擁護する政治宣伝の連呼を鳴り止めようとしない。彼らが繰り出す脅し文句の一つは、これは野党と野党支持者を分裂させようとする自民党の策略であり、したがって小沢一郎を批判することは反自民勢力を分断させようとする自民党の謀略に乗せられることにあり、自民党の策謀に嵌められたくなかったら小沢批判の口を慎めというものである。この台詞はどこかで聞いたような覚えがある。

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# by thessalonike4 | 2007-11-12 23:30 | 大連立協議と小沢辞任
六本木慰労会の夜は更けて - 枢密院と闇将軍の小沢政治
b0087409_1321752.jpg大連立協議の真相は依然として藪の中だが、ネットの中では小沢信者による渡辺恒雄糾弾のボルテージが上がっている。彼らの主張では、連立協議を持ちかけた渡辺恒雄こそが諸悪の根源の悪魔であり、連立協議に応じた小沢一郎には何の罪も責任もないらしい。不思議な言い分だが、信者にはそれが真理で正論になる。小沢一郎は11/7の代表復帰会見で、記者から「仲介役は読売新聞の渡辺恒雄氏か」と訊かれたが、「具体的な名前は私の口からは言えない」と答えた。小沢一郎の口からは渡辺恒雄の名前は出ていない。なぜ小沢一郎は渡辺恒雄だと言わなかったのか、その理由を考えようとする人間は一人もいない。小沢一郎は渡辺恒雄をかばっているのである。なぜかばうのか。かばう意味があるからだ。それは、次に会う機会があるからである。次があるから、今は互いに黙っているのだ。

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# by thessalonike4 | 2007-11-10 23:30 | 大連立協議と小沢辞任
代表を替える以外に民主党の信頼回復と政権交代の道はない
b0087409_12242667.jpg今回の連立騒動で「民主党の結束が固まった」とか、「党内が引き締められた」などと言う声がいまだに一部にある。何を根拠にそのような見方が出て来るのだろう。報道の取材を受けていた民主党の若手議員たちは、みな例外なく苦渋の表情を浮かべていた。党を動揺させる動きをしてはいけないから組織の決定には従う。しかし今回の小沢代表と民主党の動きは国民に対して説明のしようがない。所属議員の立場と国民代表の立場、その二つの立場の葛藤の中で困惑している様子がよく見えた。彼らは週末は地元に帰って支援者の前で説明をしなくてはいけない。民主党への支持を訴えなくてはいけない。その席で地元民たちの声を聞き、質問に答えなくてはいけない。きっと、「代表を替えないと選挙を戦えないよ」と言われるだろう。彼らは立往生して、弁解にならない弁解を言うしかないだろう。気の毒だ。

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# by thessalonike4 | 2007-11-09 23:30 | 大連立協議と小沢辞任
政策協議から政策連立への裏道 - ボジョレー・ヌーボーの政治
b0087409_1351932.jpg今日の朝日(11/8)の社説には、「党首が示した大戦略が党内の総スカンを食って否定され、自ら辞めると宣言したのだから、本来なら新たに代表を選び直して再出発するのが筋だったろう。だが、民主党は党の総意で小沢氏を引き留めた。この党を支持してきた有権者の落胆は大きいと覚悟すべきだ」 とある。この警句は、何日か後に世論調査結果となって証明されることになるだろう。「今回の小沢代表の連立協議をめぐる辞任劇と再登板をどう評価しますか」という質問への回答が出る。そして民主党への支持率も出る。民主党に厳しい結果が出るに違いない。その結果は、昨日の両院議員総会で仙谷由人が放った小沢一郎批判の声を党内で勢いづけ、小沢執行部の求心力をさらに低下させ、国民の小沢民主党への期待を萎靡させてゆくことになるだろう。内部の亀裂と動揺が大きくなり、昨年4月からそれなりに纏まっていた党の結束体制が崩れる。機に乗じて動くのは、まず前原誠司。                   

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# by thessalonike4 | 2007-11-08 23:30 | 大連立協議と小沢辞任
小沢一郎のビヘイビア・モデル - 左右信者のカルトと倒錯
b0087409_1540256.jpg酷暑の選挙戦のさなか、投票日まで一週間を切った頃、街頭で長妻昭が演説するのを聴く機会があった。小柄で細身、顔が小さく、テレビで見るのと全く同じジェントルマンの風貌。テレビと同じということは、菅直人や小泉純一郎のように街頭演説を派手に盛り上げる演出弁論はなくて、年金問題をコツコツと丁寧に正確に聴衆に訴える地味な演説だった。生真面目で誠実な性格の印象が際立った。「私も議員になる前はサラリーマンをしてまして、毎日、満員電車で通勤していました」と言っていた。今やっと調べてみたら、何と 「日本電気株式会社入社、汎用コンピューターの営業」とある。意外。不覚。立派。 これは全然知らなかった。田町へ通っていたのか。ACOSの営業..!!。そして「日経BPに途中入社」とある。本当に普通のサラリーマンだ。素晴らしい。その後、どういう経緯があって国会議員になったのだろう。

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# by thessalonike4 | 2007-11-07 23:30 | 大連立協議と小沢辞任
民主党は小沢一郎への慰留をやめよ - 新代表は長妻昭に
b0087409_1524268.jpg私たちは民主党の議員でも党員でも支援者でもない。民主党の関係者であれば、例えば、次の選挙で民主党議員になる立場の人間であれば、現在の民主党の執行部や役員会の方針を支持し、その方向で世論を説得しようとするだろう。小沢一郎慰留の正当性を言い、小沢一郎が党代表でなければ次の衆院選で勝てないと訴え、小沢一郎の錯誤と失態を、本人ではなく誰かのせいにして、懸命に弁護するだろう。昨夜の山岡賢次のように、見苦しい詭弁を駆使して、公衆に向かって小沢一郎擁護の論陣を張るだろう。立場としてそれが当然だ。だけれども、私たちは民主党とは何の関係もない市民である。民主党とは何の利害も縁由もないはずの人間たちが、山岡賢次と同じかそれ以上に荒唐無稽で根拠不明な陰謀論の類を並べたて、小沢一郎の代理人になって口角泡を飛ばしているのは何故だろうか。

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# by thessalonike4 | 2007-11-06 23:30 | 大連立協議と小沢辞任
小沢一郎の策動と詭弁と - 朝日新聞も森田実も決別宣言へ
b0087409_1127998.jpg現時点で情勢はまだ流動的でどう転ぶか分からない。朝日新聞の朝刊を読んだかぎりでは代表辞任で確定の方向だが、毎日新聞の記事では党執行部と小沢一郎の間で代表留任の条件闘争が続いている感がある。昨日の辞任会見でも、小沢一郎は「執行部をはじめ同僚議員に進退を委ねた」と言っている。辞任を確定させてこれで終わりという表現ではなく、含みを残している。役員会が恒久法成立と連立協議を受け入れれば、代表復帰もあり得るという含意が読み取れる。要するに小沢一郎が目論んでいるのは、党内で小沢支持の声を少しでも多く上げさせて、あわよくば恒久法と連立協議の路線に党の多数を妥協させるか、あるいは自分と一緒に党を出る仲間を一人でも多く集めようということだろう。毎日の記事では、西岡武夫が小沢一郎に同調して役員会批判をしている。昨夜のNHKでは渡部恒三が小沢支持の発言をしていた。   (下に新聞社説一覧紹介)

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# by thessalonike4 | 2007-11-05 11:30 | 大連立協議と小沢辞任
国民との公約の反故 - 有権者はなぜ契約破棄に怒らないのか
b0087409_14235894.jpg大連立の騒動がなければ、この週末の政治番組は福田政権の手詰まりが大きく前面に出された報道内容になっていた。また、政府税調が来年度答申で「消費税増税」を盛り込むことが確実となったニュースも取り上げられ、各番組で議論されて視聴者の関心を喚起していたことだろう。それから、鳩山邦夫の不適切なテロリスト発言が話題にされ、閣僚の資質に疑問の声が上げられていただろう。今度の大連立協議のハプニングによって日本の政治の空気は一変してしまった感がする。窮地に追い詰められていたのは自民党だったはずだが、民主党も同じほど混乱と瓦解の危機に立たされた印象がある。まず、諦めムードだった新テロ特措法が息を吹き返した。これまで世論の賛否が拮抗していたのが、守屋武昌の証人喚問があり、特捜の手が政治家に伸び、補給艦の航海日誌の改竄事実が明るみに出る最悪の局面に及んで、新聞とNHKも今国会での衆院再議決困難の観測で論調を一致させていた。 

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# by thessalonike4 | 2007-11-04 23:30 | 大連立協議と小沢辞任
小沢一郎の欺瞞と裏切り - オポチュニズムの政治と大連立協議
b0087409_14253978.jpg本屋の店頭に辺見庸の新刊 『たんば色の覚書』 が並べ置かれていて、手にとって読んでいると、その中のエッセイに面白い内容が書かれていた。資本主義の最終段階においては、資本は人間の労働力ではなくて意識を収奪の対象にする。誰かの詩人の議論の紹介だったが、いつものように辺見庸の省察の鋭さがあり、そして辺見庸の勉強熱心に感心させられる。資本が人間の意識を収奪する段階。その説明に用いられたわれわれの現実は次のようなものだった。すなわち、自民党の政権公約コピーも、民主党の政権公約コピーも、どちらも同じ広告代理店が商売で作ったものであり、党首や幹部は自分の政治理念など言葉として露ほども持っておらず、広告代理店が党本部に商品納入したコピーを政治家の言葉として軽く吐く。民主党を支持する国民は、広告代理店が作った商品の自民党批判コピートークを頭で受け入れ、民主党に一票入れる。

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# by thessalonike4 | 2007-11-03 23:30 | 大連立協議と小沢辞任
高知新聞は社説を - 県民集会、県議会決議、国会法務委質問
b0087409_13201877.jpg高知県の白バイ事故の冤罪事件について、高裁判決翌日の10/30にテレビ朝日が『スーパーモーニング』で大々的に報道し、また夕方の『Jチャンネル』でもフォローがあり、このニュースは全国津々浦々の人々に周知されるところとなった。テレビ朝日の報道は、瀬戸内海放送の検証報道の材料をパーツに使い、メッセージも瀬戸内海放送の冤罪告発のジャーナリズムをそのまま引き継いだものである。瀬戸内海放送のキー局がテレビ朝日で、大昔の話になるが、私はこの瀬戸内海放送のチャンネルで、キャンディーズがコケティッシュにレギュラー出演するバラエティ番組を下宿仲間と毎週楽しく見ていた。テレビ朝日などというキー局が東京にあるのをそのとき初めて知った。瀬戸内海放送はテレビ朝日のキー系列局の中では古株に属しているはずだ。『スーパーモーニング』には鳥越俊太郎が鎮座し、落合恵子まで出演していて、すなわち発せられたコメントに過不足なく、事件を紹介し解説するテレビ報道として「これで決まり」の感がある。

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# by thessalonike4 | 2007-11-02 23:30 | その他
党首会談の解読 - 消費税増税の断行、政策連立、消費税選挙
b0087409_14134132.jpg昨日(10/30)、電撃的に行われた福田首相と小沢代表の党首会談の裏を読み解く。最初に結論を言うと、これは消費税増税の合意をとるために福田政権が持ちかけたものである。新テロ特措法の協議というのは口実で、マスコミ報道用のカムフラージュに過ぎない。目的は消費税だ。新テロ特措法を断念するから消費税増税で合意してくれという取引を持ちかけた。福田首相は新テロ特措法については、すでに成立困難で見通しを固めている。11月の訪米は新テロ特措法の不首尾の陳謝と弁解、そして来年度の米軍再編予算の詰めの協議のためであり、ブッシュ政権もそのアジェンダで了承しており、自衛隊によるインド洋の補給は来年のリソースから外している。新テロ特措法は死に体の政治案件であり、だからこそ、取引の材料に使えるのである。鳩山由紀夫が言うとおり、確かに福田政権は追い詰められている。

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# by thessalonike4 | 2007-10-31 23:30 | 大連立協議と小沢辞任
次の喚問は宮崎元伸の召還を - 久間章生と秋山直紀の癒着
b0087409_13334585.jpg昨日(10/29)の守屋証人喚問に関して、一部のマスコミも含めて、特に大きな成果はなかったとする評があるが、それは事実認識として必ずしも正確ではない。成果はそれなりにあった。便宜供与の件について、守屋武昌は全面否定の答弁を崩さなかったが、それでも三点ほど小さな収穫は残った。第一に、CXエンジンをGE社製に決定した03年8月の装備審査会議の議長を務めていた事実を認めさせたこと。第二に、昨年12月にGE社の幹部と事務次官室で面会したとき、その場に、山田洋行を退社して日本ミライズ社を設立した宮崎元伸を同席させていた事実を認めさせたこと。第三に、山田洋行が1億円を超える水増し請求をした際に、それを不問に付す決定に関与した疑惑の言質を引き出したことである。この答弁を引き出したのは民主党の川内博史で、水増し請求に関しては事前に別の元防衛庁職員からの証言の裏を取っているように見えた。

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# by thessalonike4 | 2007-10-30 23:30 | 防衛省疑獄事件
春野町で起きた交通事故の冤罪事件 - サライの国へのユニゾン
b0087409_140259.jpg10/23と10/27の『きっこのブログ』に高知県で起きた白バイとスクールバスの交通事故をめぐる冤罪事件の記事がある。一週間前にたまたま10/23の記事を見て、ブログもフォローの記事を入れようかどうか悩んでいた。悩んだ理由は、こうして問題を取り上げた理由とそのまま直結するのだが、あまりに身辺に生々しく関わりすぎる問題だったからである。ブログの活動を3年間続けてきたが、プライベートな領域は完全に無色透明化して情報発信するのがブログの作法であり矜持でもあった。今回、その禁を破ることになる。事故と事件の概要は『きっこのブログ』や冤罪被害者を支援するブログの『冤罪事件進行中』を読んでいただきたいが、この事件が起きた国道56号線の現場は、私の高校時代の通学路で、自宅と学校のほぼ中間地点の場所になる。学校はそこからバスで15分ほど行った先にあり、宇治十帖の古文や宦官の世界史の授業もその学校の教室で受けた。

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# by thessalonike4 | 2007-10-29 23:30 | その他
防衛省疑惑と辺野古基地利権 - 小池百合子を証人喚問せよ
b0087409_18424518.jpg10/29の証人喚問を控えて、防衛省疑惑事件も徐々に佳境を迎えつつある。朝日新聞もようやく社会面に記事が出るようになり、10/27(土)の朝刊では、やっと「(東京地検が)元専務を立件へ」の見出しが打たれた。容疑は山田洋行の宮崎元伸が米国の子会社から1億円を不正に引き出した業務上横領。これまで新聞紙面に出たものだけを拾っても、本丸である贈賄の前に特別背任やら業務上横領やら不正会計やらがあって、宮崎元伸は起訴されるときにいくつ公訴事実と罪名を並べられるかわからない。まさに防衛疑惑の総合商社。そして同じ朝日新聞の社会面には、いよいよ真打ち登場と言うか、「元専務、久間元防衛相と会食」の小見出しも踊った。同日夜のNHKの7時のニュースでは、記者が久間章生を取材して「(宮崎元伸との)会食は大臣規範違反ではないか」と直撃質問する映像が放送された。この前日の10/25(金)から、スポーツ紙を含むマスコミが一斉に久間章生の疑惑報道を解禁した。

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# by thessalonike4 | 2007-10-28 23:30 | 防衛省疑獄事件
「何となく軽い支持」の勝利 - 防衛省疑惑の入り口で少し道草
b0087409_16524813.jpg一昨夜、田中康夫代表から電話があり、初めて直接に声を聞く機会を得た。テレビで聞く声と同じだったが、しっかり落ち着いた響きがあり、発する言葉の輪郭が明瞭で、重量感があり、聞き取りやすく、それが非常に印象的だった。途中からやはり早口になり、単位時間あたりの情報量は多くなったが、それでも話が逸れたり曖昧にはならない。考えてみれば、現職の国会議員と直接に会話したのは、これが最初の体験だ。国会議員の候補者とは何十回も何十時間も飽きずに議論したことがあるけれど (笑) 。 確かに、私は有名人の公党党首からメールや電話をもらって舞い上がっているのかも知れない。そうではないとは言わない。だが、田中康夫は単なる有名人やテレビタレントではなくて、私が「華麗なる内閣」で経済産業大臣と国土交通大臣に指名した政治的実力者である。

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# by thessalonike4 | 2007-10-26 23:30 | 防衛省疑獄事件
浜四津代表代行へのお願い - 公明党は新テロ特措法に反対を
b0087409_19195634.jpg浜四津代表代行、こんにちは。 早速で恐縮ですが、政府が衆院に提出した「新テロ対策特別措置法案」に対して、公明党が反対の立場をとられるよう市民の一人としてお願いします。今国会最大の争点である新テロ特措法案は、約一ヶ月にわたって延々と議論され、国民の間でも賛否を二分している状態ですが、当初から問題視されてきた給油先の疑惑について政府は国民に納得できる答弁を示しておらず、今後も給油した石油がイラク戦争に転用されるのではないかという疑念を払拭できていません。空母キティホークへの給油量が80万ガロンから20万ガロンに改竄された理由について、政府から十分な説明を受けたと思っている国民は一人もいないでしょう。さらに、海自の補給艦の航海日誌が破棄されていた問題に至っては、政府と自衛隊による悪質な隠蔽工作の疑いが強く、単なる偶然の事故や過失であるとは到底信じられません。


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# by thessalonike4 | 2007-10-24 23:30 | 福田政権・2008年総選挙
田中康夫代表からの激励メール - 防衛省不正疑惑を追及せよ
b0087409_16425353.jpg昨日、新党日本の田中康夫代表からメールが届き、防衛省の不正疑惑追及の記事について激励と助言を頂戴した。代表は以前からブログをご覧になられていると言う。これは私にとっては大きなニュースで、感動と緊張の両方が錯綜して、公開の記事の中でどう気持ちを表現すればよいのか戸惑う。メールをもらった事実を書くべきかどうか少し躊躇ったが、私の中ではこれは慶事であるから、素直に喜んで公表することにした。何と言っても彼のメディア批評は昔から抜群のセンスがあり、多忙な中で彼が関心を持って読んだり見たりしている情報(コンテンツ)は見逃せないものが多く、それに対する批評には立ち止まって目を通さざるを得ない。簡単に無視できない。先日の『フラガール』もそうだった。田中康夫のメッセージは常に気になる。中身も表現も気になる。そういう批評家は今の日本では少ない。

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# by thessalonike4 | 2007-10-23 23:30 | 防衛省疑獄事件
朝日新聞1面とNHK7時のニュースを埋め続ける守屋疑惑報道
b0087409_20464615.jpg守屋前次官の疑惑問題について先週末の報道の流れを整理すると、朝日新聞は10/19 (金)から10/21(日)まで三日連続一面トップで守屋問題を報じてきた。皮切りの10/19は接待ゴルフ疑惑、10/20は日本ミライズの資金繰り援助の口利き疑惑と寿司屋写真、10/21は図解入りでのCXエンジン調達に関わる日本ミライズへの随意契約指示疑惑。本日(10/22)の朝刊もトップではないが、娘の米国留学に宮崎元伸が推薦状を書いた問題の記事が一面下に大きく載っている。一方、NHKの7時のニュースでは、金曜日にトップニュースでゴルフ接待と飲食供与の疑惑が大きく報じられた後、土曜日はトップから二番目の扱いでCXエンジン調達をめぐる問題の構図が朝日新聞と同じく図解表示で説明され、昨夜の日曜日は守屋武昌を自宅前で直撃取材して撮ったインタビュー映像が放送された。

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# by thessalonike4 | 2007-10-22 23:30 | 防衛省疑獄事件
宮崎元伸の逮捕、守屋武昌の喚問と逮捕、給油新法の不成立
b0087409_1623298.jpg昨日(10/19)マスコミで一斉に報じられた守屋前防衛次官の接待ゴルフの問題は、これから大きな疑獄事件へと発展することが予想される。一昨年の耐震強度偽装事件とか、昨年のライブドア事件と同じような大きな膨らみを持った社会的政治的事件として世間の注目を集め続けることだろう。おそらく守屋武昌は収賄で逮捕される。山田洋行の元専務の宮崎元伸も贈賄で逮捕されるだろう。宮崎元伸の名前はマスコミにはまだ出ていないが、ブログでは先行して公表する。東京地検が最初にリークした形から今後の事件の展開を予想すると、まず宮崎元伸が週明けに特別背任で逮捕される。特別背任の中身は、産経新聞が詳しく報じているが、昨年6月に山田洋行を退職して日本ミライズ社を設立した宮崎元伸が、在職中に不正な会計支出をして会社に損害を与えたというものである。

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# by thessalonike4 | 2007-10-20 23:30 | 防衛省疑獄事件
フェリス女学院三田村雅子の源氏物語講義 - 幻想の宇治十帖
b0087409_2113020.jpg秋が深まり、フェリス女学院大学の三田村先生の源氏物語の講義を聴きたい気分になった。もうかれこれ十年以上も前になるが、NHK教育の深夜番組『古典への招待』で三田村先生が源氏を講義しているのを見て、すっかりその面白さに引き込まれた記憶がある。眠い目をこすりながら集中して見ていた。記憶では、その後も二度ほど源氏物語を講義し、一度だけ枕草子をやったように覚えている。三田村先生の源氏物語は絶品だった。ETVの番組で、これまで源氏やその他の古典について講義を聴いたことがあるが、中身は基本的に高校の授業で習ったものと変わりなかった。つまり原文解釈であり、古文の言葉の一つ一つを追いかけて全体の意味を明らかにし、余った時間で作者や作品や関係する歴史上の人物のエピソードを加えて、講義時間を纏めるプレーンな形式だった。

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# by thessalonike4 | 2007-10-15 23:30 | その他
仙台の八重洲書房と知識人の共同体 - 堀田善衛を読んだ頃
b0087409_15355830.jpg仙台の駅前、丸光百貨店(当時)の裏通りに八重洲書房という本屋があり、私がこれまで出会った書店の中で最高の店だった。日本一の書店。仙台はいつでも素敵な町だけれど、八重洲書房がなくなったことで、私の中では町の価値が半減してしまった。ネットの中を検索すると、やはり、ありし日を懐かしむ声や閉店を惜しむ声が散在している。八重洲書房に初めて出会ったのは、今から23年前のことだった。それから10年後には店はすでに町から姿を消していた。駅から近くて便利なこともあったが、仕事で仙台を訪れた際は必ず立ち寄って、一時間ほどを店の中で過ごしていた。仙台へ出張する最大の楽しみが八重洲書房だった。人は人生の中でどうしても失いたくないものがある。しかし、人が生きて行くということは、失いたくないものを一つ一つ失って行くということでもある。

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# by thessalonike4 | 2007-10-14 23:30 | その他
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