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by thessalonike4
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田中康夫代表からの激励メール - 防衛省不正疑惑を追及せよ
b0087409_16425353.jpg昨日、新党日本の田中康夫代表からメールが届き、防衛省の不正疑惑追及の記事について激励と助言を頂戴した。代表は以前からブログをご覧になられていると言う。これは私にとっては大きなニュースで、感動と緊張の両方が錯綜して、公開の記事の中でどう気持ちを表現すればよいのか戸惑う。メールをもらった事実を書くべきかどうか少し躊躇ったが、私の中ではこれは慶事であるから、素直に喜んで公表することにした。何と言っても彼のメディア批評は昔から抜群のセンスがあり、多忙な中で彼が関心を持って読んだり見たりしている情報(コンテンツ)は見逃せないものが多く、それに対する批評には立ち止まって目を通さざるを得ない。簡単に無視できない。先日の『フラガール』もそうだった。田中康夫のメッセージは常に気になる。中身も表現も気になる。そういう批評家は今の日本では少ない。



b0087409_1643387.jpg立花隆くらいだろうか。立花隆が解説する政治事件や社会事件の記事はやはり気になる。以前と較べて迫力や鋭さはすっかり薄れたし、問題の核心を外す場合も多くなり、やや緊張感のない東大OB様になってしまったのは事実だが、それでも立花隆が何を言い何を書くかは気になる。ハズレでも気になる。今回のような大きな疑獄事件の解説には立花隆の眼識と分析力が必要であり、立花隆と筑紫哲也が報道番組で対談して事件の構造と本質を読み解くジャーナリズムが必要である。魚住昭や斉藤貴男が往年の立花隆のように活躍することが必要だ。日本にジャーナリストがいなくなったとは思わないが、活躍できる場が少なくなった。雑誌記者であった立花隆は、新聞記事の裏側に何があるかを察知して暴露することができた。リクルート事件、佐川急便事件、その暴露の解説が立花隆の真骨頂だった。

b0087409_16432470.jpg田中康夫のメディア批評には、常に情報の送り手の裏を見る視点があり、資本の論理に首まで漬かって蠢いている軽薄な業界人の姿が見える。自身が同じ業界の浴槽に裸になって漬かりながら、漬かったまま業界の奴隷になって生きている業界人に皮肉と冷笑を浴びせる。そういう批判精神がある。そして、その批判精神を日本の大衆社会のモードで巧く合理化できないかと表現の模索を繰り返している。展望している実質は明らかに市民社会の地平に違いないが、現状を批判する言葉と説得する表現に社会科学の要素を入れない。それを周到に排除して、逆に業界を欲望する現代日本の大衆心理の側に乗りながら業界を衝く。そうして大衆の支持を掴んでいる。ミイラになるミイラ取りになりそうで、なかなかそうならない。テレビや新聞や雑誌で仕事をしている人間は、職を失うまいとして業界に阿る。電通と自民党政権に阿る。

b0087409_1643103.jpg私は「華麗なる内閣」の記事で田中康夫を経済産業大臣と国土交通大臣に指名した。この「華麗なる内閣」の司令塔は、言うまでもなく内橋克人である。小泉政権における竹中平蔵の役割を内橋克人が受け持つ。政策のアーキテクチャは彼がデザインしスペシファイする。目標は新自由主義の撲滅と国民生活の再建、中産階級の復活。司令塔は内橋克人だが、副総理格は厚生労働大臣の菅直人である。この内閣で、すなわち今後の日本の政府で最も重要なのは厚生労働行政であり、政府とは今や厚生労働省そのものである。どれほど小さな政府でもいいが、厚生労働省は大きく大きくなくてはいけない。そして菅直人に次ぐ政府内序列No.3が田中康夫で、田中康夫には産業政策をやってもらいたい。21世紀、これから日本人は何を作り何を売って世界の中で生きていくのか。その構想を描ける指導者は、私には田中康夫しか思いつかない。

b0087409_16435215.jpgブログが社会的に意味のある存在になり、社会の中で地歩を築いて行くには、こういう契機が必要なのだと私は思う。ブログはサブカルではないし、サブカル的存在で終わらせてはいけない。個人のストレス発散や溜息の集積で終わらせてはならず、そのレベルで自己規定して止まってはならない。社会を動かす能力を持ち、政治を変える潜在力を持った言論機関にならなくてはならない。そうした方向性を目指してレベルを上げなくてはいけない。マスコミをリプレイスして世論を作る言論能力を持たなくてはいけない。マスコミに恐れられる強力な存在にならなくてはならない。『世に倦む日日』は、そういうブログのモデルを目指す。それは、そういうモデルが必要だからだ。ブログ左翼から誹謗中傷の唾を吐かれようが、ネット右翼から揶揄罵倒の石を投げられようが、必要なものは必要だ。我々の前には労働組合もなければ市民運動もない。その市民がどうやって政治を変えるのか。

ブログのパースペクティブを広げること。誰かがそれをやらなきゃいけない。それと、この機会に併せてブログの読者にご紹介しておきたいが、あの「華麗なる内閣」の記事を上げた直後、天木直人氏のご子息から熱いメールを頂戴した。私にとっては大きな事件だった。お父上から「あの記事を見たか」と言われてお読みになられたということだった。そのメールが本当に感動的な文章で、読みながら胸が詰まってどうしようもなかった。よいご子息をお持ちでお父上は幸せである。よいお父上をお持ちでご子息は幸せである。必ず、必ず、この国の外務大臣になっていただく。諸外国のメディアに「ミスター9」のニックネームで呼ばせる。

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by thessalonike4 | 2007-10-23 23:30 | 防衛省疑獄事件
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